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レジェンド 作者:神無月 紅

秋に向けて

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1693/1693

1693話

「レイ君、ほら。これは違う?」

 そう言い、頭の耳を嬉しそうに動かしながらケニーが持っていた本をレイに見せる。
 そこに描かれている絵は、レイが海で倒した黒鯛のモンスターと似ており、恐らく同じモンスターで間違いないと判断出来た。

「ああ、多分これだと思う。……折角の休みなのに、わざわざ手伝って貰って悪い」
「いいのよ。今日は特にやることがなかったし」

 実際、今日はギルドが休みのケニーは、自分の幸運に感謝していた。
 やることがないので、ちょっと買い物に出掛けたときに、図書館に向かう途中だったレイと出会ったのだ。
 昨日、ダスカーとの面談を終えたレイは、ギルドで今回の収穫のモンスターについての情報を求め、大半のモンスターについては大体どこが討伐証明部位なのかという情報や、売却出来る素材であるのか、食べるのに適しているか……といった情報を得ることが出来た。
 辺境だからこそなのか、ギルムのような海が近くにないギルドであっても、資料室にはきちんと海のモンスターについての情報もあった。
 だが、たった一つ……黒鯛のモンスターだけが、全く何の情報もなかったのだ。
 新種のモンスターか、それとも稀少すぎて単純に情報がなかったのか。
 その辺りの理由はレイにも分からなかったが、ともあれそれならより多くの情報がある図書館に……ということで、ギルムに戻ってきた翌日、トレントの森から伐採した木を運んでから、すぐに図書館に向かった。
 そうして移動してる最中に、買い物に来ていたケニーと遭遇し……こうして一緒に図書館に来ることになったのだ。

「それにしても、本に載ってるってことは新種のモンスターじゃなかったのね」

 そう言うケニーだが、そこには特に残念そうな色はない。
 当然だろう。モンスターというのは動物が魔力によって変質したり、魔力そのものが形になって生まれたり……それ以外にも、様々な要因でこの世界に誕生する。
 それだけに、新種のモンスターを見つけたからといってそれでどうこうとなるようはことはない。
 ……もっとも、新種のモンスターだけに、未知の素材となる可能性を考えれば、名誉にはならないが利益になることはあるのだが。
 ともあれ、黒鯛のモンスターはこうして本に載っていたというのを考えれば、珍しいモンスターではあるのだろうが、新種という訳ではないのは確実だった。

「ま、別にその辺は気にしてないし」

 新種のモンスターを見つければ、自分で名前を付けることも可能だ。
 もっとも、識字率がそこまで高くないこの世界において、新種のモンスターを見つけてもそれに名前を付けるのを面倒くさがる者も多いが。

(そう言えば、日本……じゃなくて、地球か。地球のアマゾンとかでも、虫とかは多くが新種だとか何とか、TVで見たことがあったな)

 そんな風に考えながら、レイは早速黒鯛のモンスターが描かれているページに目を通し……

「ぐぬぅ」

 やがて、その口から妙な声が上がる。
 レイと親しいケニーにとっても、初めて見るような表情が気になり、尋ねる。

「どうしたの?」
「いや、これ……」

 そう言ってレイが指さしたのは、本に書かれている一文。
 黒鯛のモンスター……正式にはバエロスという名前のモンスターだが、その内臓の部分は錬金術の素材として使うことで非常に高価である、と書かれている。
 それこそ、状態によっては白金貨数枚にもなる価値があるというのだから、ケニーも大きく目を見開く。
 もっとも、モンスターの素材で非常に高価なものになるというのは、それ程珍しいものではない。
 稀少な効果を発揮する素材や、高ランクモンスターの素材といった風に。
 ……そういう意味では、セトの抜けてた毛や羽根というのは当然のように高値で取引されており、何気にレイの懐を潤しているのだが。
 ともあれ、バエロスの内臓はそれだけ稀少で高価な素材になるのだが……レイのミスティリングに収納されているバエロスは、内臓が殆ど存在しない。
 そう、バエロスを倒して岸まで引きずっていく中で、その内臓は殆どが海中に散らばり……海中に潜む生物の餌となってしまったのだ。

(それだけ高価な素材なら、当然海の中の連中も大喜びだったよな)

