9デザイン トークス+(プラス)[新]「アイコン」[二][字] 2018.04.03

34月 - による admin - 0 - 未分類

日本独自の紋章家紋。
企業やブランド団体を印象づけるロゴ。
そして場所や行動を示すピクトグラムや感情を表現した絵文字。
物事を一目で分かる絵柄で記号化するデザインは現代のコミュニケーションに欠かせないもの。
今回のテーマは「アイコン」。
シンプルなデザインに秘められた奥深い世界を探求します。
(拍手)よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速なんですけどね佐藤さん今回のテーマっていうのは「アイコン」という言葉になるんですけども主なイメージでは例えば象徴とかシンボルとかそういったイメージになるんですけども佐藤さんはどういうふうに捉えてます?アイコンという言葉。
そうですね。
もちろんマークだったり一番身近なところで言えばスマホのアプリだったり。
そうですね。
あれもちろんアイコンなんですけども。
もっと例えばプロダクトもそうですしあと空間とか概念とかそういうものも僕はアイコンとして捉えていて。
なるほど。
さあそれでは佐藤さんが生み出す作品を見てみましょう。
日本を代表するクリエイティブディレクター佐藤可士和さん。
ミュージシャンのアートワークやプロダクト店舗デザインなど注目を集める作品を数多く手がけてきました。
中でも佐藤さんがデザインした企業ロゴは誰もが目にした事があるものばかり。
東京都にある交響楽団のロゴは2色の五線譜を重ね合わせた十字型を考案。
赤は情熱青は冷静さを表し相反する要素が交わる事で新しいものが生み出されるという楽団のアイデンティティーを表現。
地域再生の一環としてブランディングに携わった愛媛県の地場産業今治タオル。
佐藤さんがデザインした高い品質を保証するロゴは消費者の心をつかむとともに産地全体の士気を上げる効果へとつながり今治タオルを世界的に知られる有名ブランドへと成長させました。
佐藤さんの基本的なデザインスタンスは伝えるべき本質を捉え分かりやすい形で表現する事。
佐藤さんはこのコンセプトそのものをアイコンのデザインと呼びます。
こちらは代表作の一つ。
およそ20年前大手広告代理店に勤めていた頃に手がけた車の広告です。
車に乗って家族で出かける事を楽しみにしている子どもの目線で作り話題になりました。
佐藤さんのアイコン的デザインは2次元にとどまりません。
こちらは建築家と共に手がけた幼稚園。
だ円形の行き止まりのない屋上で思いのまま自由に遊ぶ子どもたち。
幼稚園全体がぐるりとつながって見渡しがよく仲間外れも生まれないデザインです。
子どもたちが行きたくなるような幼稚園というコンセプトを大胆な形で実現しました。
アイコンとは人の気持ちに働きかけるデザインの事と佐藤さんは考えています。
平面から立体更に人の気持ちまでもコンセプチュアルなデザインの事をアイコンと呼ぶ佐藤さんの哲学に迫ります。
佐藤さんねもちろんさまざまなプロジェクトを手がけてらっしゃるっていう事なんですけどもアイデアってそのつどやっぱり生み出し方っていうのは違うんですか?今やってる僕のデザインの仕事というのは何かクライアントの問題を解決するためにやってるので一見僕の中のイメージを孵化してアイデアを出していくように思われがちなんですけどどっちかっていうとクライアント相手の対象から本質を引き出してそれを形にするっていうやり方をしてるんですね。
問診と呼んでるんですけど。
面白いですね問診。
例えば問題の一番コアは何だ?じゃあ治すにはもともとその人の持ってるいいところはどこだ?みたいな事を相手の中から引き出すんですよ。
面白い。
なるほどね。
そうする事によって…だから毎回その答えもいつも目の前にあると思っていて。
先ほどオープニングでいわゆるアイコンという言葉をどう捉えてるかという質問の中でさまざま出てきた中で空間っておっしゃってたじゃないですか。
さっきVTR出てましたけどあの幼稚園「あっここに連れてけばよかった」と思ったんですよ自分の子ども。
そもそも佐藤さんにそういう幼稚園ちょっと考えてほしいっていう話はどういう経緯で?ちょうど築35年とか40年ぐらいたっていて建て替えをそろそろしないとなっていうのがあったんですね。
