柳のように垂れ下がった枝に、雪が降り積もったような白い花が境内に咲き誇っています。
「小さくても、集まれば美しい」という思いをこめて、４０年前におよそ１５０株が植えられました。
週末ごろまで楽しめるということです。
今日のお客様は今ドラマや映画でご覧にならない日はないというような大人気の俳優さんでいらっしゃいます。
松坂桃李さん今日のお客様です。
どうぞお入りください。
まあねお背が高くって。
今年だけですでに２本映画に主演されてるという事ですけど…。
どうぞお座りください。
失礼します。
よくいらしてくださいました。
いやいやとんでもない。
『徹子の部屋』でございます。
今日はご家族とか色んな事伺わせて頂きます。
よろしくお願い致します。
お願いします。
まああれですかねお背今入ってらっしゃる時高いように思ったけどどのくらい…。
そうですね。
１８３ほどありますね。
じゃあちょっとあれですよねどっか入る時にテレビやなんか…映画とか。
そうですね。
時代劇とかなんか特に。
そうでしょ。
ちょんまげなんかやってたらね。
もうこうなるんで。
ガンッなんてぶつかったらね。
さてなんといっても２０１２年今から６年前になりますが朝ドラの『梅ちゃん先生』でヒロインの夫役をなさった。
いかがでした？毎日の朝の…。
いや〜もう親がとにかく喜びまして…。
よかったね親孝行。
そうなんですよね。
意外にもこういうのが親孝行になるんだと思って。
ホントホント。
だからなんでしょうねようやくお前の仕事をご近所さんに言えるって…。
そう認めてねおもらいになられるって事なんでしょうね。
初めて言われましたねその時は。
でもうれしかったですね。
そうよね。
それにしても随分いいお名前なんだけどこれご本名ですって？あっそうなんです。
すごいねこれ。
松坂桃李？松坂桃李ですね。
これはどういう意味なんですか？桃李っていうのは。
これはですねうちの父がつけてくれたんですけれども「桃李もの言わざれど下自ら蹊を成す」っていう。
すごい。
中国の司馬遷っていう言葉から取ったんですけど桃やスモモの木っていうのは実がなっているだけでたくさんの人がその香りに誘われてたくさんの人が集まって…。
でそうすると自然とその木の下に道ができると。
でお前も何もしなくともその魅力というかそういうものにたくさんの人が寄ってくるような男になれよみたいな。
いいのがあるのねやっぱりね昔の人は。
そんな事をつけたんだわね。
今思うとホントありがたい名前だなと思いますね。
いいわね。
でも最初の頃はなんか自分でもちょっとわからなかったので名前の由来とかも。
それから女の人みたいな名前ね。
そうなんですよ。
小学校の時とかも僕４年生の時に…小学校４年生の時に転校してで紹介するじゃないですか先生が。
それで「松坂桃李君です」って言われて黒板に名前を書いたんですけどその名前が違ってて桃に里だったんですよね。
それで「桃里」っていうふうに書いてあって。
でも当時僕も名前を書けなかったんですよね。
漢字でね。
漢字で書けなくて。
なんか違うなって思いながらずっと１カ月ぐらいその名前で過ごしてましたね。
ちょっとそれこそ女の人みたいな名前よね。
でもあなた上にお姉様がいらして下に妹さんがいらっしゃって間に…。
そうなんですよ。
挟まれて育って。
お母様もおしゃべりになる方なんで…。
家の中でみんながものすごくよくしゃべってるんですって？しゃべるんですよ。
言葉のケンカではまず勝てないですね。
お姉様と妹さんとで？ええ。
だからもう僕はずっと黙る一方といいますか。
物静かになる…お父様とあなたは物静か？そうですね。
あら可愛い。
これだけの差なんだ。
ああ〜そうです。
可愛いわね。
妹さんなんか随分小さいのにね。
そうなんですよ。
だんだん年齢重ねていくと姉の影響を受けてちょっと僕に対して強い感じといいますかね態度が強くなってくるので。
でも随分男の子らしい感じがしてるじゃありませんかあなたね。
その頃は結構活発だったんですけど。
でもあれでしょ？なんか空手かなんか習いたいってお父様におっしゃって。
