「就活でやることが多すぎて優先順位が決められない時の対処法」
ABILITY2018/03/29友達、先輩、バイト仲間、教授と、人脈が広がる新入生にとって、気をつけたいのが、相手への配慮。相手に嫌がらせを行い不快にさせる行動や言動「ハラスメント」は、身近に起こりえるものです。今回はハラスメントについて考えてみました。
こんにちは。親指です。
4月に入り、学生街には初々しい新入生らしき姿を多く見かけるようになりました。
さて、大学生になって、サークルなどに入ったらかなりの頻度で飲み会が発生すると思います。
もちろん、未成年は飲酒禁止です。喫煙も禁止です。
20歳過ぎたら嗜むようにしましょう。
ただ、そうはいっても新しい付き合いがあるから、飲み会に誘われると断りづらい雰囲気もありますよね。
飲み会の席で気をつけたいのが、酔っぱらって人に迷惑をかける行為(未成年の新入生は酔っぱらうってことはないと思いますが)。
お酒を飲んだことがない若い子が、新歓コンパの席で飲みすぎてしまい、正体不明になるニュースをこの時期よく見ます。
以前、新宿歌舞伎町のコマ劇場広場の前に、路上に何人もの女子大生が集団泥酔して倒れていたというニュースを見ました。
これはサークルの飲み会ですが、僕からすれば運営する先輩達に100%非があると思います。後輩を潰れるまで飲ませるというのは、昔からありますが、潰れてしまった後、何か事件があったらどう責任をとってくれるというのでしょうか。当然、潰れるまで飲ませた責任は先輩達にもあるので、なにかしらの賠償はしてくれるのでしょうか。
・・・なので、飲む方も、飲ませる方も、そこのところよく考えて楽しむべきでしょう。サークル選びは慎重に行いましょうね。
といっても、先輩や周りからの誘いを断りづらいのもたしか。
自分が、迷惑だな~、気分悪いな~と感じる相手の行動や言動を「ハラスメント」といいます。ハラスメントには色々な種類がありますが、このお酒に関する嫌がらせや、迷惑行為をアルコールハラスメント、「アルハラ」といいます。
具体的には、立場の強い先輩が、立場の弱い後輩に対して、無理やり飲ませたり、一気飲みをさせたりする行為のことをいいます。
大学でも、社会に出ても、このアルハラ行為はあります。自分が不快だと感じても、うまく立ち回れればよいのですが、困った時の対処方法を考えてみました。
1. きっぱりと断る、イヤだと意思表示する
お酒を勧められても、「未成年だからきっぱり断る」、「お酒が強くないからと断る」。
まずは、自分がイヤだと意思表示することが大事です。これで、相手が強引に勧めてくるようでしたら、そいつはヤバい奴です。そばに近寄らないようにしましょう。
2. 友達に助けてもらう
自分で断ることができなさそうだったら、あらかじめ友達に相談し、アルハラを受けそうな場面で助けてもらう。お酒を勧められそうになったら、そっと烏龍茶を差し出してもらって、「はい、烏龍ハイです」って助けてもらうみたいな。
3. ハラスメントを受けそうなグループからは抜ける
飲みサーなんかは、集団になってお酒を勧めてくるので、初めから入会しない。あとから、ヤバいと思ったら、顔を出さない。
4. 大学の相談窓口に相談する
各大学には、「ハラスメント相談窓口」が設置されていると思います。アルハラ以外にも、キャンパス内には色々なハラスメントがありますので、窓口の職員に相談してアドバイスを受けるのがよいでしょう。
アルハラには対処できたとしても、悲しいかな、この世には多くのハラスメントが存在します。
まず、起こりえるハラスメントは、先ほどいったようなアルハラ。
それ以外にも、大学生が遭遇する可能性の高いハラスメントをあげてみました。
①アカデミックハラスメント(アカハラ)
大学の教授が、立場を利用して学生に嫌がらせをすること。
単位を与えないとか、研究指導を行わない、就職・進学の妨害など。
②キャンパスハラスメント(キャンハラ)
キャンパス内で、相手のことを考えずに嫌な思いをさせる、不利益な言動や行為を行い、勉学・研究の環境を害し、被害者の人権を侵害することをいいます。
大学内で考えられる色々なハラスメントの総称のこと。
③パワーハラスメント(パワハラ)
立場などの優位性を背景に、精神的、身体的苦痛を与えること。
例えば先輩が後輩に理不尽な要求、行動を強要すること。
④セクシャルハラスメント(セクハラ)
性的な嫌がらせのこと。
異性に触るなどの直接的な行為だけでなく、性的なことを言わされたり、聞かされたり、見せられたりすること。
⑤モラルハラスメント(モラハラ)
暴力は振るわず、言葉や態度による精神的な嫌がらせのこと。
⑥カラオケハラスメント(カラハラ)
歌うことが苦手だったり、嫌いだったりする人に、無理やりにカラオケに参加させたり、歌わせること。
カラオケ苦手な人にとっては、これキツイですよね~。
⑦スモークハラスメント(スモハラ)
喫煙に関する嫌がらせ行為のこと。
先輩が後輩に喫煙を強要したり、周囲の人がイヤがっているのに、喫煙をやめない行為のこと。煙で他人の衣服に匂いがつくことなども、相手が不快に思ったらスモハラにあたります。
などなど、探すと色々あります。
自分がハラスメントの被害者になることもあり得るし、逆に知らぬ間に自分が加害者になっているとこもあります。
後輩に無理なことを強要していませんか?
異性に対して、「男だから~」「女だから~」みたいな性差別的な発言をしていませんか。
ノリが悪いと、カラオケで無理やり歌わせたり、歌わなかったら無視するなどの嫌がらせをしていませんか。
タバコを吸えるようになったからと言って、周りに迷惑を考えずに、タバコを吸っていませんか。
ハラスメントは、他人が不快感や恐怖を感じる行動・言動をいいます。
大事なのは、不快や恐怖を感じる判断基準は、それを受け取る側にあるということ。
自分の中ではO.Kなことでも、相手にとってはN.Gなことはハラスメントに当たる可能性があるってこと。
あなたの行動で、相手が少しでも表情を曇らせたりしたら、すぐにその行動は控えた方がよいでしょう。
自分のハラスメント行為によって、人を傷つけた場合、裁判沙汰になることも多々あります。
ニュースでも、上司が部下にパワハラを起こしたとして、企業とその上司個人に対して損害賠償命令が下されるケースもあります。
過剰に反応する必要はないかもしれませんが、常日頃、自分の行動が、相手にとってどんな影響があるだろうかと考える癖をつけておくとよいでしょう。