そこでせっかく建て替えるんだったら何かもっとこう面白い事をしたいというか。
その園長先生がいろんな夢があってそれを実現するような建物を建てたいと思ってたんですけど。
馬飼いたいとか温泉作りたいとかいっぱいアイデアがあるんですよ。
それを子どもたちの様子を見ながら先生の話を聞くっていうのを半年ぐらいやりまして。
一回だから先生の頭の中をデザインしますって言ったんですよ。
面白いですね。
一回整理して。
頭の中をまずデザインしよう。
そうですね。
はい。
まあ結局ざっくり言うと何か新しい幼児教育の可能性を試したいって事なんですよね。
何かもっともっといい子どもたちに対する教育があるんじゃないか。
感じます見てるだけで。
だからそれは別に馬とか温泉じゃなくてもいいんですよ。
どっちかというともっといろいろ実験できるような場があった方がいいんじゃないかっていう。
「ですよね?」って言ったら「そうでした」と。
あの形いわゆる円形。
ああいう発想っていうのもすぐ浮かんできたんですか?幼稚園をいろいろ日本中のを見たんですけどきれいな幼稚園っていうのはたくさんあってだけどそのきれいな箱に必ず遊具が置いてあるんですね。
なかったですか?あれ。
はい。
ないんですよあれ。
で遊具を取っちゃうとそこは小学校だか中学校だか分かんないような空間ばっかりだったんです。
で何か幼稚園っぽくないなってずっと思ってた。
もっとTHE幼稚園みたいなものを作った方がいいなと思って毎日行きたくてしょうがなくなるような園舎自体を巨大な遊具にするっていう事がそれ自体がすごいアイコン的なコンセプトといいますか。
おっしゃるとおり。
今ちょっとつながってきました。
この幼稚園のアイコンとして空間を作られたと。
まさにそうですね。
デザインを生み出す時にこれが一番大事だよっていう何かってあるんですか?やっぱりコンセプトが僕はすっごい大事だと思ってまして。
まずコンセプト。
まずコンセプトですね。
コンセプトっていうのはやっぱ考え方の方向性なのでそれが間違ってしまうともう永久に出玉の角度が変わっちゃうのと一緒なので。
ず〜っと違うところに行っちゃうので。
やっぱコンセプトは一番大事なんですよ。
でまずそこが大事でそのコンセプトがどれぐらい研ぎ澄まされてるかによってもうほとんど全てが決まってしまう。
やっぱり優れたコンセプトはすごく人の心を動かしますしそこのコンセプト作りがある意味アイコニックにできるとものすごい耐久性があるコミュニケーションができる。
コンセプトをアイコニックにする。
はい。
そういうふうに佐藤さんが考え始めたあるいは実際そういう哲学を持ち始めたっていうのは最初の頃いわゆる広告の世界に入ってからそうでした?僕はすごくそのアイコンという考え方にかなり小さい頃から引かれていてそれこそそれの最初の原体験が今思えば2歳とか3歳ぐらいの時に見たディック・ブルーナのミッフィーの絵本とかあれすごい影響を受けてますね。
へえ〜。
真四角の本で開けると片側は真っ白にタイポグラフィーだけというか。
でこっち側はもう本当に色が5色ぐらいですごくシンプルなうさこちゃんの記号だけがあるっていう。
それの連続の本というのが子どもながらにすごいかっこいいなと思ったんですよ。
結構それが今思うとグラフィックデザインとかアイコニックなものの原体験。
だから広告代理店に入ってもっとすごくアイコン的なコミュニケーションをしましょうって事を社内でも言ってたんですけどまだそんな全然若造が言っても…。
聞いてくれなかったんですね。
聞いてくれないしあと「じゃあどうすんの?」って言った時にこっちもそんなすばらしいソリューションを出せなかったりとか。
何か感触は持ってたんですけどなかなか実現できなかったんですけどちょうど5年目ぐらいから車の広告をやった時にそれが自分で「あっ何かこういう事だ」みたいなきっかけがつかめてそこからは割と何となく自分の考えるそういうコミュニケーションフィロソフィーみたいな事が実現できてった感じです。
さっきのミッフィーの話で思ったんですけどもものすごくシンプルじゃないですかあれ。
佐藤さんも共通点で言うとものすごく…語弊あると失礼なんですけどもシンプル。
そうですね。
シンプルなものを作りたいと思ってます。
やっぱりそうなんですか。
はい。
それはなぜですか?やはりそれは強いからですね。
シンプルが強い?強いですね。
