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平成18年3月20日(文科省)検定済みという手持ちの某社の地図帳を見てみた。 (台湾関係) 地形図を見ると、前にも書いたとおり、「台湾」との表記が黒色で付されており、その点、中国の他の島、例えば台湾に続いて中国第二の島たる海南島が「ハイナン(海南)島」と表記されているのと区別されていると言えば、区別されているが、国家であることを示す赤字では表記されていない。 また、日本と台湾、日本と韓国の間の海には、赤線がしかれているが、台湾と中国大陸の間には、いかなる線もしかれていない。現在、台湾当局が実効支配している福建省沿岸の金門島、馬祖島に関しても、大陸との間に何らの線も引かれておらず、他の中国の島々と同じ扱いである。 先に挙げた「世界の国々」というページを見ると、台湾は中国と全く同じ色で塗られており、「台湾島」どころか「台湾」との文字さえない。なお、このページはバチカン市国に至るまで、どんな小さな主権国家をも全て赤字で網羅している。 (日ロ国境関係) 地形図には、北海道と樺太の間、(日本が返還を要求している)北方4島の最北端たる択捉(えとろふ)島とそのすぐ北であるウルップ島との間に国境線を示す赤線が示してあると共に、樺太島の中央(北緯50度線)と千島列島最北端の占守(シュムシュ)島とカムチャッカ半島にも赤線が引いてあった。なお、地図表記を見る限り、日本政府は北方4島を千島列島には含めていないようである。 もっとも、「世界の国々」と各国が色分けされたページを見ると、上の千島列島と北海道・樺太間には国境線とおぼしき線が引いてあるが、南樺太は北半分と同じくロシアと同じ色で塗られており、ただ樺太を南北に分断して奇妙な白線が引いてあった。北方4島、千島列島に関しては、面積的に小さいこともあるが、海岸線を示す青色が圧倒し、何色で塗ってあるかは判別しない。 これを見ると、確かに日本で発行されている地図の大部分は、日本政府の法令?により、南樺太と千島列島(日本政府の見解では「北方領土」たる四島は含まない)を白色で表示しているのだが、某社地図帳を見ていると、南樺太をロシアと同じ色でぬったものでも検定を通過しているようである。 ちなみに、中華人民共和国発行の地図を見ると、台湾を自国領としているのは当然だが、日本が領有権を主張している北方四島に関しては、日本と同色で色分けしている。(つまり、日本の領有権主張を認めている)。 なお、台湾で発行されている地図の実物は見たことはないが、台湾は現在もなお、中国大陸全土を法律上「中華民国」とする「憲法」を変えておらず、台湾で発行されている地図を見ても、台湾と大陸との間に線引きが行われているとは思えない。おそらく、日本や中国の地図と同じように、大陸部も台湾部も同色で塗られており、ただ国号を中華人民共和国ではなく、「中華民国」と表示しているものと思われる。このように、「中華民国」という概念は、台湾の「法律」上は、決して台湾一島に限られるものではなく、大陸部含めた全中国を示す概念である。 |
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