市長の応急処置で土俵上がった女性に「下りて」

 京都府舞鶴市で4日に行われた大相撲の春巡業で、あいさつ中に倒れた多々見良三・舞鶴市長(67)の応急処置のため土俵に上がった女性に対し、土俵から下りるよう求める場内アナウンスが流されたことがわかった。

 春巡業は市制施行75周年を記念して開催。4日朝から舞鶴文化公園体育館で、横綱の白鵬、鶴竜ら幕内力士の取組などが行われた。

 市民らでつくる実行委員会などによると、4日午後2時過ぎ、多々見市長が土俵上であいさつ中、突然あおむけに倒れた。女性数人が土俵に上がり、救急隊員が駆け付けるまで心臓マッサージなどの応急処置を実施。その間、「女性の方は土俵から下りてください」とのアナウンスが何度か流れた。多々見市長は病院に搬送されたが、意識はあり、会話もできる状態だという。

 日本相撲協会側によると、土俵は女人禁制とされており、会場は当時、騒然となっていたという。協会幹部は「会場の混乱を収めるためで、対応に問題はなかった」としている。

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