あっそうなんですよ。
最初それで小学校の時に空手をちょっとかっこいいなと思って習いたいと思ったんですけど「近くに空手道場がないから合気道で我慢しろ」って言われ。
お父様に？うん。
「同じ道着だろ」っていう事でまあそうなのかって思いながら…。
流れのまま合気道をやるはめになっちゃったんですけど。
ハハハッどうでした？合気道は。
全く知識なかったんですけど面白いですね。
今の仕事にすごく生かされてるというかアクションとかをやる時に結構動きが役立つんですよね。
こんな奇麗なひもが付いてるんですか？そうなんですよ。
これは多分青帯なんでかなり下の初心者の…。
そうなの。
これがどんどん色が変わってって黒帯とか…。
黒帯になっていくの？ああそう。
すごい。
でもあれでしょうね形？なんかその空手とちょっと違うなと思いながらもずっとやってらしたそうですけど。
合気道っていうのはどういう…。
なんか形ってあるんですか？あの基本的には自分からは攻めないんですよね。
空手は自分からいきますけど合気道の場合は相手の力を利用して投げるとかいなすとかっていう事が多いので全く実は全然違うというか。
すごい違うわね。
すごい違いがあるんですよ。
自分の方から出ていかないのね？出ていかないんですよ。
だから全然全くこれ途中から空手と全く違う事やってるっていう事に気付いて。
だけど合気道ができると向こうから来た時にパッとよける時なんかはいいんじゃない？そうですね。
芝居の時なんか。
なのでアクションをやってる時なんかはそのなんていうんですか体さばきといいますかそういうものが結構生かされて。
できるんだっていうね。
でもお父様は初めに空手じゃなくてあなたが合気道に行くっていう時お父様も一緒にいらしてお父様は今でも合気道やってらっしゃる…。
そうなんですよ。
今でも父はやっておりまして。
僕はもう中学校１年２年ぐらいの時に違う事でやめてしまったので。
そうなの。
何を始めるんでやめたんですか？その時はバスケットをやりたいと思って。
全然違うね。
全然違うんですよ。
バスケットをやりたいがためにそれで合気道をちょっとやめて。
でも背高いからそれはいいんでしょきっとね。
中学校まではめちゃくちゃ身長が低かったんですよね。
そうなの？バスケットやるまで？バスケットやるまでは。
でもご両親が働いていらしたんであなたは妹さんとお姉さんの間で家事がとっても上手になった？ああ〜家事といいますか多少なりともちょっとだけ料理ができるというか両親が共働きだったのできょうだい３人でローテーションでなんかこうご飯を作るっていう…。
どんなご飯作ったんですか？それで。
僕は簡単なものでチャーハンとかカレーとかオムライスとかっていう。
でもおいしそうな。
基本なんていうんでしょうねワンプレートものというか。
そういう…あれこれじゃないのね。
おかずとかそういうんじゃ…。
なんにもないんですけど。
不評でしたね。
そうなの？妹さんとお姉さんは上手なの？基本的にバリエーションも豊富で。
母からすごい料理を教わっていたので僕はその３種類ぐらいしか作れなかったので。
僕の当番の時は毎回クレームが来るんですけど。
でもあなた真面目で学校終わるとすぐ部活かなんかやってすぐ家に帰ってご飯の支度してそれでまたバイト行ったりとかって。
随分ちゃんとやってたんですって？結構家族内でのルールが厳しくてですねその共働きだからこそ家の家事っていうものを家族全体で分担してやんなきゃいけないっていう厳しいルールがあったので僕はその時は風呂掃除と洗濯掃除犬の散歩ご飯とか。
随分だわね。
そうなんですよ。
割と大変だわね。
…をやらなければいけないのでなかなか学校帰りに友達と一緒に遊んで帰るとかっていうのができなくて。
で高校の時にバイトをしていたのでアルバイトをする前に急いで学校終わったら済ませて急いで家事バ〜ッとやってバイトに行くっていう事はやってましたね。
そうなの？でもお友達には評判悪かったって？評判悪かったですね。
つきあい悪すぎるっていう。
学校が終わったらすぐ家に帰んなきゃなんないんでしょ。
