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ホーランドウェステルダム号で初めてのクルーズ旅行初めての船旅今まで陸の旅行しかしてこなかった私ですが、先日テレビを見ている時にたまたまクルーズの番組を見たことがきっかけで船旅をしたいと思うようになりました。
私が参加したのは9月のアラスカですが、運航シーズンの終わりということもありかなり安かったです。クルーズ旅行は豪華で、旅費もかなり高価になるというイメージだったのですが、かなり安いコースがたくさんあり、自分で鉄道や飛行機を利用していろいろな場所をまわるよりも断然得だということに非常に驚きました。
今回選んだ船はシアトルを発着するホーランドウェステルダム号。出港が16時だったので、前日にシアトルに到着するよう日本を出発しました。シアトル空港到着後、ダウンタウンまではリンクライトレールというモノレールを使っていきました。なんと空港からダウンタウンまでで一人たったの$2.75でした。電車内もある程度綺麗でしたのでお勧めです。シアトルダウンタウン到着後は、真っ先にパイクプレースマーケットへ行きました。どうしても見たかったのはスターバックス1号店。初日からお土産をたくさん買ってしまいました。その後は夜景を眺め、ホテルに戻り就寝。
ボンボヤージュ!翌朝は早起きをしてシアトルのダウンタウン散歩をしました。食事を済ませた後にホテルからタクシーでクルーズターミナルへ。ダウンタウンから走る事五分ほどで窓の外には大きな船が2隻見えてきました。真っ白でスタイリッシュなプリンセスクルーズの船と、紺と白のコントラストがカッコいいホーランドウェステルダム号が港に停泊しており、それを見た瞬間にワクワク感が一層強まりました。
港に着いてチェックインをしましたが、英語の壁にぶつかる事は無くスムーズに手続きが終わりました。いざ船内に入り、荷物を部屋に置いた後は船内探検へ。他の船会社のパンフレットで見た他船はもっと明るく騒がしいイメージがありましたが、ウェステルダム号のレッドカーペットや金色の装飾品やマーメイドの彫刻は船全体を落ち着いた雰囲気にしているように感じました。出港の時間には甲板にたくさん人が出ており、シアトルの景色を見ながら、みんなで「ボンボヤージュ!」と叫びました。そんなこんなで船内をウロウロしていると、直ぐに食事の時間になりました。初めての船内の食事はもちろんメインダイニングでと決めていたので、ビスタダイニングへ。食事はフルコースで、前菜、スープ、メインはそれぞれいくつか種類が用意されており選べるようになっていました。この船には日本人コーディネーターの方が乗船していたので、食事のメニューも日本語で用意されており、選ぶのにかなり時間が掛かってしまいました。ここで注意したいのは、ホーランドではお水が有料のものと、無料のものの2種類あるということです。そして、欲張りにも注意!!たくさん頼んでも、一つずつボリュームがあるので食べきれませんでした。(笑)本当に、ホーランドアメリカの食事は美味しかったです。
2日目この日は終日航海日。船はかなり揺れました。船の中で知り合った日本の方はかなり具合が悪そうにされておりましたのでそれを見て私自身も船旅を選ぶ上でシーズンというものを気に掛けることが重要だと痛感しました。この後、更に痛感する出来事があったのですが、なんとシトカへの寄港が中止に。これも海が荒れている為で、安全運航をすすめる為には不可欠の判断とのこと。楽しみにしていたのに・・・残念。
この日は朝食をメインダイニングで、昼食をリドデッキのビュッフェで取りました。朝食は日本食があったので興味本位でそれを選びましたが、結果は・・・・仰天。。味噌汁にニンニクと海苔が入っているのを見てびっくりしてしまいました。(笑)昼食は私の大好きなオムレツは好きな具を入れることができ、最高でした。
3日目この日は元々ジュノーへ行くはずでしたが、シトカに行かなくなったのでスケジュールが変わりケチカンへ。窓から見える朝靄の先に町が見えて感動しました。寝ている間に違う町に着いているのは本当に船旅の醍醐味だと感じる瞬間でもありました。
