こんにちは、新大阪でヒプノセラピーサロン「海の森」を運営している仁泉彩です。
今、Yahoo検索で「ヒプノセラピー」と入力すると、「ヒプノセラピー 危険」と最初に表示されます。みなさんが一番関心のあるキーワードなんですね。記事を読むと、実際にヒプノセラピーで被害にあった話も載っています。 同業者として「いたずらに目にした人の恐怖心を煽るキーワードだな」と思わないでもありませんが、、
ただ私も昔に初めてヒプノセラピーを受けようとしていた時は受ける前にとても怖かったのを覚えています。今日はその「ヒプノセラピーは危険で怖い」の話。
1.ヒプノセラピーの怖いイメージ
1-1 催眠によって
ヒプノセラピーによって、次のような危険な結果が考えられます。
・潜在意識をこじ開けられ、めちゃくちゃにされる。
・パンドラの箱を開けるが如く、たくさんの封印していた記憶やトラウマが
襲いかかってきて、精神的に廃人にされる。
・セラピー後、心の傷をあけたまま放置される。
・自分自身でインナーチャイルドとアクセスできる世界に行けると信じていたが失敗した。
・一つでも忘れていた記憶を剥き出しにされ、家族をはじめ全てを否定された。原因を改善するどころではなかった。
つまり、潜在意識を開けるだけ開けて、不安で立ち直れない。こうしたケースを列挙しているだけで、そうとう「怖い話」です。
私なんかは心理セラピーを自分でやっているくらいなので、心は相当に繊細(言わば過敏)です。上記を想像するだけで「そんなセラピーには行ってはだめ」と思いますね。なのでこのコラムによって同じ感情を持つ皆様の理解が深まればなと思っています。
1-2 他に例えると
少し不謹慎ですが、これをメンタルでなく
ボティワーク(エステ)や禁煙セラピーに例えると
・ピーリングで不要な角質を除去すると説明されたが、皮膚が剥け過ぎてヒリヒリが続いている。
・顔に美容液パック等を受けたが、肌に合わずただれて炎症してしまった。
・造顔マッサージにより、顔の形が一部変形し、悩みがある。
・禁煙による変化を望んだが、通りいっぺんの健康の案内で変化もなかった。
・器具を購入していつもお金だけ出し、意識も解決しなかった。
・癒し系セラピストとHPに書いておきながら、聞く能力もなかった。
といった、被害に現実は近いかなと思います。
プロのボディワークサロンに効果を期待し行って、まさか被害に会うとは誰も想像しませんし、違う!取りかえしがつかないじゃない!って、それは同じ大問題です。
2.受けた人の実数
では実際にどのくらいの割合で「危険なヒプノセラピー」を受けた人がいるか
2-1 大阪でサロン「海の森」に来店した人の話
「海の森」仁泉がお客様から聞いた話です。
その1 10年以上前に、梅田の駅前第3ビルに入っていたサロン(名称は聞きましたが忘れました)もう閉店されて存在していないみたいです。男性セラピストで4-5万円/回 だったそう。えらく高圧的で、(薄気味悪く)怖い者だった。やはりやめようとしたが「今日しかチャンスはない」「私にしかできない」と言われ、催眠を受けた。感情的に暗示に入れようとしてきて不愉快感とトラウマしか残らなかった。セラピストによる理解がなく、その方は「なんだったんだ、あれは(!)」と繰り返し言われていました。
その2 大阪市街中のヒプノセラピーサロンで
有名なサロンです。女性セラピストの方。2016年頃。「中途半端のままセラピーを終わられて、その後に女性セラピストにキツイことを言われて、「ヒプノセラピーってこういうものなの?」というやるせない気持ちが数か月続いた」という女性。前世療法だったそうです。
<その1>は、話を聞いただけなので、私仁泉は評価する権利もありませんが、悪徳商法か自己満足で始めた店だったのな、といった悪い印象がありました。もしそうだったのなら、やはり簡単にはあってはならない例です。
<その2>は「相性の問題」と感じます。
やはり、そのサロンに行ってみないと分からないし、セラピーを受けてみないと分かりません。実は私、仁泉も行ったことあります。*私は力のあるよいセラピーをしていただきました。前世ではなかったですが、ゆったりとした効果的なプロの大切な仕事だったこと紹介させていただきます。