間に合わないもんね。
「今日ちょっとどこどこ遊び行こうぜ」とかって言われても「ごめん犬の散歩だから」って言って。
でも家族はお誕生日だとか色んな時にみんなですごく集まるんですって？そうですね。
まだみんなが独り立ち…子供たちが僕らが独り立ちする前なんかは必ずどっかのおすし屋さんに行ったりとか。
あらいいわね。
みんなで？みんなで。
最近は正月ぐらいしかなかなか集まれないですけど。
まあね忙しいからね。
あなたもね忙しい…。
何度か家族サービスというかこの間とかもみんなで温泉に行ったりとかして。
あらいいじゃないそんなのね。
お母様とかお喜びでしょ？そしたら。
その時はそうでしたね。
その行った温泉がまあちょっと高めな所で。
あら上等？「そろそろ家族サービスであんた何かサービスしなさいよ」って言われてわかったと。
でも場所決めるとか余裕がないからそっちで決めてくれっていうふうに丸投げにしたんですよね。
ああそうか。
そしたらめちゃくちゃいい所だったんですけどその分会計が鬼のように高かった…。
ホント？あなたが払ったの？それでも。
おごったの？払いました。
大変だったわね。
でもあれですかね大学２年生の時にモデルのオーディションでグランプリをお取りになったって。
はい。
取らして頂きました。
それはどういう募集だったんですか？最初はモデルさんの募集があってで当時僕大学生だったんですけれども大学仲間がまあ遊び半分ですよね「ちょっとお前受けてみろよ」っていうそういった流れでわかったと。
オーディションっていうものがどういうものかっていうのをちょっと興味あるから行ってくるっていう事で行って。
そしたらグランプリという賞を頂いて。
なんか物ももらえちゃうの？なんにももらえなかったですね。
もらえないの？もらえないです。
すごいわね。
私よく物がいっぱいもらえるって聞いてたけど。
雑誌によるかもしんないですけどその僕が受けたファッション誌は何もなかったですね。
ただ特典としてオーディションで今僕が所属してる事務所も協力で…協力して一緒にそこの出版社と一緒にやっていたのでグランプリを取った特典でそこの事務所の…。
無料で養成所に入れますっていう。
そうなの？それで今の事務所にそのまま？事務所にそのまま入ったっていう。
じゃあよかった事はよかったですよね。
結果よかったのかなとは思うんですけどね。
きっかけになりますものね。
きっかけでしたね。
でも戦隊モノでデビューなすったんですけど。
あなたがなさった時かなんかの映像があるそうですから…。
ホントですか？ちょっと見てみます？「皆さんこんにちは。
シンケンレッド志葉丈瑠役の松坂桃李です」「僕は剣道をやった事がないんですがスーツアクターさんの人たちと一緒に相談して丈瑠というものはこういうものだという気持ちを持ちながら常に殺陣をやっています」
（司会）「そうですか。
経験はないと？」「経験ないですね」
（司会）「ないんですね」ヘヘヘヘヘッ。
それでどうしたの？あれで。
あれですか？あの映像多分あれですね。
映画の…戦隊の映画の完成披露だと思うんですけど。
そうなの。
ええ。
まあオーディションを受けましてで多分事務所も受かると思ってなかったんでしょうね。
そうなの。
気楽に話して…。
ええ。
まあもうホントに経験のうちとして「オーディションなんてものはもともと受かる前提で出してないからあなたの事は」っていう事で。
「経験で行ってきなさい」っていう事で行ったんですけれどもああいうふうに役を頂いて。
でそこから僕のお芝居が始まったんですけど。
爆破…爆破する戦隊モノで爆破するっていう所まで通うっていう事があったんですって？なんか。
あります。
もう戦隊の撮影現場…。
なんとかレンジャーとかいうような…。
そうですね。
５人戦隊の…。
その現場って結構特殊でやっぱり爆破できる場所ってなかなかないんですよね。
そうなの。
なので決まってるんですよね。
もうホント山奥の場所で毎朝朝の５時ぐらいにスタジオに集合してで２時間ぐらいロケバスでかけて行ってでそこで爆破のシーン撮ってやるっていう。