…といいますと?やはり人間というのは情報をこう処理してる訳ですけれどもやっぱ複雑なものっていうのはパッと一瞬では複雑っていうぐらいですから把握できない訳ですよ。
やっぱり単純化されていてシンプルであればあるほどスッと心に響いたり把握しやすいという。
シンプルでいいねってものはその思いが全部そこに凝縮していてもう必要最低限。
これ以上足す事もできない減らす事もできないような要素で成り立ってるみたいな事が初めてシンプルといわれるんだと思うんですよね。
だからそういうものはある意味コミュニケーションの中で最も精度の高いものだと思うのでそれはもうスピード感もあるし耐久性もあるし。
いわゆる普遍性。
普遍性がすごい出てくるんです。
広告も例えばデザインロゴ何でもそうですけれども3年で飽きられてしまったりしたらすごいもったいないじゃないですか。
長ければ長いほどいいといいますか。
そういう意味でシンプルなアイコンというのは非常に僕は有効な手段なんじゃないかなと。
シンプリシティーという部分ではこういった面白いものがあります。
ピクトグラムです。
こちら。
1964年に開催された東京オリンピックをきっかけに日本から世界へと普及したものがあります。
競技種目や施設などを簡単な絵柄で記号化したピクトグラムです。
当時看板や標識は日本語表記のものばかりでした。
海外から多くの人を迎えるにあたり言葉の壁を越えた共通言語としてピクトグラムは生み出されたのです。
それから半世紀がたった今街の至る所で目にするようになったピクトグラムですが共通認識の難しさという新たな問題も生まれています。
例えばこちら。
海外の人に聞いてみると…。
意外にも温泉のマークは海外の人には伝わらないようです。
こういった問題を解決すべく新たな試みが始まっています。
成田国際空港の第3ターミナルをはじめ日本の主要な空港のサイン計画を手がけてきました。
日本独自の文化をうまく紹介するようなピクトグラムであったりそうですねそれから新しい機器が出てきてるそういうものに対応するようなピクトグラム。
これらもどんどんこれから開発されていくんじゃないかなと思います。
現在児山さんも参加し進められているのがピクトグラムの役割を最新技術で発展させるためのプロジェクト。
例えば電車での移動の際はピクトグラムの方向へ携帯をかざしアプリを開けば目的地までの経路を表示してくれます。
時代の変化とともにさまざまな取り組みが進むピクトグラム。
2020年のオリンピックパラリンピックへの導入に向けて期待が高まっています。
すごく日本人っぽいですよね。
ピクトグラムでコミュニケーションとるっていうのは。
そうですね。
もともと多分日本人というのは2Dにいわゆるグラフィックに落とすのがすごい得意なんだと思うんですよ。
それは何でかというと例えば浮世絵とか…。
あれも輪郭線で描かれてますよね。
それがマンガになりアニメになりとか全部平面じゃないですか。
それに対して例えば欧米は例えばこうルネサンスの頃から遠近法だったりもっとすごい立体的な絵ですよね。
写真に近いような。
それで欧米の得意な事で言うとCGとか。
だから3Dなんですよね。
それに対して日本ってずっと2Dの進化なんですよ。
この前僕イタリア行った時にも全員何か「絵文字絵文字」って言ってたので「ここまで広がってるんだ」っていうふうに思いましたね。
これってもともと日本ですよね?そうですね。
誕生したのは。
もうまさにピクトグラムが本当にテキストになったような事ですよね。
これが実際に今世界的ないわゆる共通言語になってきているというリアリティーってのはどういうふうに捉えます?やっぱすごい感じますね。
グローバル化が進みインターネットのおかげで世界中がつながってしまったといいますか。
でその時にせいぜい英語ぐらいまでだったらなんとかあれですけどもっと世界中にたくさんの言語があってやはりそこで言語による正確なコミュニケーションというのは非常に難しい。
言語だからいい事っていうのはたくさんあるんですけどもでもやっぱりそこで言葉が通じない人たちでコミュニケーションしなきゃいけない時にやっぱりビジュアルとかアイコンとか絵文字っていうのはすごい有効な手段ですよね。
アイコンの必要性っていうのはやっぱりますます共通言語としては必要になってくる?それはすごく重要ですね。
