国土交通省大阪航空局と大阪管区気象台は4日、大阪市北区西天満の交差点付近の路上で、廃棄処分とした書類約840枚が散乱しているのが見つかったと発表した。処理を委託された業者の運搬車から落ちたとみられる。緊急連絡体制の資料など機密性のある文書が含まれており、漏洩した可能性もあるという。
2日午前中に通行人から大阪航空局などに連絡があり、同日中に回収した。書類の一部には職員の連絡先やメールアドレス、気象台から業務を受注した企業の社員の電話番号など個人情報が含まれていた。内規上は廃棄する際に裁断や溶解などをする必要があった。
大阪航空局は「関係者にご迷惑をおかけし申し訳ない。裁断処理を確実に行うなど再発防止に努める」としている。