そこでそのタイミングで僕の一人暮らしも始まったんですけどね。
なんかそうなんですってね。
大学の時に一人暮らしになったって。
それでなの？そうなんですよ。
でもうそのオーディションが決まって「戦隊のレッドです」って言われて。
なんのこっちゃって思いながらそれを色々話を進めていくとどうやら大学を休学して一人暮らしをしなきゃいけないっていう事がわかったんですよね。
アルバイトなのに。
アルバイトなのに。
でも僕は大学を辞めるつもりもその時はなかったですしそれで休学をして一人暮らしっていう事は一応親には報告しないといけないなっていう事でしたんですけれどもまあものすごい反対されまして。
そうでしょうね。
なんなんだっていうね。
しかもアルバイト…。
アルバイト。
何勝手な事してんだっていう事でそんな口論がちょっと盛り上がった流れで思わず「いや俺はこの仕事でやっていくんだ」っていう事を啖呵切って言っちゃったもの…言っちゃったんですよね。
ご両親に対して？対して。
なのでちょっと後に引けなくなったといいますか。
そう。
それでそのまんま？そのまんま。
僕が多分人生でそんな事を言ったのは初めてに近かったのかうちの父もちょっとビックリしまして。
ホントはそこでもってちょっとやったらやめてちゃんと試験受けてサラリーマンになるとかってそういうつもりだった…。
そういうつもりでした。
大学も経営学部入っていたので。
そうなの。
なのでそういうつもりだったんですけれどもうちの父が「お前がそこまで言うんだったらじゃあやってみろ」みたいな。
困っちゃうねあなた。
引っ込みつかないね。
引っ込みつかない状態で戦隊のお仕事が始まりまして。
戦隊モノをやってこれは面白いとお思いになりました？やっていくうちにそうですね。
ホントに厳しい現場でしたし縦社会が強いんですよね。
そうなの？カメラマンさんとかも６０７０ぐらいの大ベテランの方で代々の戦隊をやってる方で監督やプロデューサーよりももしかしたらちょっと偉いぐらいな…。
大体そうでしょうね。
そうなんですよね。
なのでそういった現場でちょっともまれる事によって他の現場行ってもあんまり物怖じしないといいますか。
なるほど。
あそこで耐えられたんだから…。
そうなんですよね。
なんでも耐えられるみたいな。
結構厳しかったんですよね。
爆破のシーンとかも「そことそことそこが爆破するからその間を抜けてくれ」みたいな事を言うんですけど怖いねでも。
ものすごい怖いんですよ。
ホントに爆発すんの？そして。
ホントに爆発するんですよ。
何百メートル離れてる所で爆破しても熱っていうふうな感じがするんですけど。
じゃあ近かったらね怖い？そうなんですよ。
でも「そういうビクッとかまばたきをしちゃいけないからヒーローだからそういうのダメね」っていう事を言われるんですよ。
つらいわね。
ヒーローつらい。
つらすぎるんですよ。
ああそう。
以来なんかさ戦隊癖っていうのがついて他の演技の時も戦隊癖…。
どういうの？ありましたね。
なんかこうなんていうんでしょうね止まる時だったりなんかこうちょっとした…。
歌舞伎じゃないですけど形みたいなのがあるんですよね。
驚いた時とか？驚いた時とかでも戦隊でいうとちょっとこう止まる…ちょっとした止まりでもこういう…。
すごいねすごいわね。
こういう動きがあったりするんで。
なんなの。
普通の芝居だったらあり得ない。
あり得ないんで。
それは１年以上続けていくと体に染みついてしまうというか。
戦隊アクション？戦隊アクションが。
それを『シンケンジャー』終わってからそのお芝居を抜くのは結構苦労しましたね。
そう。
それやめてくれって言われるでしょ？みんなにね。
言われますね。
「その戦隊芝居なんだ」みたいな。
そんな事言われちゃうの？言われるんですよ。
「その戦隊芝居なんだ」。
それも屈辱ねちょっとね。
それもこっちはそうですね１年以上かけてやってきた思い出深い作品でもあるので。
そうか。
ここでは通用しないというかなんともいえない悔しい気持ちになるんですけど。
せっかくね自分の身に染みついたものがね否定される事になるわけですから。
