大和郡山市でシンボルとして人気「金魚が泳ぐ電話ボックス」 著作権トラブルで撤去へ
04/04 13:47
7年前に京都市の芸術大学の学生が制作
金魚の町・奈良県大和郡山市で、シンボルとして人気の「金魚が泳ぐ電話ボックス」が著作権侵害を指摘され、来週、撤去することが決まりました。
7年前、京都市の芸術大学の学生が制作した、金魚が泳ぐ電話ボックス型の水槽は、奈良県大和郡山市の商店街に町のシンボルとして設置され、地域の人や観光客に親しまれてきました。
しかし去年、福島県いわき市の芸術作家・山本伸樹さん(62)が「1998年に制作した作品に酷似している」と指摘し、これまでの著作権料を請求しない代わりに、自らの手でデザインし直すことを求めていました。
これに対して商店街は「著作権侵害にはあたらない」としつつも、トラブルを考慮し、来週、水槽を撤去することを決めました。
【芸術作家・山本伸樹さん】
「表現者としてのオリジナリティは最低限守らなくちゃいけないので」
Q撤去については?
「とても悲しいですよね」
山本さんは、著作権侵害で損害賠償請求も検討しているということです。