オフィスの設計などを手掛けるMJE(大阪市)は5日、大阪市中央区本町で創業支援などを目的にしたコワーキングスペース(共用オフィス)を開設した。りそなグループと連携してビジネス関連イベントを年100回以上開くほか、融資を含めた幅広い経営相談の窓口を設置した。
開業した施設は「billage OSAKA(ビレッジオオサカ)」。広さが異なるレンタルオフィス34室(月額4万~20万円)、1カ月2万円の固定席を32席設けた。100人以上収容可能なセミナースペースや、会員が利用できるワークスペースも100席用意している。
りそなグループの起業家支援施設「ビジネスプラザおおさか」と連携しており、起業や経営、財務などをテーマとしたイベントを開催する。施設内には金融機関の融資担当者や弁護士、先輩起業家などを招いて相談できる専用窓口も設けた。
MJEの大知昌幸社長は同日のイベントで自身も共用オフィスで培った人脈が創業時の貴重な財産だったと振り返ったうえで、「大阪を元気にするためにもこのビレッジを通じていろんなことに挑戦したい」と語った。