前世療法の分野はやや技術に依るかと思いますが、良心的なサロンでも、相性や方法によっては上記のような事が起こる可能性はあります。(クライアントの心構えについては後述します)
その3 仲間内ヒプノセラピストでも「危ないヒプノセラピー」の話はあまり聞かない。
よって、私聞いた内容では「危険」とまでは言えない
2-2 私、仁泉が体験した「危ないヒプノセラピー」
実はこれからが本当の読んでいただきたい内容です。
① 私は仕事柄、他店のセラピーにはよく受けに行きますが、正直に言うと、有料セラピーで怖い目にあった経験はありません。(理由をあえて言うなら)
・「そうとう吟味してセラピストを選ぶ」
・「セラピストに依存しない」
を心掛けているからだと思います。(これも同様に後述します)
② ただ、別のセラピスト練習生の練習台になったときに、「危ないヒプノセラピー」を体験しました。
→その内容は
・ヒプノセラピーの講座講習を受け、練習中の女性の練習台になった。
・事前ヒアリング→リラックス催眠誘導→核心の部分に順調に進んでいた。
・退行催眠の核心部分で、私仁泉がパスッと両親トラウマ部分に入ってしまい、
・練習台だったので、心の準備が出来ていなかった私仁泉はセラピー中に簡単に七転八倒した。
・監督のヒプノセラピー講師も同席していたのですが、セラピー中は止めてくれなかった(涙)。
・それは何故か(涙)。練習がメインとはいえ、クライアント役の心も守ってくれよ(涙)
・ちゃんとクローズされず、退行の後4、5日は心がザワついて、居心地悪かったです。
・親のトラウマが苦しみっぱなし。(シャレにならない)
(この経験は私の「気を付けなければいけないパターン」として大切に勉強させていただきました)
妙な暗示文を入れられなかったことも幸いしました。
・今でも、この時の事を思い出すと、「あれはかなり危ない状態だった」と冷や汗ものです。
やはり、私は素人のヒプノは怖いと結論づけます。
3.どんなルームを選べばよいのか
3-1 前提は「自己の責任」と考える
ミもフタもない言い方ですが、最初に断っておきたいのは、「自己責任」だということ。言い換えれば「自分の勘が大事」です。これは人生の中で他でも使える知識です。
限りある中で、そのセラピストを選んだのは「自分だ」って感覚を持つこと。そうすれば、相手(セラピスト)にコントロールされません。 そして、結果にもコントロールされません。良いものも全て自分のものになります。
品物の購入に例えるとわかりやすいかもしれません。みなさんは数十年生きてきた中で、購入の過去の経験によるデータベースがある訳です。例えばパン好きな方は、今までパンを購入し食べてきた経験が数多くあります。なので、
・パン屋の店の中の雰囲気
・パンの外見
・パンの価格帯
を見ただけで、そのお店のパンの程度や味が想像できる言える。「知る」「データベース化」が完了しているのです。そのくらい、パン好きさんはパンに関係したことはセンサーが発達しているわけです。
なので、心理セラピーのサロンを選ぶ時も同様です。あなたが数十年生きてきた中で蓄積したデータベースを活用して選んでください。
まず
・ホームページを見る。
・セラピストのメッセージを読む。
・セラピストのブログを読む。特に最近の記事を。
・個人の感想文、体験談を探す。嘘がないかチェックする。
・ルームの価格帯をチェックする。
これらから、自分で「よさそう」なところを見つけてください。
ちなみに、「よさそう」なところがなければ、ヒプノセラピーを受けない方がよいです。過去の自分の利用からも、そう提言します。もしくは、地域を変えて探してみる。多少アクセスが悪いとわかっていても仕方がない。京都でなければ大阪で、大阪でなければ神戸で。
あなたのセンサーがどこにも反応しないのなら、
・ヒプノセラピーでない別の心理セラピー・ヒーリングかもしれない。
・言葉による心理カウンセリング
・NLP心理セラピー
・ゲシュタルト療法
・シータヒーリング など
こんな風に、とことんまで探してみる。その自己責任が「危ないセラピー」を避けます。