特に日本の抱えてる一つの問題というのがありまして。
特にグローバルブランディングの時とかに日本企業がみんな壁に感じてるところがあって。
昔はやっぱグローバル化されてなかったので日本ってこうすごく狭い中でやってた訳ですね。
あんまりアピールする事が美徳とされてない。
そういうものが…何て言うんですかね?もともとすみついてるんですよ。
そこがちょっとグローバルコミュニケーションで言うとよくないところでもっと…グローバルにいくって事はもちろん言語も違う宗教観も違う味も違うで言うとローコンテクストになるじゃないですか。
共有されてる事がすごく少なくなるので。
そこでも通じるものっていうのがやっぱりグローバルで強いコミュニケーションを生むものなんです。
そうするとものすごく複雑な文脈の中で成り立ってる事ではなくて僕はもうなるべく本当に子どもでも分かるような事で握れるような事をいつも考えてます。
例えば夏は暑いとかね冬は寒いとか当たり前ですけど。
それは恐らくアフリカの人でもアメリカの人でも日本人でも夏暑いよねっていうのは…。
共感できる話ですもんね。
そういうぐらいの事でベースを作れるとすごい強いんじゃないかなっていうふうに思ってます。
さあアイコンデザインのルーツといわれる家紋があります。
その現場をですね実は取材してきました。
こちらをご覧下さい。
象徴的なデフォルメによるシンプルな表現が特徴的な日本独自の意匠家紋。
始まりは平安時代。
貴族が自分の持ち物の目印として生み出したといわれ戦国時代には家柄や家系などを表す印として使われるようになります。
その後庶民の間にも広がると暮らしの中のさまざまなものに施され無病息災や子孫繁栄など一族の思いが込められた印として大切に受け継がれてきました。
そんな家紋の魅力は表現の多彩さにあります。
梅の花をモチーフにしたものだけでも100種類以上。
中には花びらを羽に見立て鶴に模したものやこんなかわいいものまで。
先人の遊び心と感性の豊かさがうかがえます。
家紋を描く職人…家紋はコンパスで円を主体に描くのが伝統技法。
円を幾重にも重ねる事でデザインが生み出されます。
単純化させるために使われてるっていうのもあるのかなとは思うんですよ。
フリーハンドで描くと結構複雑な線になってしまいますよね。
円と円をつなぐ事ですごいきれいな曲線が仕上がる。
ほかにも同じデザインを正確に複写できるという点も円を使う理由の一つとされています。
インテリアやプロダクトとコラボレーションした作品など時代に添ったさまざまな表現にも取り組んでいる波戸場さん。
その一つが家紋の新たな用途を提案した個人のための個紋です。
家の紋は代々踏襲されてるものだから考え方は変わってくるとは思うんですけどね込められる思いっていうのは変わらないと思いますね。
現在作業を進めているのは初孫が生まれたお祝いにと依頼されたもの。
モチーフの椿は凜とした強さとかれんさを併せ持った花。
そんな女性に育ってほしいという依頼者の思いを波戸場さんが紋様へと落とし込みます。
あっかわいい。
かわいい〜。
ほら見て。
かわいいね。
印だもんねタキの印。
自分のマークみたいのがあってもいいかなと思ってそれでお願いしたんです。
この人はずっとこれをずっと持っていられると思って。
人の思いをシンプルな形で表現したもの。
それが家紋という伝統的な日本のアイコンなのです。
やっぱりヨーロッパとかに行くと例えば貴族だったりあるいは街のエンブレムっていう考え方が何かすごく家紋と似てるような。
はい。
やっぱり歴史のある国々っていうのはどこか共通点があるなと思いましたけど。
いかがでした?家紋は。
家紋やっぱりいいですよね。
もう本当にあれこそ日本のグラフィックデザインのルーツといいますか。
日本の家紋の面白いのはヨーロッパだとやはり貴族や王様のマーク。
もともと日本もそうだったと思うんですけどそれがこう開放されて庶民も使えるようになっていろいろ進化したっていうのが。
まあそこでポップになった訳ですよね。
大衆のそういうものになった事がより広がった事で面白みが出たんじゃないですかね。
何か見てて全く時代を感じない…。
そうですね。
いろんなモチーフをこうデザインしてる訳ですけどもきれいに収まっていて全部大体…さっきVTRのように円を重ねて描いているっていう。
何かそういうルールが…。
