お久しぶりです。
ななしです。
帰省していたため随分と日が空いてしまいました。
以下いつものやつです。
前ふり
第一回のブログの続きというわけではないのですが、世の中には色々な名前の人がいますよね。
名前が短い人から長い人までたくさんいらっしゃいます。
私が知っている中で一番長いのは「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」でしょうか。
彼の場合、正しくは名前というより洗礼名ですが。
日本人で長い名前というなら、私も一人知っています。
昔、あるところになかなか子どもを授からない夫婦がおりました。
しかし、あるとき、ようやくその夫婦の間に子どもが生まれたのです。
生まれた子どもは可愛い可愛い男の子でした。
両親はとても喜び、この子が元気にすくすく育ち、長生きするように、偉いお坊さんに頼んで名前をつけてもらいました。
お坊さんは一所懸命考え、ありがたい言葉や、長生きした人などの名前を使い、とても長い名前を男の子につけてくれました。
それから数年が経ちました。
「寿限無(じゅげむ)寿限無 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ)雲来末(うんらいまつ)風来末(ふうらいまつ) 食(く)う寝(ね)るところに住(す)むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポパイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命(ちょうきゅうめい)の長介(ちょうすけ)…… 朝ですよ、起きなさい」
「寿限無寿限無 五劫のすりきれ 海砂利水魚の水行末雲来末風来末 食う寝るところに住むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポパイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長介・・・ でかけますよ、どこにいるのですか? 寿限無寿限無 五劫のすりきれ 海砂利水魚の水行末雲来末風来末 食う寝るところに住むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポパイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長介…… は一体どこに行ったのかしら」
と、両親は長い名前をしっかりと覚え、この男の子も大きな怪我や病気などもなく、元気に育っていき、穏やかな生活を送っていました。
やがて男の子にも友達ができ、一緒に遊ぶようになりました
そんなある日、些細なことがきっかけで男の子と友達が喧嘩してしまいました。
その時、男の子が友達の頭をポカッと殴ってしまい、友達の頭に大きなたんこぶができてしまいました。
友達は男の子のお母さんのところに言いつけに行きました。
「おばちゃーん! 寿限無寿限無(以下略)…… が僕の頭を叩いたんだよー!」
「え? うちの寿限無寿限無(略)…… が頭を叩いたですって?」
「そうなんだよー! 寿限無寿限無(略)…… が僕の頭を叩いたんだー!」
「まあまあ 寿限無寿限無(略)…… が頭を叩いたのね、ごめんなさいね。
それで頭はどうなったの?」
「寿限無寿限無(略)…… が叩いたところにおっきなたんこぶができたのー!」
「あらあら 寿限無寿限無(略)…… が叩いたところにおっきなたんこぶができちゃったのね。見せてもらってもいいかしら? あら? たんこぶなんてないわよ?」
「おばちゃん、名前が長いから、もうたんこぶが引っ込んじゃったよ」
おあとがよろしいようで。(誤用です。)
新企画
新しいノベルゲームの企画に携わらせていただくことになりましたので、そちらのお手伝いをすることになりました。
しかし詳しいお話はまだお伺いしていないので、今後どのように関わることになるのか今から楽しみです。
今回はここまでです。
またお会いしましょう。
最後までお読み下さりありがとうございます。