観光スポット・金魚電話ボックスが撤去へ
4月5日(木) 18時45分

 電話ボックスの中で金魚が泳ぐようすがユニークだと話題を呼んでいる大和郡山市の「金魚電話ボックス」。観光スポットとして知名度が上がってきたなか、撤去されることになりました。

「大和郡山市の柳町商店街にやってきました 撤去されることが決まった「金魚電話ボックス」が、こちらです SNSなどを中心に人気が広まり、観光スポットとなっています」

 「金魚電話ボックス」は2011年に京都造形芸術大学の学生が電話ボックスに金魚を泳がす作品を制作。その後、大和郡山市内のアートチームが使用した電話ボックスを再利用し、商店街が管理してきました。ユニークな姿が話題を呼びいまでは多くの人が訪れるスポットとなりました。

「さみしいね 観光の1つの目玉になってたからなくなるのはすごいさみしいなって思いました」
「最後に見に来ておこうと思って シンボルみたいな形になってるんでなくなるのはさみしい感じしますね」

 撤去に至った背景にあるのは「著作権」です。福島県の現代美術作家、山本伸樹さんが自身が1998年に発表した作品に非常に似ていて、著作権の侵害にあたると指摘。著作権は自身にあると主張し、和解案を提案していました。

「まごうことない僕とそっくりの作品です(自身の作品と同じ)電話機を緑にする、著作権を認めることさえ認めていただければあとは一切要求はしてなかったんです」

 一方、郡山柳町商店街協同組合は金魚電話ボックスは、自分たちで作ったものではないので、著作権を侵害している認識はない 著作権をめぐるトラブルを考慮し、撤去を決めたと説明しています。