旬のモサエビ料理を味わう 岩美で催しにぎわう
鳥取県岩美町の特産品グルメをPRしようと、モサエビのメニューを集めた「春のモサエビまつり」(同町商工会など主催)が25日、道の駅きなんせ岩美(同町新井)で開かれ、多くの来場者が旬の味覚を楽しんだ。
岩美町は特産品のうち八つの食材を「いわみ八宝」として売り出している。モサエビも八宝の一つで、3~5月が食べ頃。
会場のブースには、新鮮なモサエビを使ったにぎりずしや陶板焼き、モサエビの身をすりつぶした団子入りの汁などが並び、長蛇の列ができた。
岩美高の生徒が大阪の辻調理師専門学校のアドバイスを受けて考案した限定30食の「モサエビ丼」は、あっという間に完売する人気ぶりだった。
接客も担当した同校2年の竹内健太さん(17)は「ニンジンの葉やカボチャを使ってカラフルに仕上げた。自分たちが作った料理を喜んでもらえてうれしい」と笑顔を見せた。モサエビを堪能した松江市の高橋隆子さん(69)は「昔、鳥取の人に勧められてからやみつきになった。甘くてぷりぷりしておいしい」と喜んだ。(藤田和俊)