そうなんです。
かわいそうね。
次の現場で全否定されてしまうみたいな。
そうよねそう。
でもお姉様と妹さんに囲まれて子供時代は女の子ばっかりだから１人で遊んだんですって？１人で遊ぶ事が多かったんで。
かわいそう。
１人遊びっていうんですかね。
家の裏に秘密基地作ったりとか。
それも１人でやってた？１人でやってました。
今でも１人好き？それじゃあ。
今でもそうですねそれが影響してか１人の方が落ち着くというか。
でも今はそんなさ裏の庭の所に穴掘って１人で隠れたりできないわけだから今１人遊びったらどういうの？そうですね。
今だったら家でＤＶＤ見るかとかテレビをずっと見てるかとか漫画とか…。
でもあれですって？焼き肉とかそういうとこ行く時も１人焼き肉？平気？そんなの。
平気ですね。
みんな見ない？あなたの事。
見ないんですよ。
なんにも。
あんまり実は気付かれた事がそんなになくてですね。
それじゃあ今日お一人ですかなんて言われた事ないの？ないですね。
ええ〜じゃあ平気でどんどん１人で焼き肉屋でもお鍋でも？はい。
お鍋でも行っちゃうんだって？鍋でも全然行きますね。
誰もいないとこで１人でこうやって食べてね。
おいしいんですよね。
でもお店の人も「お一人ですか」なんて言わないの？言わないですね。
ええ〜面白いわね。
意外と…。
気付いているんだけれども気遣いで言ってくれないのかホントに気付いてないのかのどっちかだと思うんですけど。
でも渋谷のスクランブル交差点をあなたがそうやって１人で歩いててもほとんど気付かれないとか。
そうですね。
事務所が実は渋谷にありまして。
ええ〜！なのでその辺りで降りる事が多いんですよね。
例えば車で仕事帰りに送ってもらったついでにちょっと渋谷のスクランブル交差点のＴＳＵＴＡＹＡに寄りたいなっていう時に「あっじゃあそこで降ります」って言って降ろしてもらっても全然そこは気付かれないというか意外と多分人が多いからなのかあんまり周りの人は見てないんじゃないかなと思うんですけどね。
確かに交差点なんかはいちいち見て歩かない…人の事はね。
でもそんなのはまだいいとしても撮影所に行ってあなたはもう入ってるのにスタッフの人が「松坂さんまだ入ってません」とかって言う時あるんだって？あります。
それなんなの？いや僕もそれはよくわからないんですけど。
だっていつもいい役やってらっしゃるわけでしょ？ありがたいんですけど。
それで普通に現場入って衣装とか着替えてメイクとかしてるんですけど多分現場の助監督さんがうちの事務所のマネジャーに電話するんですよね。
「松坂さんまだ入ってないんですけど今どういう状態ですか？」みたいな。
「いやもう松坂多分入ってると思うんですけど…」。
「ああいましたいましたいました」みたいな。
なんだ。
そうなの。
…っていうのはよくありますね。
でもそういう時になんかオーラがないとか言われちゃうんですって？よくマネジャーさんからは言われますね。
「あなたは多分オーラがないんです」と。
だから気付かれもしないし…。
どうすりゃいいの？僕もわからないですこれはもう。
どうやったらオーラが出せるのかもわからないですし。
すぐ出したり入れたりするもんでもないでしょうオーラなんてものはね。
なんでしょうね。
生活しやすいからいいんですけどね。
でも撮影で役をやってらっしゃる時はちゃんとオーラが出てるわけでしょ？一応そういうふうには努力はしてますけど。
出てるかどうかはわかんない…。
ですから今日もおいで頂いてるわけなんだけど。
ありがとうございます。
今そこでオーラを出してって言っても出すっていうようなねそういう出し入れできるもんじゃ…。
ないですからね。
今年はホントにお忙しくて上半期だけで映画２本主演やってらっしゃるんですけど特にその中の１本は『娼年』っていう…。
それが女偏の娼婦の「娼」に「年」って書いて『娼年』って。
男の人でそういうふうな商売をしてる人なんですって？そうなんです。
（御堂静香）あなたうちのクラブで働いてみる気ある？
（森中領）体を売るんですか？
（森中）こうして僕は娼夫になった。