 高価だからといって、それが美味いとは限らない。
 だが、レイはそう思うことで、何とか自分の中にある苦い思いを誤魔化そうとしていた。

「内臓……ないの?」

 レイが示した文章とレイの様子から、大体の事情を予想出来たのだろう。
 ケニーの言葉に、レイは無言で頷きを返す。

「えっと……ほ、ほら。でもその身は美味しいって書いてあるじゃない。なら、レイ君にとっては、それだけでも良かったと思わない? ね?」
「それは……まぁ、否定出来ないけど」
「でしょ? ならほら、内臓は無理でも、身体の方は無事に手に入れることが出来たんだから、それでよかったって思わないと」

 そう言われ、レイも何とか自分を納得させる。
 実際、高価な素材を海に捨ててしまったというのは惜しいが、ケニーの言う通り美味いと言われる身体は大部分を確保出来たのだ。
 であれば、何も入手出来なかったよりは良かっただろうと。
 もっとも、最大の目的であった魔石は無事に入手し、その上でセトのアイスアローをレベル五にして貰ったのだから、その時点で文句はないのだが。

「それにほら、内臓は無理でも鱗とか牙とかはそれなりに使えるらしいじゃない。なら、何も手に入れられないよりはマシでしょ?」
「そうだな。……取りあえず、解体はしておきたいところだけど……どうしたもんだろうな」
「あ、じゃあ私と一緒に解体しない? 私は今日休みだし」

 いいことを思いついた、といった様子で提案してくるケニーだったが、レイは素直にそれに頷く訳にもいかない。

「俺は今は暇だけど、また何時間かしたらトレントの森に行って伐採した木を運んでくる必要があるんだけど」

 ミスティリングを持っているレイにとっては、簡単な……非常に簡単な仕事だったが、それはあくまでもレイだからだ。
 普通に伐採した木を運ぶとなると、それはかなりの重労働となる。
 だからこそ、レイに任されたその仕事をあっさりとサボる訳にはいかない。
 だが、そんなレイの言葉に、ケニーは笑みを浮かべて問題ないと頷く。

「解体そのものは、内臓もないみたいだしそこまで時間が掛からないでしょ。それに、レイ君なら本気になればそこまで時間を掛けないで仕事が終わるでしょ?」

 ケニーの口から出たのは、紛れもない事実だ。
 実際、セトの速度があれば数分と掛からずトレントの森に到着するし、伐採された木も触れればミスティリングに収納出来る。
 そうである以上、寧ろ一番時間が掛かるのは、ギルムに到着してから伐採された木を保管している場所まで持っていくことだった。
 今は結界が動いていないので、セトであればそれこそ空を飛んで直接街中に降りるような真似も出来る。
 だが、そのような真似をすれば、間違いなくレイは後で注意されるだろう。
 本当に急いでいる時であればまだしも、今のような状況でそのような真似をするつもりは、レイには一切なかった。

「うーん……けどな」

 ケニーの言葉に、少し悩むレイ。
 そんなレイに、ケニーは笑みを浮かべつつ話し掛ける。

「私もレイ君と一緒に、モンスターの解体をしてみたいんだけど。……駄目?」

 小首を傾げて尋ねてくるケニーは、間違いなく魅力的ではあった。
 事実、図書館にいる何人もの男がレイに視線を向けていたのだから。
 そんな視線に押されるように、やがてレイは頷く。

「分かった。なら、手伝って貰うよ」
「やった。ありがと」

 嬉しそうに笑みを浮かべるケニー。
 今まで、レイと一緒に食事をしたり買い物をしたりといったことはしたが、思ったよりもレイとの距離は縮まっていなかった。
 であれば、ここはもう少し踏み込んでみよう。
 そう判断して、こうして実行に移したのだ。
 ……判断してから実行に移すまでが即座というのが、ケニーらしいのだろう。
 ともあれ、今回はそれが功を奏した形となる。

「それで、どこで解体するの?」
「うーん……満腹亭の倉庫は……ああ、駄目だ」

 現在、ギルムにはいつもより多くの者達がいる。
 それだけ多くの者がいれば、宿屋の問題もそうだが、何より食事をする必要があった。
 そして、安い、美味い、大盛りという三つが揃った満腹亭は、当然のように大人気となり、連日大盛況となっているとレイは聞いている。
 満腹亭が忙しくなるということは、当然ながらその食材も大量に必要になるということで、ディショットの経営する満腹亭の食材を担当しているハスタの持つ解体用の倉庫は人を雇って、それこそ四六時中働いていると。
 そのような場所に、バエロスのようなモンスターを持っていって解体したいと言っても、それこそ邪魔にしかならないだろう。
 であれば、レイが思い当たる解体場所は一つしかない。

