新小1の将来の夢と、親の就かせたい職業
化学メーカーのクラレは、今春小学1年生になる子どもと親を対象に「将来就きたい職業」「就かせたい職業」の調査を実施、その結果を4日に発表した。子どもが将来就きたい職業1位は、調査開始以来20年連続で男の子は「スポーツ選手」で20.5%、女の子は「ケーキ屋・パン屋」が29.1%となった。
男の子1位となった「スポーツ選手」の内訳は、サッカー選手が54.9%で最多、次いで野球選手が24.1%。次いで、2位には警察官が12.5%、3位は消防・レスキュー隊が7.8%と続いた。6位の研究者は前年度比1.1ポイント増の4.6%、7位の医師は前年度比1.3ポイント増の4.5%で、いずれも過去最高の比率。ユーチューバーは1.4%で15位にランクインし、初めて20位以内に入った。
女の子1位の「ケーキ屋・パン屋」の内訳は、「ケーキ屋」「パティシエ」が84.6%を占めた。2位は芸能人・歌手・モデルが9.3%、3位は看護師が6.8%、5位の医師は4.6%と過去最高の比率に。8位「美容師」は前年度比1.4ポイント増の3.6%、14位「美容関係」は昨年から0.9ポイント増の1.5%で、特に「美容関係」は3年ぶりの20位以内となった。主婦は昨年17位と上位20位以内に入っていたが、今年はランキング圏外だった。
また、親の「就かせたい職業」では、男の子の親1位は「公務員」で22.3%、2位は「医師」が前年度比1.4ポイント増の10.4%、3位は「スポーツ選手」が過去最低の比率の8.5%だった。女の子の親1位は「看護師」が21.1%、2位は「公務員」が10.6%、3位は「薬剤師」が9.9%となり、医療系が上位を独占した。
今回の調査対象は4月に小学校に入学する子ども4000人(男女各2000人)と、その親4000人。尚、子どもの調査は1999年から2018年まで通算20回目、親の調査は1992年から2018年まで通算27回目となる。
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