連続テレビ小説 半分、青い。(2)「生まれたい!」[解][字][デ] 2018.04.03

34月 - による admin - 0 - 未分類

(晴)う〜っ!
(貴美香)へその緒中で巻いちゃったかもしれん。
(宇太郎)えっ…。
下手すると二重巻き。
えっ…。
やってまった…。
私はおなかの中で暴れ過ぎたせいなのかへその緒二重巻きで…。
私の母はもう15時間も苦しんでいます
あっ私おなかの中の赤ちゃんです。
名前はまだない
痛い…。
晴さん…。
ん?そのなおなかの子…。
何?いやだからその…。
あのね帝王切開もね視野に入れようかと思ってるの。
え…。
・先生ちょっと。
ちょっと失礼。
何やろへその緒巻いてるかもって事で帝王切開…。
ウーちゃん私おなか切るの?うっ…。
傷痕残んの?もうビキニとか着れんの?
えっこの期に及んでおなかの傷?本当に?ええっ!?私の命より自分の美しさ?マジですか?お母ちゃん!あっちなみに「マジですか?」という言い方はこの時代まだしませんね。
時は1971年大阪万博の翌年すごくのんびりとしたちょっと田舎のお話です。
今んところはね
・「おはよう世の中」・「夢を連れて繰り返した」・「湯気には生活のメロディ」・「鶏の歌声も」・「線路風の話し声も」・「すべてはモノラルのメロディ」・「涙零れる音は」・「咲いた花がはじく雨音」・「悲しみに青空を」・「つづく日々の道の先を」・「塞ぐ影に」・「アイデアを」・「雨の音で歌を歌おう」・「すべて超えて届け」和子さんごめんね。
まだ前の人が生まれんのやて。
(和子)ああ大変やねえ。
楡野食堂の奥さん。
頑張っとるんやけどね。
まあ病院入ってから15時間もたつて。
あっ晴さん大丈夫やろか?予定日より早なってまってね。
和子さんはぴったりやね。
重なっちゃったね。
大丈夫かね?痛ない?ああ何かあんまり痛くないの。
ちょっと痛いかなってくらい。
じゃあまだまだか。
うん私は平気だから。
和子さん何読んどるの?シンディーアイズの新作。
これね面白いよ〜。
死体がねしゃべるの。
どうしてかっていうとその体の中にカセットテープが埋め込んであるの。
怖いでしょ〜。
ウフフッ。
あ…胎教に悪いやろか?ううんほんな事ない。
フフフッお母さんが楽しいのが一番や。
あれ?ヘルナンデスって誰やったっけ。
あ〜向こうの小説は人の名前が…。
あれ痛い…?まあいっか。
(仙吉)うん…ああ。
うん。
ん!?あ…あああっ分かった!
(廉子)何で代わってくれんの?切れた。
十円玉もうないって。
あ〜ごめん…。
帝王切開?う〜ん…。
帝王切開って一度は言われたらしいんやけどどうやら赤ん坊が自力で頭を出し始めたからこのまま行くんやと。
ほうか。
頭大きくないとええけどな。
おじいちゃんに似て頭大きくないとええなあ。
もう大変やよ産むのが。
頭大きいと。
何や?何で俺が頭大きい話になんのよ。
頭大きい頭大きい頭大きい!3回も!それにお前おじいちゃんとか言うなよ!あ〜ら孫が生まれるんやもんおじいちゃんや。
まあ廉子さんはおばあちゃんやけどな。
廉子さんおばあちゃん。
ばあちゃんばあちゃんや〜い!アホやな…。
大丈夫か?もういい…。
あっいい。
ありがとうございました!おい。
入ったの昨日の夜やろ?どんだけかかるんや。
長い人は2日かかる人もおるもん。
廉子さんは安産やったもんな。
安産じゃないわよ。
痛かったわよ。
あのころは痛いなんて言ったら怒られそうな時代で…。
仙吉さんなんか飲みに行ってて宇太郎に会いに来たの次の次の日…。
やめようそういうの。
ねっ。
やめようねっ。
何か廉子さんさっきから絡むね。
心配なんや〜。
仙吉さん祈ろうか。
うん。
仙吉さん。
ん?やっぱり私たちも…。
うん。
行くか。
ご先祖様も許して下さる。
仙吉さん神棚やで神様や。
あ…。
回旋がうまくいかんって言っとるもんでキーランやキーラン!あの…私おなかそろそろ…。
あの〜。
すみませ〜ん。
困ったな…。
いいですか?12の3でこっちも助けるでね。
次陣痛来たら行くでね!はい…。
宇太郎出てってもらったけど大丈夫やよね?ここからは女だけの戦いや。
宇太郎…呼びつけ。
女3人の戦い。
女…3人?私と晴さんと赤ちゃん!赤ちゃん…女!?長年の勘や。
行くよ。
1971年そのころもちろん超音波なんてものはなく基本生まれてくるまでは男か女か分かりませんでした。
…なんて悠長なナレーションかけてる場合じゃないですよね。
失礼しました!
次陣痛来たら押します!そして出しましょう!任せて!でもあなたが頑張るのよ。
産むのあんたなんだから。
はい!あっ…。
ん?来た?はい!よし行こう!12の3…はい!はい〜!う〜ん…!ああ…。
駄目か…。
次ので。
あれ?人いない。
あっ今日は昼まで。
ああ…。
あっ写真館の…。
あら和子さん。
こんにちは…。
あ…あっあの。
あの!あの〜!えっ?今?はい。
あの今廊下パーテーションで囲んで助産婦駆けつけてます。
そっか…こっちは手が離せん。
どうした?和子さん。
萩尾写真館の和子さん。
あっ確か今日が予定日…。
今私ここ空けるでね。
いやいやいやいやいやないからそれ。