「ギルムからそう遠くない場所にある森の中に流れてる川の側に行こうと思ってるけど、大丈夫か?」
「え? そうね。……レイ君が一緒にいるのを考えれば、その辺は問題ないと思うわ」
「だとすると、セト……いや、セトは空の警戒をさせておく必要があるから、駄目か」

 結界のない今、空の守りはセトによって守られている。
 もっとも、実際にセトが空を守るようになってからそれなりに時間が経つが、その間にモンスターに襲われたことは数度しかない。
 レイが海に行っている間も、空を飛ぶモンスターが襲ってくるといったことはなかった。
 もっとも、これだけ冒険者が集まっているのだから、大抵の場合はどうにかなるのは間違いないのだが。

「ああ、じゃあギルドの方で馬車を出して貰うわ」
「いいのか?」
「ええ。……というか、正直今の状況ではかなり馬車が余ってるのよ」

 馬車が余っているという言葉に疑問を感じたレイは、不思議そうに首を傾げる。
 そんなレイの態度が面白かったのか、ケニーは笑いを堪えつつ口を開く。

「ギルムに来るまでの使っていた馬車が壊れて、それを売るって人が結構いるのよ。まぁ、馬車があっても宿に奥には別に料金が掛かるし、修理代金も相応に掛かるだろうから」
「けど、それがないと商売にならないんじゃないか?」
「商人ならそうでしょうけど、この場合は単純にギルムまで来るって事だけが目的の人もいるから」
「……そういうものなのか?」

 完全に納得出来た訳ではなかったが、ケニーが自分を騙すといった真似をする必要もないのだから、恐らく本当だろうというのは容易に予想出来る。

「ええ、じゃあ、すぐに準備してくるから……そうね、正門前で待ち合わせしましょう。レイ君は何か持っていく物はある?」
「いや、俺の場合は大体これに入ってるから」

 そう言い、右手のミスティリングを見せる。
 生活するのに必要な物は、大抵がミスティリングの中に収納されている。
 だからこそ、宿の部屋にも特に私物の類は置かれていない。
 それこそ、依頼をこなしたりといったようなことをするのに必要な物も……そして解体ようのナイフの類も当然のように入っている。

(あ、でもバエロスは鱗があったな。……あの鱗もそれなりの素材として買い取って貰えるって話だったし、鱗を剥ぐのに必要な物は……)

 考えるも、レイはどうやって鱗を剥ぐのかという方法を知らない。
 いや、正確には普通の魚であれば、包丁の背の部分で擦れば鱗が剥げるというのは知っているが、まさかモンスターの鱗を剥ぐのにもそのような手段が使えるとは思えない。

「モンスターの鱗……特に今回の場合は魚系のモンスターの鱗なんだけど、それを剥ぐにはどうすればいい?」
「えー? うーん、そうね」

 レイの言葉に、ケニーも悩む。
 これが海の近くにあるギルドであれば、その手の情報も多いだろうし、ギルドで働く受付嬢であれば何らかの情報を持っていてもおかしくはない。
 だが、この辺りでは魚と言えば川魚だ。
 海から入ってくる魚は既に食べられるように処理され、塩漬けにされている物が殆どである以上、魚のモンスターの鱗の剥ぎ方はケニーには分からなかった。
 ……これがもっと熟練の受付嬢やギルド職員であれば、もしかしたら知っていたのかもしれないが。
 ケニーも受付嬢として有能なのは間違いないが、それでもやはり経験というものの差はどうしても出てくる。

「ちょっと分からないから、ギルドの先輩に聞いてみるわ。そうなると、少し遅れるかもしれないけど……いい?」
「ああ、夕方までとかになると困るけど、少しくらいなら構わない」
「ふふっ、幾ら何でもそこまで待たせるような真似はしないわよ」

 ケニーはそう言い、レイとのデート――実際はモンスターの解体だが――に満面の笑みを浮かべるのだった。

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