メルカリ便利ですね。
最近、ブランドものの服は専らメルカリで買ってます。
仕組みと市場ができれば、メンテだけで大量に儲かるのでいいビジネスだと思います。
さて、今回はメルカリを共有棚として利用する、というお題です。
メルカリの「シェア倉庫化」とはどういうことか、というのは、下記の記事が詳しいです。
ある大学生はお店で「流行りの服」を新品で買ってきて、メルカリで「流行が終わる前」にすぐに売ってしまうのだそうです。
そうすることで、自分の心を満たしつつ「後から流行りにのってきた子」に高く売ることができて、実質的に安く洋服を着ることができるから。
流行にビンカンであることで、経済的にトクするようになっている、というのがちょっとおもしろいなと感じました。
これは「服」の消費行動を図解したものですが、おなじことを「本」で行います。
新刊本を安く購入でき、同じ趣向の人に共有できる(安く売れる)、ということです。
メルカリの商品欄がブクログなどの本棚のようになるので、これを『共有本棚』と名付けます。
買ってすぐメルカリ登録
私は、新刊本を買います。もともと欲しい本、読んでみたい本、いろいろです。
買うと同時に、メルカリに出品します。
「カウル」という姉妹アプリを使えば、ISBNバーコードを読み取るだけでOKです。価格も自動計算で算出してくれます。(新刊の場合定価の8割~9割の値段になります)
あとは、売れるまでに本を読みます。普通に本棚保管で、とくに出品棚とかは作ってません。
たまに読み切ってないうちに、売れることもありますが、その場合発送まで(2,3日)の間に読み切ります。
半強制的に積ん読を解消できるので、これはこれで良しとします。
売れた後の手続き・処理
いくつか用意しておくものがあります。
A4用紙・A4封筒、
ネットワーク(Wifi印刷できる)機能のあるプリンタ
クリックポスト(Yahoo!アカウント)のID
プチプチ(包装用)
マスキングテープ
です。
基本的に、送付はクリックポストです。A4サイズで厚さ3cmまでの大きさのものならすべて164円で送付できるので、たいていの書籍はこれで送ることができます。
相手の住所をコピペしてクリックポストに入力し、印刷します。
プリンタをwifiで接続していれば、スマホでもPCでも作業はできます。
プチプチ(緩衝材)は、自分がAmazonなどネット通販で頼んだ時のものを取って保管しておき、それを使います。(多少破れてても文句言われることはありません)
A4サイズの封筒に売れた商品を入れ、マスキングテープで閉じます。
B5サイズの本などなら、封筒を半分に折って閉じるときれいです。
クリックポストの宛先の紙もマステで両端を留めるだけです。
マステを使うのは、糊よりも早いのと、見た目オシャレにみえるからです。
発送までの相手とのやりとりはしなくても大丈夫です。発送通知と評価だけあればいいし、ちょっと遅れた場合は、その旨伝えればOKです。
発送の手間は、かなり簡便なものになっています。
1商品につき3分弱。たくさん出品して発送日を決めてまとめて行えば、より短縮できます。
上記のやり方で100件以上取引していますが、100%良い評価を得られています。*1
手数料と売上
手数料は売上の10%です。
あまりに安い本だと大した売上にならないので、基本的に単価1000円以上のものしか出品していません。
売価は新刊本の場合、定価の8割~9割にしていますが、値下げには柔軟に対応します。
高いと思われるかもしれませんが、売れなくてもいいか、というか、あんまり売りたくないな、くらいの気持ちで高めの値段で出しています。(なんせ共有棚なので)
それでも、新刊で買うより安く、メルカリのちょっとしたポイントも使えるので売れていきます。
結果、定価の6,7割が利益となります。
最近ネットで新刊本を買うと10%ほどポイント還元されることが多いので、無事売れさえすれば、実質定価の2,3割の価格で新刊本を読むことができます。
新刊を買う際の罪悪感が少なくなる、というのも大きいです。
売れない本もそのうち売れる
そんな単価の高い本を読むユーザーがメルカリにいるのか?と思うかもしれませんが、意外と本を買う人は多く、特にカウルの影響で爆発的に広まっている印象があります。
また、メルカリにはフォロー機能というのがあり、フォローしたユーザーの出品した商品をすぐに見ることができます。
売る側としても、勝手にリピート購入していただける、ありがたい機能です。
そのため、しばらく売れない本もそのうち売れることもあります。
私が出品している商品は基本的に本好きのコア層に響くものを出しているので、この本もいいな、とさかのぼって買ってくれる人も多いようです。
本当に手元に置きたい本は一度手放すと分かる
自分の部屋の本棚は有限です。
でも常に自分の本棚を公開しておくことで、その本棚にある本を誰かが手に取ることができます。
そうして、本棚の本は常に入れ替わっていきます。
たまに手放して惜しいと思う本もあるかもしれませんが、とりあえず一旦手放してみます。
すると、やっぱりもう一度欲しい、と思ったころには、売った値段と同じくらいに価格がこなれていることもあります。
「本当に手元に置いておきたい本は、いずれ戻ってくる」というのは本屋Titleの店主・辻山さんの言葉ですが、誰かに売ったり貸したり買い戻したりできるのは「紙の本」の利点です。
本についての話は、こんなことも書いています。本は、大好きなので、新しいものともうまく付き合っていきたいです。
*1:件数的に古物商取らなくていいの?と思われるかもしれませんが、年間でいえばそれほど売れていません(確定申告も要らないレベル)。よほど何か指摘されるか件数増えたら取ろうかなと思います。そんな難しい手続きじゃないので・・