その会社は高級オフィスビルに入居しており、そこにいくのだけど見てくれが一定以上の奴が異様に多い。
その時点で落ちると感じたものだった。
父親がコネのない経営者であるが、企業側を擁護する話をし始めて自分と口論になる。
こっちは基本的に企業を全て敵と思っているし、全てを疑わざる得ない。
そして、それは大抵正しいものだ。
自分が疑い深かったりするのは、おそらく容姿が醜いことが由来だろう。
彼らはもっと優しくて、なんだかんだ救われる世界に生きているのではないか。
企業や世間も彼らには優しい。そのため彼らは前向きに素直に企業や世間を信じる。
大抵は性格がいい。労働運動だとか、面倒な政治とか考えずに自己啓発でもやってくれるのだろうから。
そんなことを言うと、お前が採用されないのは容姿ではなくて性格だとか言う話がある。
そして、それは正しくて醜くて性格の悪い自分は落とされるのだろう。
性格が悪いから容姿が醜いのではなくて、容姿が醜いから性格が悪いのだ。
容姿がまともになるなら、どうにかしたい。
結局口論の後にはMRにでもなれとか言って来た。自分が病気なのだから云々と。
調べてみるとMRは縮小傾向で、検索のサジェストには顔採用などと出てくる。
無理やり黙らせるためにでっち上げも含めた落ちた企業のリストでも渡そうかとも思っている。
正直、応募するのもストレスになって来ていている。
仕方がないので労働者などに自己啓発をさせて無理やり労働環境は悪化しているなどといった資本主義の分析や批判本を読んでいる。
水泳するといいよ