欧州製の新型2階建てバス、夜行高速バスに初投入 輸送力1.6倍 車内も「夜行仕様」(写真20枚)
欧州製の新型2階建てバス「アストロメガ」が、夜行高速バスに初めて導入されます。トイレや乗務員用仮眠室があるなど、車内は「夜行仕様」に。輸送力は従来車両のおよそ1.6倍という新型2階建て車両は、夜行バスをどう変えるのでしょうか。
最も乗車率が高い夜行路線に導入
全国で高速バス「ジャムジャムライナー」を運行するジャムジャムエクスプレス(東京都江戸川区)が、夜行高速バスに新型の2階建て車両を導入。2018年4月20日(金)から東京ディズニー・シー(TDS)・東京駅~大阪・神戸間の夜行便として毎日運行します。
導入車両は、欧州製の2階建て車両「アストロメガ」2台です。エンジンはスウェーデンのスカニア製、車体はベルギーのバンホール製で、この2社と日本のはとバスが共同開発し2016年に発表されたもの。はとバスなどで観光バスとして導入されていますが、高速バスを含む乗合バスとしては、3月29日(木)から京成バスが「有楽町シャトル」(東京駅鍛冶橋駐車場~成田空港)に国内で初めて導入したばかりです。そして今回、ジャムジャムエクスプレスが初めて、夜行高速バスとしてこの車両を導入します。
「TDS・東京駅~大阪・神戸線は、当社で最も乗車率の高い路線です。輸送効率を向上させ、高い需要に応えるためにも2階建てバスを導入しました」(ジャムジャムエクスプレス 社長室長 仲田芳一さん)
座席は4列シート(通路をはさんで2列+2列配置)で、2階が49席、1階が10席の計59席です。各座席の足下にはフットレストが付いているほか、電子機器の充電用USBポートも完備。1階にはトイレも設置されています。また、長距離運行に備え、運転席のとなりには乗務員用の仮眠室があり、ふたりで乗務するドライバーのひとりが運行中にそこで仮眠をとります。
ジャムジャムエクスプレス 代表取締役の北村宣彦さんは、「2年ほど前に初めてスカニアさんからこの車両を提案されたときは、夜行バスへの投入は難しいものでした。座席数の問題、トイレや仮眠室の設置など、夜行バスに必要な設備の課題をひとつずつ解決していきました」と振り返ります。
運行をサポートする先進安全装置も充実しています。車線逸脱・ふらつき防止警報装置、電子制御式安全走行プログラム、障害物検知ソナー、衝突被害軽減ブレーキなど、「現在バスで採用されているものはほとんど備わっている」(北村さん)とのこと。トランスミッションは、スカニアだけが採用しているという12段式AMT(機械式AT)で、走行中に最適なギアが自動で選択されます。下り坂が連続するところで一定の速度で巡航する「降坂コントロール」も、この車両ならではの技術で、ドライバーの負担を軽減するそうです。
この会社、女性専用車にほぼ同じダイヤに男女兼用の続行を運行してない違法会社だよな?
よく輸送効率などと言う言葉が出てきたもんだな
まあ日本向けに車枠を縮小した仕様のようだからAMTやシャシの剛性など短期間では頭をもたげない不具合もあるでしょうよ
4列か…
長さ13.5mは日本では厳しいだろうが、
モデルとなった車両の幅2.55m、高さ4mという大きさ自体はクリア出来る道路も多いと思う。
そもそも、定員が多い事から首都圏から関西圏等の大都市圏間に使われるだろうし、そうなると、新東名や新名神利用になると思います。
雇用の規制緩和する前に、こちらの規制緩和をしても良いと思います。
さてJRバス各社、どう出てくるか。