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【格闘技】

比嘉、勝てば具志堅会長からファーストクラスでNY旅プレゼント

2018年4月4日 紙面から

具志堅会長(左)とポーズを決めるWBC世界フライ級王者の比嘉大吾=東京都杉並区で(福永忠敬撮影)

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 ボクシングのWBCフライ級王者で、15日のダブル世界戦(横浜アリーナ)に日本新記録の16連続KO勝利をかける比嘉大吾(22)=白井・具志堅=が3日、東京都内の所属ジムで公開練習。鋭い動きで絶好調ぶりを見せつけた。

 「勝ったらニューヨークかな。マディソンスクエアガーデンで最高のカードが組まれる。リナレス(WBAライト級王者・ベネズエラ、帝拳)の試合を見せたい」

 KO記録のご褒美は? と問われたジムの具志堅用高会長が即答した。

 「ファーストクラスですよね?」と比嘉がおねだりすると、「KO新記録なら安いもの」と最上の空の旅を確約した。ビジネスクラスも今年2月が初体験で「こんな世界があったなんて」と感激していた22歳は「超グレードアップです」と目を輝かせた。

 ただ、具志堅会長は「アメ」だけではない。「でも負けたら沖縄帰れないからね!! 17日が県民栄誉賞の授賞式だけど、負けたら辞退ですから」と、万が一の時には、比嘉が楽しみにする里帰りは中止とくぎを刺した。4・15はKO記録とともに勝てば天国、負ければ地獄の一戦になった。

 ただ、今の比嘉に「地獄」の心配はいらなそうだ。練習では鋭い動きから強打を連発。減量も、野木トレーナーが用意する特製弁当でかつてないほど順調だ。

 「倒すのは第一条件。15日は一番インパクト残して、一番会場を盛り上げて、一番注目される試合をしたいです」と宣言した比嘉は新記録とともに会場のスポットライトを独占する。 (藤本敏和)

 

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