きっかけは読者から寄せられた一通のツイートだった。
はてなブログでもきっての読者数を誇る著名ブロガーのらくからちゃ (id:lacucaracha)さんが何気なく放ったこのツイートに我々調査班は色めき立った。
ミッドタウン（Midtown）は「都心」を意味する英語であり、六本木駅近くにあった東京ミッドタウンがこれまでは東京の中心であったと言えるだろう。
しかし、東京ミッドタウン日比谷ができた今、東京の真の中心はどこにあるのだろうか？
その謎を明らかにすべく我々はアマゾンの奥地へ向かった。
東京に二つのミッドタウン、真の中心は何処
東京ミッドタウン
東京ミッドタウンが港区赤坂にオープンしたのは2007年3月のこと。住所地は赤坂だが、多くの人にとっては六本木にあるイメージだろう。ザ・リッツ・カールトン東京、サントリー美術館、東京ミッドタウン・クリニックなどの施設やファッションブランド店、有名レストランも多く入る複合商業施設である。皆様もデートスポットとして利用されたことがあるかもしれない。
もともとここは防衛庁本庁檜町庁舎があった場所で、国防の中枢と考えれば東京ミッドタウンが東京の中心であったと言っても過言ではないだろう。
東京の中心は人の心を狂わせるらしく、某大物芸能人がここ東京ミッドタウンで深夜に全裸になり奇声を発するという事件が起こったのも記憶に新しいところである。
東京ミッドタウン日比谷
11年の長きにわたって東京の中心として君臨してきた、その東京ミッドタウンの地位を揺るがすべく去る2018年3月29日にオープンしたのが東京ミッドタウン日比谷である
日比谷公園のほど近く、日比谷三井ビルディング（旧三井銀行本店）と三信ビルディングの跡地を再開発し建設された。日比谷はもともと映画の街として知られており、ミッドタウン日比谷にもTOHOシネマズ日比谷が入っている。
東京ミッドタウン日比谷が開業したことで、東京には二つの中心が生まれてしまった。それでは一体どこが真の東京の中心になるのだろうか。
六本木と日比谷の中点が東京の中心では？我々調査班がそこで見たものとは？
東京にミッドタウンが二つあるのであれば、その中点が東京の真の中心と言えるのではないかと我々調査班は考えた。
そこで我々が向かったのが、ウェブサービスの集GO!!である。
集GO!!は地図上の任意の２点（もしくはそれ以上）から等距離にある場所を見つけてくれるサービスである。
我々は集GO!!の検索窓に東京ミッドタウンの住所（東京都港区赤坂9-7-1）と東京ミッドタウン日比谷の住所（東京都千代田区有楽町1-1-2）を入力し、「集合場所を探す」のボタンをクリックした。
こちらがその結果が表示された画面である。
地図上に描かれた二つの円、それぞれの中心が二つのミッドタウンである。その二つの円が重なる濃いピンク色に彩られた部分。
徐々に拡大していくと。。。
そこに我々調査班が見たものは！
在日米国大使館
なんと、東京ミッドタウン日比谷の開業によって、東京の中心が在日米国大使館に遷移してしまったのである。
これは合衆国政府の陰謀、いや、秘密結社フリーメイスン、あるいはイルミナティの陰謀だろうか。
これは、我々調査班としても由々しき事態と考えた。
そして東京の中心を取り戻すべく、我々調査班はある作戦を決行することにした。
東京の中心は皇居であるべきだ！東京に第三のミッドタウンを建立せよ！
第２のミッドタウンによって遷移してしまった東京の中心を移すには、第３のミッドタウンを建立するしかない。そして東京の真の中心にふさわしい場所は皇居であると我々調査班は考えた。
皇居を東京の中心とするため、第３新ミッドタウンの建立予定地を探すべく、我々調査班は再びアマゾンの奥地へ向かった。
ミッドタウン三角の中心に皇居を
すでにある二つのミッドタウン、六本木と日比谷、そして第３のミッドタウンを結ぶ三角形を考え、その中心*1に皇居が来るような位置に第３ミッドタウンを建立すべきである。
我々調査班は、任意の点を重心とする三角形を作図する方法を探るべくGoogle神のご託宣を乞うたのであった。
検索結果に表示されたこちらのサイトを我々は訪れることにした。
こちらのサイトによれば、任意の点Gを重心とする三角形の作図方法は以下の通りである（筆者やや加筆）。
- 重心Gの外側に線分ABを引く
- 線分ABの中点Mをとる
- MとGを結ぶ
- MG：GC＝１：２になる点Cをとる
- Gを重心とする△ABCができる
今回の場合は、皇居が重心G、東京ミッドタウンが点A、東京ミッドタウン日比谷が点Bとなる。線分ABの中点Mは先ほど見た通り在日米国大使館である。
すなわち、在日米国大使館から皇居へ線を引き、その延長上、距離２の位置に第３ミッドタウンを建立すれば良いわけだ。
第３ミッドタウン建立予定地に我々調査班が見たものは！
まずは米国大使館と皇居を直線で結ぶ。
その直線を延長して、距離２の位置にあったものとは！
東京大学
そこに我々調査班が見たものは、日本が誇る最高学府、東京大学だった。
東京ミッドタウン三角
東京大学キャンパス内に第３ミッドタウンを建立した場合に地図上に描かれる三角、名付けて東京ミッドタウン三角を見てみよう。
ご覧の通り三角形の中心に皇居があることが見て取れる。
我々の作戦は大成功を収めたと言えるだろう。
結語：東京大学に第３東京ミッドタウンを建立せよ！
東京大学キャンパス内に第３東京ミッドタウン、すなわち
東京ミッドタウン本郷
を建立することによって、東京の真の中心を皇居に遷移することができるというのが我々調査班が導き出した結論である。
これにて我々調査班の報告を終了とする。
では
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*1:三角形には5つの心があるが、今回は便宜上重心を中心とする