セックスなんて手順の決まった面倒な運動です。
いやもうこれは僕が娼夫という役で色んな女性が僕をお客さんとして買ってっていう。
珍しいわね。
でも実際はあるかもしれないけどねあんまり今まではないですよね。
女の人が多かったですよね。
そういう役やる人はね。
それの男版といいますかね。
どうです？抵抗なかったですか？最初はこれは舞台からがスタートだった…。
そうなんでした。
あなたがお出になった舞台だったんですってね。
舞台がスタートでそこから映画化が決まったんですけれども。
なんていうんでしょうね。
もう２０代のうちに…やれるうちに…。
多分この役っていうのはきっと今しかできないと僕の中で思ったので。
これが３０代４０代になった時に…。
清潔な若い時じゃないとねできないかもしれない。
できないので。
やっぱり自分の中では今後年齢を重ねていく中でやっぱり役者として３０代４０代５０代その先になった時でももっと違う幅といいますか違う景色を見るためにも今のうちにやっといた方がいいなっていう事でやるっていう覚悟は決めたんですけど。
どうですか？それでやってごらんになって。
まあ大変でしたね。
何が一番大変？そういうのって。
やっぱりお話上女性と絡む事がホントに多いので精神的にも肉体的にも撮影期間のスケジュール上ちょっとすごい疲弊したというか。
そう。
そりゃそうね。
普通の楽しいご飯食べたりするのに比べりゃ随分ね大変でしょうそういうのがあるとね。
ちょっと普通の芝居と違うので肉体を絡ませる中でのコミュニケーションを取らなきゃいけないっていう…。
特に映画だとこっちから写してるとかこっちからですとかさそこで止めてとかさそういうのがあるでしょ？どんどん。
ホントにやってるみたいにそういうふうに…やらないから。
相当ですよね。
でもこれはホントに僕は女性にぜひ見てもらいたい作品だなと思って。
やっぱりとても繊細な部分でもあるのでそれを優しく受け止めてくれる作品だと思うので。
そうなの。
あとあと色んな役をおやりになるのにはすごく役に立つと思いますよね。
そういう傷ついちゃうみたいなね。
今日色々お話できてよかったです。
こちらこそ。
どうもありがとうございました。
どうも。
オーラ出てます。
出てます？ありがとうございます。
2018/04/04(水) 12:00〜12:30
ＡＢＣテレビ１
徹子の部屋　松坂桃李[解][字]

〜オーラがない!?人気俳優が意外な悩みを告白〜松坂桃李さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
テレビや映画で大活躍中の俳優・松坂桃李さんが登場！
◇番組内容
姉と妹に囲まれて育ち、子ども時代は一人で遊ぶことが多かったという松坂さん。今でも焼肉や鍋料理、カラオケにも一人で行くというエピソードには黒柳さんもびっくり。両親が共働きだったため、幼い頃から掃除に洗濯、料理までこなしていたという。また、戦隊モノでデビューした当時の撮影での苦労話も披露。秘蔵映像には思わず赤面する場面も！そして、人気俳優なのに“オーラがないと言われる”という告白に、黒柳さんの反応は!?
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組ＨＰ
　http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
◇解説放送
小松靖（テレビ朝日アナウンサー）

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー／教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字（字幕）

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード（ステレオ）
日本語（解説）
サンプリングレート : 48kHz

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