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【2018年の見頃は】東北の桜名所10選!桜前線を追いかけて絶景を見に行こう!

2018.04.03

東京の桜が散る頃、ようやく春を迎える東北エリアは全国的に見ても名所の多い桜のメッカ。情緒ある歴史的建造物や、地元民に愛される自然豊かな公園など、そこにしかない風景と桜のコラボは世界に誇る日本の絶景です。東北の桜は各県によって4月下旬から5月上旬頃までが例年の見頃。厳しい寒さを耐え抜き、美しい桜を咲かせる東北の桜の名所をご紹介します!

▲夕焼けに映える鶴ヶ城公園の桜(福島県)

1. 日本一の桜と名高い【弘前公園(青森県)】

まず東北の桜で絶対に外すことができないのは、青森県弘前市にある「弘前公園」の桜です。毎年200万人を超える人出が見込まれており、日本を代表する桜の名所と言えます。
▲外堀に咲く桜と花筏(はないかだ)

東京ドーム約10個分(約49.2万ヘクタール)という広大な土地に約2,600本の桜が植えられており、公園の外堀だけでも約2kmにわたって咲き誇る桜を見ることができます。また、弘前の桜はリンゴの栽培技術を活用した剪定方法にて管理されており、通常の桜より花のボリュームが多いのも特徴。舞い散った花びらが外堀に溜まる「花筏」と呼ばれる桜の絨毯を楽しむことができます。
▲西堀の春陽橋(しゅんようばし)から見る桜の水鏡

昼間の華やかな桜景色から一転、夜はライトアップして幻想的な雰囲気に。西堀の春陽橋から見える、鏡のような水面に映し出された夜桜は圧倒的な美しさです。

そして、桜が満開の時期に開催される「弘前さくらまつり」は2018年で100周年。歴史ある弘前の桜と、露店やイベントで賑わうさくらまつりに足を運んでみてはいかがでしょうか。

【2018年の弘前市の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年弘前市の桜の開花は4月17日と予想されています。(2018年3月28日現在)

【弘前公園へのアクセス例】
JR奥羽本線・弘前駅から弘南バス・市役所前バス停下車、徒歩約4分

2. 武家屋敷の黒塀に映えるシダレ桜【角館(秋田県)】

秋田県仙北市に位置する「角館(かくのだて)」も東北屈指の桜の名所。「日本さくら名所100選」にも選ばれるほどの見事な桜と、歴史ある街並みとのコラボは、日本らしい和の空間を楽しめるお花見スポットです。
藩政時代にタイムスリップしたかのような、歴史ある街並みが点在する武家屋敷通りは、樹齢300年以上の古木など約400本の桜が並ぶお花見スポット。武家屋敷の黒塀に映える美しいシダレザクラが印象的で、散策しながら優美な花景色を楽しむことができます。
▲桧木内川堤(ひのきないがわつつみ)の桜のトンネル

「武家屋敷通り」を経て約10分歩くと、もう1つの桜の名所「桧木内川堤」へたどり着きます。春の陽に照らされて輝く水面と、川堤の緑、そして全長2kmにわたって咲き誇るソメイヨシノのコントラストはぜひ実際に訪れてじっくり見てみたいですね。

【2018年の仙北市の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年仙北市の桜の開花は4月20日と予想されています。(2018年3月28日現在)

【角館の桜へのアクセス例】
JR角館駅下車、徒歩約20分

3. 約2kmに渡り咲き誇る桜のトンネルは圧巻!【北上展勝地(岩手県)】

岩手県および宮城県を流れる北上川の河畔にある「北上展勝地」は、「さくら名所100選」「みちのく三大桜名所」にも数えられる桜の名所。満開の桜並木を一目見ようと、日本全国から訪れる大勢の花見客で賑わいます。
▲北上川沿いの約2kmに渡り咲き誇る桜のトンネル

例年、4月中旬から5月上旬に見頃を迎え、約150種の桜が1万本もあると言われる「展勝地公園」内など見所も多い観光地ですが、特に人気のフォトスポットは北上川沿いの桜並木。大正9(1920)年から植樹され、樹齢90年を超すソメイヨシノの桜のトンネルは見応え抜群。桜が演出するノスタルジックな雰囲気は、いつまでも見ていたい日本が誇る風景です。
また、「北上展勝地さくらまつり」期間中は鮮やかな鯉のぼりが泳いだり、遊覧船が運航されたり、桜のトンネルを観光馬車が走ったりとイベントもたっぷり。夜には美しくライトアップされた桜並木が北上川を彩り、また違った表情を見せてくれます。

【2018年の北上市の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年北上市の桜の開花は4月16日と予想されています。(2018年3月28日現在)

【北上展勝地へのアクセス例】
JR北上駅下車、徒歩約20分

4. 圧倒的な存在感を放つ一本桜【小岩井農場(岩手県)】

「まるで絵画のよう」と見た人を一瞬で魅了するのは、岩手県雫石町にある「小岩井農場」の一本桜。雪の残る美しい岩手山を背景に、どこまでも広がる青空、そして農場の大地に根を張る桜には誰もが引き込まれます。
▲まきば園入口より約1.5km離れた牧草地内にある一本桜(写真提供:小岩井農牧)

