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2013年 04月 07日
小谷野敦と與那覇潤がツイッター上で論争しているのを知ったが、つくづく不思議なのは、與那覇はなぜkscykscy氏による批判に沈黙しているのか、ということである。私見によれば、kscykscy氏による與那覇批判は、ほぼ壊滅的なものである。
歴史系「論壇」における知的頽廃――與那覇潤『中国化する日本』について(1) http://kscykscy.exblog.jp/18241381 歴史系「論壇」における知的頽廃――與那覇潤『中国化する日本』について(2) http://kscykscy.exblog.jp/18245740 歴史系「論壇」における知的頽廃――與那覇潤『中国化する日本』について(3) http://kscykscy.exblog.jp/18256640 歴史系「論壇」における知的頽廃――與那覇潤『中国化する日本』について(4) http://kscykscy.exblog.jp/18276305/ 歴史系「論壇」における知的頽廃――與那覇潤『中国化する日本』について(5) http://kscykscy.exblog.jp/18280962 與那覇は、ツイッター上で、他人からのささいな疑問にも答えているようである。批判があからさまに無内容なものならば無視するのも分かるが、kscykscy氏による批判が、與那覇の本を読みこんだ上でのものであり、引用等に関する批判手続きの観点からも瑕疵が見られないものであることは明らかであり、與那覇が沈黙しているのは極めて奇妙である。與那覇本人だけではなく、與那覇や與那覇の本を称賛する人々も、私見の範囲ではkscykscy氏による批判について言及しているものはない。一体どうなっているのだろうか?これは、<佐藤優現象>を加担・推進してきたリベラル・左派が、それに関して説明責任を何ら果たそうとしてこなかったこと、およびリベラル・左派の人間がそうした不作為を黙認してきた現象と、非常に似ているように思われる。 ただ、私は與那覇が持て囃されること自体はそれなりに面白く見ている。<佐藤優現象>と異なり、ただちにそれは日本の政治・社会に関する(言論)状況に対して悪影響を及ぼすものではない一方、與那覇に引っ掛かることによって、その人物のメッキが剥がれていくからである。 歴史学者の桃木至朗が、 「今の日本(の惨状)を歴史的に理解したい方にオススメの怪作、与那覇潤「中国化する日本」(文藝春秋)。歴史学はこういうふうに使える。」 https://twitter.com/Momokidclang/status/216400296807645185 などと褒めていたのにも笑ったし、朝鮮史研究者の宮嶋博史が好意的らしいのにも、前から私は宮嶋は胡散臭く、宮嶋が朝鮮史のアカデミズムで「権威」と持ち上げられていること自体が壮大な茶番なんじゃないかと思っていたので、なかなか示唆的だった。 また、さらに奇妙なことに、在日朝鮮人の中でもこの『中国化する日本』を絶賛する人間を散見した。 例えば、金明秀は、『中国化する日本』を下のリンク先のように称賛している。 http://twilog.org/han_org/search?word=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC&ao=a また、講談社の編集者であるRadomyslskyこと韓西満(偽名)も、ツイッターで、 「與那覇潤『中国化する日本』面白い!。(読了間近でギックリ腰で文字なんかもう目に入らないけど) これは、タイトルでスルーすると損。(沖縄から見た日本史と考えれば当たり前といえば当たり前なのか?)」などと発言している。 http://yomiowatter.blogspot.jp/2012/01/2012-01-01-137-box.html 彼らをはじめ、與那覇の本や與那覇を褒めている在日朝鮮人は、kscykscy氏の批判の主な論点がまさしく朝鮮と植民地支配認識の問題に関わっている以上、どのように考えているか、公的に説明すべきであろう。 ツイッターをやっている人間は、與那覇に対して、kscykscy氏の批判に応答するよう働きかけてはどうだろうか。なにせ與那覇は、木村幹先生に「正に、スター誕生!、っていう感じ。」とまで持ち上げられている人物であるから、答えられないから逃げている、ということではまさかないはずだからである。 ■
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by kollwitz2000
| 2013-04-07 23:00
| 日本社会
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