ケチカンでは寄港地観光には参加せず自分で町を散策。町はかなり小さいので、自分で歩いてどこへでも行けました。この時期は鮭が産卵期を向かえ上流に上るということで、川では大量の鮭を見ることができました。ケチカンは1年を通してほとんど雨が降っているという話のとおり、この日も途中で雨降りに。港に並ぶ地元の観光ツアーに参加してサックスマンヴィレッジという場所にあるトーテムポールの公園に行きたかったのですが、70ドル近くして断念してしまいました。次は船会社のエクスカーションを利用したい。 4日目いよいよ、グレーシャーベイ国立公園へ。朝からワクワクが止まらず朝食はリドデッキで窓側の席をキープし窓から見える美しい自然の景色を見続けていました。10時頃に一つ目の氷河へ。穴場スポットがリドデッキの先端にあると事前情報を手に入れていたので、そこでスタンバイ。確かにほとんど人がいなく、上層階だったので人を気にせず綺麗な写真をたくさん撮る事が出来ました。ただ、さすがアラスカ、寒い。周りの外国人は皆手袋に帽子を着用していました。フード付きのダウンジャケットを着ていた私は耳が凍ることを防ぎましたが、手はかなり冷えてしまいました。
グレーシャーベイ国立公園は海がエメレルドグリーンで、空気は澄んでいてとにかく気持ちいい場所ですので、その中で氷河を見れるというのは本当に特別な体験です。絶対にまたいつか戻りたいと思える場所でした。
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5日目
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この日は3日目に到着する予定だったジュノーに。ジュノーは私が楽しみにしていた寄港地で、有名なメンデンホール氷河を見に行くことが目的でした。メンデンホールは港から大体バスで20分ほど行った場所にあります。氷河の近くまで歩いて行ったが、横にあった滝と氷河の景色に圧倒されました。ここはアラスカクルーズではマストポイントです!
この日は終日航海日でした。今まで我慢してきたのですがお酒が大好きな私は朝からビールを頼み、プールサイドでゆっくり読書をしました。至福の時です。居眠りをするも良し、ハンバーガーを貰ってきて食べるも良し、ジャグジーに飛びこむのも良しです。
午後はいろいろなバーを巡り、シャンパン作り体験などもしました。ハッピーアワーの時間になると酒飲みでバーは溢れます。横にいる人たちや陽気なクルーと自然と会話が生まれ、すぐに仲良くなりました。これも船旅の醍醐味だと思います。
この日の夜はフォーマルナイトでした。プレミア客船ということもあり、男性はダークスーツに女性は綺麗なドレスやワンピース。船全体の雰囲気ががらっと変わった印象は受けましたが、カジュアルな方も多少いたのでそこまで気張る必要も無いかもしれません。
この日はついにカナダへ。前日までにカナダ入国までの書類をフロントに提出しなければなりません。ビクトリアはとても綺麗な町で、散歩するのには最適。気候も良く大好きな町になりました。
ブッチャードガーデンという四季を通じて様々な花が咲き乱れるという庭園に行きましたが、そこのサンクンガーデン(沈んだ庭)は幻想的で素敵でした。まるで不思議の国のアリスの世界に入ったような気分で巨大な庭園を歩くことができました。
ついにシアトルへ到着する日。下船の流れは事前にしっかりと教えてもらっていたのですが、かなり簡単。前日にスーツケースを部屋の外に出して、当日は港で難なくピックアップ。そこからまっすぐ進むと送迎バスを利用する方がたくさん集まっていました。毎日動き回っていたわけですがあまり疲れもたまっていませんでしたので、帰りもシアトルの街を観光しました。スペースニードルの真下まで行き、ショッピングを楽しんだ後に空港へ。ダウンタウンから空港へはタクシー代が40ドル+チップでした。
こうして終えた私の初めてのクルーズ旅行。アラスカクルーズは絶対いつか戻りたいが、その前にいろいろな航路に行ってみたいと思いました。次の候補には地中海もしくはカリブ海。オーストラリア&ニュージーランドでフィヨルドを見にいくのみいいかもしれない。と、今でもこんな具合に次の旅行が船旅になる前提でいろいろプランを頭の中で立ててしまっております。クルーズ最高!またすぐに行きます!
静岡在住 TS