3-2 と言っても、「やはり選ぶ基準がほしい」と言われる方へ
参考までに以下、仁泉が考える選ぶ基準です。
その1 開業の実績が同じ長いサロン・セラピスト
実績に勝るものはありませんこの心理セラピーの仕事を続けるのには、そうとうなエネルギーが必要です。好きで、かつ向いていないとできません。
なので私は「実績が長いところ・多いところ」をまずおすすめします。最低、3年以上。3年続けていれば立派。ただ、開業していても毎日セラピーを行っているとは限らず、情報の公開義務はないので、事前チェックは難しいですが..本や書籍など出版されていたら、すごい方です。(仁泉予想)
HPは実績がなくてもサイトを立ち上げれますが、本は実績がないと書けません。その方なりの「答え」「知っている・知らない事」「料金に対する注意」「生きるテーマ」「家族についてどんな読みをしているか」「どんな人達が相談に来られるか」「得な内容」が公開されています。ま、最近は記事代行ライターに依頼する手もあるので、ご当人が書いておられるとは限りませんが、、、。それを言い出すときりがないですね。。
その2 そのセラピストに情熱を感じれるか
ホームページのメッセージから、その人固有の情熱を感じれるか。そして、実際に会ったときにも十分チェックしてください。セラピストの言葉や態度からチェック。人間の「怪しさ」「頼りなさ」を感じないか。
その3 適正な価格のサロン
ヒプノセラピーの適正価格はいくら位でしょうか?
現在の平均価格(2016年-2017年) 仁泉調べ
※あくまでも仁泉が調査したお金の平均値です
・関東 28,000円-35,000円 /セッション
関東平均 29,000円 /セッション
・大阪 10,000円-30,000円 /セッション
大阪平均 17,000円 /セッション
※条件。。初回スタンダードなコースの場合
あくまで平均値段ですが、上を参考にしていただければと思います。
上記内であれば、まあ適正な値段。もしこれよりずば抜けて高ければ、下記の理由が考えられます。
・とても質の高いセラピー、少なくともセラピスト自身はその価格が適正だと認識している。
・来店人数を少なくして、お客様1人単価を上げている。
(そうするとセッションの純度が上がる法?)
・来店人数が少ないので、お客様1人単価を上げている。
3-3資格が多数なセラピストの是非
ヒプノセラピー・催眠療法に関してはたくさんの講座や資格があります。資格を持っている事は本当に意味があります。
代表的なものでも
・NGH:米国催眠士協会の公認認定ヒプノセラピスト
・ABH:米国催眠療法協会の「ABH認定ヒプノセラピスト資格」
・国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト
・米国催眠士協会認定セラピスト
・米国アルケミー催眠協会認定セラピスト
などがあります。
(クライアントにとってのメリット)
・資格セラピストは、基礎がしっかりしている(はず)なので安心安全です。
・セラピーで何か起こった場合の苦情先がある、ということ。
(クライアントにとってのデメリット)
・資格セラピストは、テクニックに頼りやすく指導の先生の枠を出ない。
(もちろん、枠を出たセラピストが業界で残るのですが)
・セラピー中の判断も然り。
・教えれらたスクール指導の先生による。
業界内で私仁泉も資格修了の場に何度か立ち合いましたが、「え!そんなので認定していいの!?」って内心驚いたこと複数回です。
講師・先生も(商売なので)、がんばって、どんどん卒業生を実数で増やそうとします。
しかしたぶん、みなさんが考えているほど認定は厳しくないです。認定に超厳しい先生の講座卒業なら安心です。(しかし事前に調べるのは難しいです)
※特に大阪で個人的に信頼している先生が何人かいらっしゃいますので、海の森に来ていただければご案内いたしますよ。
3-4 総論・まとめ
以上を参考にして、あなたのヒプノセラピストを探してください。ヒプノセラピー「海の森」仁泉(にいずみ)がおすすめする、危険じゃないヒプノセラピーサロンの選び方でした。