(産声)生まれた…。
生まれたんやないですか?早い。
お〜男の子かな?あの声は。
来ました!よっしゃ〜!こっちも行くでね!今度こそ行くでね!はい!12の3…はい〜!いった〜い!来ました!痛〜い…!・
(産声)えっ?
(仙吉)ん?えっ?あ!ん?えっ?えっ?生まれた?えっ?ああ…。
え?・
(産声)え?ああ…。
え?えっ?あ…。
はあ〜終わった…。
よう頑張った頑張った。
元気な女の子やよ。
ちょっと待っとってね。
今赤ちゃん…。
はい赤ちゃ〜ん。
これ…。
ん?猿みたい…。
(貴美香)そうや。
お猿さんみたいでかわいいやろ?大丈夫最初はみんなこんなもんや。
(くしゃみ)どうぞ。
晴さん。
ウーちゃん…。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
おっおお…。
こんな…。
ありがとう晴さん。
ありがとう。
あんたが泣いてどうする。
晴さんお疲れさまね。
かわいいね。

まっ生まれていきなり実の母親に猿みたいと言われましたが私が初めて見たこの世は明るくて光に満ちていてそしていっぱいの笑顔と涙が私を出迎えました。
サンキュー
あっ楡野さんの赤ちゃん?うんやっと生まれた女の子。
よかった〜。
あっこっちこっち。
萩尾さんとこの赤ちゃん?男の子。
(2人)かわいい〜。
なぜ?私より一足先に生まれたそいつは生まれたてなのに猿ではなかったのです。
つるんとしたかわいい顔で…。
こいつ誰?
2018/04/03(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 半分、青い。(2)「生まれたい!」[解][字][デ]

へその緒二重巻きで、難産の晴(松雪泰子)。待合い室で出産の順番を待つ和子(原田知世)。二人の出産が同時に始まり、病院は大騒動。小さな命が運命の出会いを果たす。

詳細情報
番組内容
分娩(べん)室に入った晴(松雪泰子)だが、なかなか子どもが出てこない。女医・貴美香(余貴美子)の診察によると、へその緒の二重巻きで、予断を許さない事態になっているという。病院の待合室では、老舗写真館の和子(原田知世)も出産を迎えようとした。いよいよ晴が産気づいた時、和子も陣痛が始まる。小さな病院で大騒動の末、無事に二人の赤ちゃんが産声をあげる。それは二人の赤ちゃんにとって、運命の出会いだった。
出演者
【出演】永野芽郁,松雪泰子,滝藤賢一,原田知世,余貴美子,風吹ジュン,中村雅俊,【語り】風吹ジュン
原作・脚本
【作】北川悦吏子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:18435(0x4803)