2018年3月29日11時30分
「願望成就率98%」などとうたう個人カウンセリングで得た収入を申告せず、所得税約3300万円を脱税したとして、関東信越国税局が落合久美子・カウンセラー(52)=埼玉県杉戸町=を所得税法違反の疑いでさいたま地検に告発したことがわかった。
関係者によると、落合カウンセラーは2015年までの3年間に約1億900万円の所得があったのに、確定申告をせず、脱税した疑いがある。
落合カウンセラーはホームページやSNSで「稀咲(きざき)ファミリアの代表、稀咲妃」と名乗っていた。他のスタッフとともに「占いでは叶(かな)わない願いを叶える秘術」などとうたうカウンセリングをしたり、電話やメールで有料相談を受けたりして利益をあげていたという。
朝日新聞の取材に対し、「国税局の指摘に基づき申告を終え、納税を済ませた。世間をお騒がせしたことを深くおわびします」と弁護士を通じてコメントした。