ものすごいシンプルなルールがあるのでざ〜っと見た時も統一感があって美しいんじゃないですかね。
さまざまな情報がシンプルさの中に凝縮されているっていういわゆる無駄を省くっていう部分では佐藤さんが手がけてきたロゴっていうのはもうパッと見ですぐつながるんですよね。
そうですね。
すごくそこを…。
やはり社会の中にたくさんいろんな人がいる訳ですよね。
それは企業…企業といういろんなたくさん人がいてで遠くから見てもパッて「あっあいつがあそこにいる!」っていう事が分かるためにロゴがあるっていう事だと思うんですよね。
だから本当にアイデンティティーを凝縮したようなものがロゴだと思うんです。
なるほど。
逆にそういうロゴじゃないと強くないといいますか。
そのアイコン一つでその存在を世の中にコミュニケーションしていく。
アイデンティティーを凝縮してるものだと思います。
まさにアイコンになるという事ですよね。
そうですね。
さあ今後の展望をお聞きしたいんですけどもどういったプロジェクトを手がけてます?オリンピックが来るというせいもあり日本を…日本のコンテンツを世界に広めていくようなプロジェクトが立て続けにいろいろありましてその一つに有田焼のプロジェクトがありまして有田焼って創業400年。
400年でしたか。
世界に有田をもっと知ってもらおうっていう事で。
それは有田焼をデザイン…?いわゆる描く?はい。
お皿の形状もデザインしましたし何作ってもいいんですよ別に。
だからまさに伝統と革新みたいな事を求められてるんだなと思って有田らしくて有田らしくないものを作ったんですね。
有田焼は日本を代表する磁器の工芸品。
深い藍色と緻密に描かれた柄が特徴といわれています。
佐藤さんはこの藍色を生かした大胆なデザインでこれまでにない新たな有田焼を作り出しました。
13枚作ったんですけど一枚ずつ全然違う絵柄なんですけれども真っ白いお皿に有田のブルーでバサッとスプラッシュペインティングをしてるんですね。
でそこに金か銀色のグラフィックデザインをロジカルなものを載せるっていうその手法自体をアイコン化したんですよ。
なので一枚ずつは全然違うお皿なんですけど集合してみるとすごく一つのアイコニックな作品になってるんです。
最後になりますけども日本のアイコンを世界に紹介していく持っていくその意味っていうのはどういうふうに捉えてますか?例えば有田焼のあれで言うと考え方やその手法みたいな事も一つのアイコンとして捉えて世界に打ち出していくとアイコンっていうのはある意味すごい取り扱いやすいものなんですねコミュニケーション上。
すごく取り扱いやすいものにまとまるので非常にコミュニケーション力があると思うんですよ。
だからすごくいろんな日本の技術やすばらしい感性なんかももっとアイコン化して世界に出していけばすごく訴求力があるんじゃないかなと思ってます。
佐藤さんすばらしいお話でした。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
2018/04/03(火) 23:00〜23:30
NHKEテレ1大阪
デザイン トークス+(プラス)[新]「アイコン」[二][字]

日本のデザインの可能性に迫る知的冒険番組。今回のテーマは「アイコン」。ゲストに、アートディレクターの佐藤可士和さんを迎え、日本のアイコンのデザインを探求します!

詳細情報
番組内容
今回のテーマは「アイコン」。特定の対象物や内容などを簡略化された一つの図形として表現するアイコンのデザイン。企業ロゴやブランド、ピクトグラム、絵文字など私たちの身の回りには、アイコンのデザインが溢れています。今回は、数多くの企業ロゴのデザインやブランディングを手掛ける、アートディレクターの佐藤可士和さんをゲストに迎え、日本のアイコンのデザインという最小限の形の中に込められた思いと美意識に迫ります!
出演者
【キャスター】アンドレア・ポンピリオ,【出演】クリエイティブディレクター…佐藤可士和,【語り】秀島史香

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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日本語
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