■目次
WEBサイトのリニューアル案件はGoogleの変動が激しい2018年においては非常に重要な作業になります。
WEBサイト・ホームページのリニューアル・改善を行おうとするときに見るべきポイントをWEBコンサルタント目線で解説します。
アフィリエイトサイトでも大規模なWEBメディアでも本質的には同じなので、どのようなサイトでも通用する方法を中心に紹介してみます。
何をどうしたいか(KPIとKGI)をはっきりさせておこう
まず、始めにやる作業です。
サイトのリニューアル・改善をする目的を明確にしてください。
- アフィリエイトやアドセンスの売り上げアップ
- ECサイトの注文数アップ
- ECサイトの購入単価アップ
- 問い合わせ件数アップ
- コンバージョン率改善
- メルマガリスト獲得数アップ
等、サイトの目的を明確にする必要があります。
サイトの目的はケースにより様々です。
多くの場合、ビジネスのKGI(最終目標)は売上アップに行き着くことがほとんどです。
しかし、ここでのKGIは「サイトの目的」にしておかないと話にならないので、サイトの目的を考えます。
ECサイトであれば注文件数●%アップなどが分かり易い例ですね。
必ず数字で目標を立てましょう。
その目標を達成するためにKPIが必要になります。
実際のサイトのKGI(最終目標)は経験上いくつかの種類に限定されますが、KPI(手段)は多岐にわたります。
KPIは例えば「オーガニック流入●%アップ」「ページの離脱率改善」などありますが、かなり多くの場合でSEO流入のアップとするケースが多いです。
なので検索エンジンからのアクセス数アップを狙ったSEO対策、リニューアルのポイントを紹介していきます。
リニューアルでアクセス増を狙う
サイト・ホームページのリニューアルでアクセス数アップを狙うというKPIは結果が一番はっきり見えやすいことや売り上げにつながりやすいことから人気の施策です。
(コンサルタントとしての立場からは、いやその場合アクセス数じゃないよ…と思うこともしばしばですが)
リニューアルの際のSEO対策
本題ですが、SEO対策についてです。
検索エンジンからの流入数を増やすための考え方はいたってシンプルです。
リニューアルしたいサイトがSEOで抱える問題点を洗い出します。
まずは小手先のテクニックは忘れて
- 順位は上げられないか
- 検索結果での露出は足りているか
- 検索結果でスルーされてないか
まずHタグがどうの…とか小難しい話は忘れて初心に帰ってみると上記3つを検証することとなります。
1.順位は上げられないか
既存サイトの検索順位が低いからアクセス数が少ないのか?
それとも
順位は良好だがそもそもキーワードの検索ボリュームが少ないからアクセスが無いのか?
そのどちらもダメなのか?
ここをはっきりさせましょう。
今後の施策の方向性に影響します。
2.検索結果での露出は足りているか
単純に考えるとページ数や扱うキーワードが多く、検索結果に多く出たほうがアクセスされる可能性は高まるので、よいことです。
しかし、注意が必要なこととしては闇雲にキーワードを増やすことが良いとは限りません。
ミニサイトや専門サイトなどの場合は無駄はそぎ落として、1点突破で検索上位を狙う必要があるからです。
3.検索結果でスルーされてないか
上記2点はクリアしても、検索結果で訪問してもらえないと価値はゼロです。
検索結果でのCTR(クリックされる確率)はtitleが非常に重要な役割を果たしています。
検索者が求めるタイトルになっているかよーく精査する必要があります。
一時的に検索上位にいても、検索者の求めるコンテンツでは無いならそう遠くないうちにランキングは下げられます。
表示回数は多いのに全然クリックされていない…という場合は早急にタイトルとコンテンツを見直します。
修正はタイトルだけでもいいのですが、僕の考え方としてはタイトルだけの変更は推奨していません。
タイトルが変わったらコンテンツもタイトルに合わせて更新するようにしましょう。
サーチコンソールでクリック率や検索クエリを分析可能です。
既存サイトのデータがあるから分析が出来れば結果は出しやすい
サイトを一から作る場合のSEOは分析は出来ますが、最終的にやってみないと分からないというところに行き着いてしまいます。
しかし、サイトのリニューアルであれば、既存サイトのデータがあるので
「良いところは伸ばして、悪いところは削減もしくは改善」
が可能です。
施策が思ったとおるいに運ぶ可能性は新規サイト制作よりも格段に上がります。
全面的なフルリニューアルであったとしても、一から調査するよりはデータを活かすことでより深いところでSEO対策をすることが可能になります。
リニューアルで着目するポイントまとめ
- リニューアルの目的を明確に
- 目的を達成する手段を決める
- SEO対策の改善点を見誤らない
- 現在の検索順位を確認する
- ページ数が足りている(無駄に多すぎない)か確認
- 検索意図とページがマッチしているか
と言った点に注目してから実際の施策に入っていくようにしましょう。
失敗するリニューアルの90%くらいは、実作業というより初歩の段階が曖昧な場合が多いです。
今回はアクセス数の改善(SEO)で注目すべきポイントや考え方を紹介しましたが、SEOがすべてではない点も忘れないでください。