本家『PUBG』、クローンゲームの『荒野行動』など停止を求めNetEaseを訴える。PC→スマホコピーはOKに終止符を打つか?
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- 2018年04月06日
100人のプレイヤーが残り1人になるまで戦うバトルロワイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)を開発・運営するPUBG Corpが、スマホ版の『PUBG』として人気を博していたNetEaseの『荒野行動』と『Rule of Survival』(後者は海外で人気)によって回復不可能な被害を受けたとし、著作権侵害などによって配信差し止めを求める訴訟を起こしたことが判明した。
海外訴訟系情報サイト、trentfreekが公開した155ページにもわたる訴訟の文書では、アイコンの類似性からロビーシステム、特徴的装備フライパンの模倣、UIや見た目まで、『PUBG』とNetEaseのゲームの類似性が挙げられている(- pubgneteasecomplaint.pdf)
▲似ているというか、コピー。
言うまでもなく、『荒野行動』は、リリース時から『PUBG』に強い影響を受けていることが見て取れ、ゲーム内容だけでなく効果音などの盗用も指摘されていた。
この裁判は、ある種中国の巨人テンセント率いる『PUBG』と、同じく中国のNetEaseの戦争だ。行方次第によっては、「人気のゲームをとりあえずコピーする」中国メソッドが、中国国内の会社の競争により「正規品を大事にする」ためにつぶれることになる。
この行方は注目だろう。
そしてもう1つ。
ゲームキャストでは、スマホゲームがPCゲームをかなり完全にコピーできるようになった現状を踏まえ、オリジナルゲームの開発者の利益を阻害するのではないかと『荒野行動』などに対してはリンクを張らないなどの姿勢を貫いてきた。
(中国では人気無料ゲームTOPのうち3作品がPUBGライク。NetEaseもほぼコピー品『荒野行动』をリリース)
が、人気が出てPVが出てしまうと大手ゲームサイトも有名配信者も取り上げてしまう。
こういった状況に、この裁判の結果によって歯止めがかかると良いなとも思っている。
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コメント(8)
コメント一覧
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- 2018年04月06日 15:28
- その荒野行動のアカウントは偽物ですよ
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- 2018年04月06日 15:30
- テンセントvs中国のゲーム会社という構図では昨年7月にLeague of Legendsを開発するRiot Games(テンセントの完全子会社)がMobile Legendsを開発するMOONTON社を著作権侵害で訴えたという先例がありますね。
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- 2018年04月06日 16:14
- >リンクを張らないなどの姿勢を貫いてきた。
あんた最高だよ!
こうした正しい理念を持つメディアがメインストリームになることを祈る。
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- 2018年04月06日 17:02
- これアツいんですよね。中国1位の会社が中国2位の会社に仕掛ける戦いですから
やーい、こっちの影響でかいから下手に手出せないだろーって2位側が煽っていたらついにブチギレされたというね
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- 2018年04月06日 17:56
- 荒野行動がリリースされた時点では中国vs中国の構図では無かったんですが、
こうなるとテンセントと組んだのはPUBGに取って良い判断だったという事になりそうですね。
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- 2018年04月06日 18:25
- 内容が似てるどころかまるっとコピーだから訴えるの遅すぎなくらい
効果音も一緒なのだから笑えない
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- 2018年04月06日 18:36
- シャドバとかサヴァスロとか、日本のメーカーも平気でクローン作ってるし、スマホアプリなら許されるみたいな風潮はそろそろやめた方がいいよね。
シャドバなんておこがましくプロリーグとか言い出してるし
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- 2018年04月06日 20:53
- よく「シャドバはパクリ」みたいに言う方いらっしゃいますが、パクリでもフォートナイトとPUBGぐらい差があると思いますよ。
SEや出現する武器、独自の特徴まで似せた荒野行動とはワケが違う。
初期の三國志パズル大戦とパズドラは言い訳できないと思いますが。