映像を再生しながらスマートフォンの向きを変えると、映像内の声優のボイスが切り替わる――アニメ「ポプテピピック」のそんなスマホアプリが、「コンテンツ東京2018」(東京ビッグサイト、4月4日~6日)に出展されている。Android版は4日、iOS版は近日中に配信を始め、5月末まで提供する。
ポプテピピックは、放送枠30分間のうち、前半と後半(15分間)で番組内容はそのまま、キャラクターを演じる声優を変えて流す――という構成で話題になった。アプリは、この放送内容を使って作成した。
例えば、スマホを縦にして見たときは、ポプ子の声が江原正士さん、ピピ美の声が大塚芳忠さんだが、横にすると三ツ矢雄二さん、日高のり子さんに変わる。2つの映像を同時に用意しており、スマホの向きに応じて切り替えているという。
この他、横向きではアニメーション映画を、縦向きではアフレコの様子を流す「COCOLORS」(コカラス)や、犬との散歩を縦向きなら人間視点、横向きなら犬視点で楽しめる「タテヨコDOG」、テレビのエンディングテーマに合わせて横向きならエンディングテーマの映像を、縦向きならキャラクターにフォーカスした映像を楽しめる「続 刀剣乱舞-花丸-」――などを出展している。
いずれも専用サイトで、ダウンロード方法を案内している。タテヨコDOGとCOCOLORSは期限はないが、続 刀剣乱舞-花丸-は4日から1週間の期間限定配信。
開発した神風動画/タテヨコプロジェクトの1人、田川ひみさんは「面白そうな技術の特許を取得できたので『皆さんで遊びませんか』と出展した。さまざまな使い方があると思うので、皆さんで可能性を広げてもらい、企画段階から手伝いができれば」と話す。
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