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 ネット証券大手のマネックスグループは2018年4月6日、仮想通貨交換所のコインチェックを完全子会社化すると発表した。既存株主から4月16日付で全株式を36億円で取得することで合意した。両社は6日16時から共同会見を開く。

 両社で契約締結後に発表した資料によると、コインチェックの株主構成は和田晃一良社長が出資比率45.2%、大塚雄介COO(最高執行責任者)が同5.5%で、このほか法人5社・個人1人のその他株主が49.3%を占める。これら全株式をマネックスグループが36億円で買収する。

 新しい代表取締役社長にはマネックスグループの勝谷敏彦 取締役兼常務執行役が就任する予定。現在の和田社長と大塚COOは取締役から退くが、執行役員に就任する予定。勝谷社長らの指揮の下で同社のサービス再開に向けた業務に引き続き携わるとみられる。