Googleなし、賞金なし。それでも続くLunar XPRIZEコンテスト
Image: Mopic/Shutterstock

Googleなし、賞金なし。それでも続くLunar XPRIZEコンテスト

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月への道は続くよ、どこまでも。

XPRIZE財団が運営する、月面無人探査を競う初の民間コンテストLunar XPRIZE。月に無人探査機を送り、500m以上走行させ、地球にデータを送るというレース内容で、世界から多くのチームがチャレンジしていました。Google(グーグル)がスポンサーとして活動してきましたが、何度か数回締め切りが延長されたのち、期限内(2018年3月31日)にゴール達成できるチームなしとして、Googleがスポンサー降板を発表。しかし、Xプライズ財団は諦めません。このレースは続行されることがわかりました。

Googleはスポンサーを降りてしまったけれど、レース自体は続ける。4月5日、XPRIZE財団が、自身のホームページにて宣言しました。ただし、2007年スタートから今まで、3000万ドルの資金を提供してきたGoogleが抜けたことで、コンテスト優勝賞金だった2000万ドルは一旦白紙に。財団は、これから数ヶ月かけて新たなパートナー=スポンサーを探していくと語っているので、状況しだいでは、賞金が復活する可能性もあるようです。財団いわく、企業やベンチャーキャピタルなどから、今まで3億ドルの資金提供を受けてきたということなので、スポンサー探しもすんなりいくかも…。

コンテストには、日本からも公式スポンサーのKDDIをはじめJALやJAXAがサポーターとなったチームHAKUTOが参加しており、最終フェーズまで進んだ5チームのひとつです。


Image: Mopic/Shutterstock
Source: XPrize via BGR

(そうこ)