戦闘ヘリの限界に挑む！

2005年、アフガンのヒンドゥークシ山脈の高地で、アメリカ海軍特殊部隊SEALがタリバンに待ち伏せ攻撃された。救出に向かった大型輸送ヘリコプター、チヌークは撃墜され、唯一生き残ったマーカス･ラッタレルはタリバンに追われることに。再び救出作戦が組まれ、改造されたブラックホーク2機がラッタレルの捜索に急行した。クルーの多くは民間の仕事に従事するボランティアだ。彼らは人生で最も危険な任務に飛び立った。

1982年、アルゼンチンがサウスジョージア島とフォークランド諸島に侵攻。イギリス軍は島奪還のためにヘリコプターを飛ばし、特殊部隊SASの隊員を氷河の頂上に下ろした。しかし隊員たちは激しい嵐にさらされ、救援に向かった2機のヘリコプターは墜落。10人のSAS隊員と2人の救援隊員が氷上に残された。任務失敗を受け、再び救出班が氷上に戻ったが、遭難者を全員乗せるだけのスペースがなかった。

1967年までのベトナムでは、若いパイロットの死傷率は歩兵の死傷率を上回っていた。中でも最も危険なミッションに就いたクルーがベトナムで当時を振り返る。深刻なパイロット不足のために、彼らは1年も訓練せずに戦地に送られ、東南アジアのジャングルや山中で戦った。トムは5回撃たれ、ラリーは2度負傷したのちに、重要な救出ミッションを遂行。飛行士にとっての最高の栄誉、空軍殊勲十字章を受勲した。

イラク上空で、英国海軍のヘリコプターがイラク軍戦車に発見され、攻撃を受け追われていた。リンクスは世界一の速度を誇るヘリコプターで対戦車用ミサイルを搭載しているが、パイロットから敵が見えないという欠点があった。一方、イラクの戦車隊の司令官は、地形をよく知る利点を生かし、どうリンクスを仕留めるか知っていた。100ミリ高射砲を積んだ戦車と対戦車ミサイルを搭載したヘリコプターが砂漠の決闘を繰り広げる。