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Word2010:「保存し忘れた 」「強制終了してしまった」ファイルを復元する方法

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

Office2010では、保存せずに閉じたファイルを復元できるようになりました。↓のような場合でも安心です。(Excelはこちら、PowerPointはこちら

「上書き保存し忘れた」「新規文書を保存せず閉じてしまった」「強制終了してしまった」「メールの添付ファイルを保存し忘れた」


 

(1)  新規ファイル (未保存のファイル)を復元したい場合   ★メール添付含む

 

 ◆ 方法1 ◆  AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダから復元

  1. Wordを起動し「ファイル」タブ-「情報」 -「バージョンの管理」「保存されていない文書の回復」をクリック

    C:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダが開く ( ← 保存せず閉じるとこのフォルダに入る)
     

  2. asdファイルを開き、「名前を付けて保存」する(ファイルは更新日時から判断)

 ◆ 方法2 ◆  AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダから復元

 

強制終了や一時ファイルはWordフォルダに.tmpファイルや.asdファイルとして存在します。

  1. 「ファイル」タブ-「開く」をクリック

  2. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダを開く (← 自動回復フォルダ)

  3. 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にする(※重要)

  4. ~WRD3012.tmp「~WRL1010.asd」といったファイルを開く (ファイルは更新日時から判断しましょう)

  • 注!エクスプローラから↑のフォルダを開きasdファイルをダブルクリックしても開きません。必ずWordの「開く」 から操作する

  • 保存せずに閉じた → UnsavedFilesフォルダ、強制終了→ Wordフォルダに残ります。

 

(2) 既存ファイルを復元したい場合 (強制終了した、上書き保存し忘れた)

 

 ◆ 方法1 ◆ AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダから復元する

  1. 該当ファイルを開き、「ファイル」タブ -「情報」をクリック

  2. バージョンに表示されている「保存しないで終了」または「自動保存」のバージョンをクリック

     
    ~AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダのasdファイルが開きます。 (← 以前のバージョンの保存先)
     

  3. 「名前をつけて保存」でWord文書として保存して終了

または …

  1. 1-2の操作後、自動保存のバージョンが表示されたら「自動保存されたバージョン」バーの「元に戻す」をクリック
     

  2. 「最後に保存されたバージョンを選択したバージョンで上書きしようとしています」が表示されたら「OK」をクリック
     
     ●最後に保存されたバージョン → 最後に手動で保存した版
     ●選択したバージョン → 保存されていない(回復した)版

 ◆ 方法2 ◆ AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダから復元

 

操作法1で「このファイルには、前のバージョンはありません」と表示されても回復できる場合があります。

  1. 「ファイル」タブ-「開く」をクリックC:\Users\プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダにアクセス

  2. asdファイル又はtmpファイルを開く (更新日時で判断しましょう)

 


★ここからは回復機能の仕組みについての解説ですので、特に読む必要はありません@

新規ファイル(1度も保存していないファイル)の回復機能の仕組み

Word2010では○分ごと(既定10分)に~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダに自動バックアップファイル(*.asd)が作成されます。ファイルを保存せずに閉じた時、このasdファイルが~AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダに移動され る仕組みです。(文書を保存した場合はasdファイルは破棄され、UnsavedFilesフォルダには移動しません)

 

尚、強制終了した場合も、Wordフォルダに作成される自動バックアップファイル(*.asd)はUnsavedFilesフォルダに移動せず、そのままWordフォルダに残ります。これが次回Word起動時に「ドキュメントの回復ウィンドウ」に表示されるため、救出したい場合はここでクリックするか「開く」からWordフォルダを開いて回復します。(★注1参照)

 

「保存されていない文書の回復」場所はC:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダで変更不可です。

UnsavedFilesフォルダに自動保存されたasdファイルは作成後4日間保持されます。( 回復させ、名前を付けて保存しても)

※既存文書の場合は、以前のバージョンのファイルがWord\ファイル名+文字列フォルダに蓄積されるため、保存せずに閉じる場合はこの中の最後のバージョンを使って回復します。(なのでUnsavedFilesフォルダには移動しません)

 

★注1:ドキュメント回復ウィンドウにWordフォルダ内のasdファイルが表示されます。ここで回復→保存せず「いいえ、必要なファイルは保存したので、これらのファイルを削除します」を選択するとWordフォルダからasdファイルは削除され、永久に回復はできないのでご注意ください。

既存ファイルの回復機能 の仕組み

○分ごと(既定10分)に以前のバージョンとして自動保存されるファイルのうち、最後の版が保存せず閉じた時に残る仕組みです。(*.asd)

以前のバージョンの作成場所は~AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダ です。これらのバージョンは編集中に呼び出すことで前の状態に戻せます。(10分前、20分前、30分前…の状態に戻せる)以前のバージョンのファイル群はファイルを上書き保存すると全て破棄されますが、保存せずに閉じると最後の版のみ残ります。これが「保存し忘れたファイルを復元する」機能で使われるファイルです。

 

尚、この以前のバージョンのファイル(*.asd)とは別に○分ごと(既定10分)に、~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダにも自動バックアップファイル(自動回復ファイル~ファイル名.asd)が保存されます。これは強制終了時の回復ファイルで、強制終了後のWord起動時に「回復ウィンドウ」に表示されるファイルです。この回復ファイル(*.asd)は上書き保存した場合や、保存せずに閉じた場合(手動で保存しますか→いいえ)は破棄されます。強制終了時のみ残り、回復ウィンドウまたは「開く」コマンドから~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダにアクセスしてasdファイルを開くことで回復できます。

--- まとめ ---

  • 保存せずに閉じた → ~AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ

  • 強制終了 → ~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダ

    にあるasdファイルを使って回復します。UnsavedFilesフォルダには入りませんのでご注意ください。
     

  • 既存文書の自動バックアップファイルの保存場所は「オプション」-「保存」-「自動回復用ファイルの場所」で変更できます。

  • ○分ごと(既定10分)に以前のバージョンとして自動保存されるファイルのうち、最後の版が保存せず閉じた時にasdファイルとして残る仕組みです。

  • 自動保存されたasdファイルは作成後4日間 、又は該当ファイルが次に上書き保存されるまで保持されます。

仕組みを図解で見るなら画像をクリック


★ ファイル回復に関する注意 ★

  • ファイル回復機能が有効である必要があります。(既定では有効)「ファイル」タブ-「オプション」-「保存」にある「次の間隔で自動回復用データを保存する ○分ごと」及び「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」にチェック を入れます。

     

  • ○分ごとに自動保存されたファイルのうち、最後のバージョンを回復用として保存するのが「保存しないで終了する場合、最後に 自動保存されたバージョンを残す」機能です。これにより ”保存せずに閉じたファイルの内容を復元する”機能が実現しています。
     

  • asdファイルは自動回復用のフォルダ~AppData\Roaming\Microsoft\Word、又は~AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles)にアクセスして開く 必要があります。(他の場所(デスクトップなど)にasdファイルをコピーしても開けません。)◆参考:asdファイルを開くには

 

 

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