この圧倒的な存在感を一目見ようと、晴れた日には県外から三脚や望遠レンズを持った観光客で賑わいます。もともとは、暑さが苦手な牛のために「日陰樹」として植えられたのがはじまりというエピソードも素敵ですね。
▲農場内を南北に貫く県道沿いの桜並木(写真提供:小岩井農牧)

一本桜の他にも、重要文化財の牛舎には時間帯によって牛と桜を一緒に撮影できるスポットもあります。また、県道沿いの桜並木には例年GWの頃に見頃を迎える約50本の桜が立ち並び、岩手山とのコラボを狙いたい撮影スポットです。

【2018年の盛岡市の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年盛岡市の桜の開花は4月16日と予想されています。(2018年3月28日現在)

【小岩井農場へのアクセス例】
JR小岩井駅下車、タクシーで約5分

5. お堀の水鏡に映る夜桜は必見【霞城公園(山形県)】

山形市街地のほぼ中央に位置し、山形城跡を整備した「霞城(かじょう)公園」は県内屈指の桜の名所です。約1,500本の桜は樹齢100年を超えるものも多く、お堀に沿って咲く桜は1本1本に迫力があります。
▲水面に触れそうな桜(左)と線路沿いに咲く桜(右)

オススメ撮影スポットは東大手門前から見える石垣付近。お堀と桜と線路のコラボが訪れる人の目を楽しませてくれます。満開時は水面に触れそうなほど桜が大きく花を咲かせており、タイミングが合えば電車と一緒に写真に収めることもできますよ。
▲お堀に映る霞城公園の夜桜

また、お堀の水鏡に夜桜が映る姿は霞城公園の名物。ライトアップされた石垣と土塁の緑のコントラストがただただ美しく、ずっと見ていたい光景です。

お堀をぐるっと囲む形で桜が植えられているので、桜を眺めながら散策しているだけで楽しい時間を過ごせますよ。

【2018年の山形市の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年山形市の桜の開花は4月9日と予想されています。(2018年3月28日現在)

【霞城公園へのアクセス例】
JR山形駅下車、徒歩約10分

6. 毎年多くの観光客が訪れる、街のシンボル的存在【一目千本桜(宮城県)】

桜の名所が多い宮城県の中でも多くの観光客で賑わうのは、県南部の大河原町にある白石川堤の「一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)」。総延長が約8.5kmもある桜並木で、街のシンボル的な存在でもあります。
川の両岸の桜並木を同時に視界に捉えることができる末広歩道橋は、オススメのビューポイント。“一目千本桜”という名の通り、見渡す限りの桜の下で、地元民も観光客もお花見を楽しんでいます。
一目千本桜の一部エリアは18:00からライトアップがはじまり、水鏡に映る幻想的な桜を楽しむことができます。

全長距離が長いため、散策するエリアによって違う顔を見せてくれるのも楽しみの一つ。桜を追いかけていたら、いつのまにか良い汗をかけそうですね。

【2018年の白石川堤一目千本桜の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年白石川堤一目千本桜の開花は4月上旬~中旬と予想されています。(2018年3月28日現在)

【白石川堤一目千本桜へのアクセス例】
JR大河原駅下車、徒歩約3分

7. 貴重な天然記念物の桜品種が見られる【鹽竈神社(宮城県)】

1200年以上もの歴史をもつといわれる塩竈市の「鹽竈(しおがま)神社」は、国の天然記念物「鹽竈桜」が咲くことで有名なスポットです。
鹽竈桜はソメイヨシノなどよりも遅い4月下旬が見頃であり、花びらは40枚ほどの大輪の花がまとまって咲くのが特徴。花は淡紅色で、密集してモコモコ咲いているのが可愛らしいですね。
天然記念物に指定されている「鹽竈桜」はわずか27本で、多くの人の愛に支えられて咲き続けている貴重な品種。歴史と風情ある神社を背景に、気品漂う桜を眺めるのもまた一興です。

また、毎年4月第4日曜には「花まつり」が開催され、神輿巡行や稚児行列などの伝統行事が行われます。時期を狙えば桜も伝統行事も一度に楽しめますよ。

【鹽竈桜の開花状況・予想】
2018年3月30日現在、鹽竈桜は開花しておりません。開花予想は例年通り4月下旬になる予想です。最新の状況については日本気象協会の桜開花予報ページをご確認ください。

【鹽竈神社へのアクセス例】
JR本塩釜駅下車、徒歩約15分

8. 桜と松島湾の景色を一度に楽しめる【西行戻しの松公園(宮城県)】

「西行戻しの松(さいぎょうもどしのまつ)」という珍しい名前の公園は、松島町にある高台からの景色が有名な絶景スポット。平安時代末期の大歌人・西行法師が諸国行脚の折り、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れ、松島行きをあきらめたという由来の地でもあります。
春になると、展望台からは見事な桜と松島湾の景色を一望することができます。どこまでも広がる青い海とピンクの桜を見ているだけで日頃の疲れも取れてしまうほどの解放感!
朝日が松島湾を照らす姿と桜のコラボは水鏡の夜桜にも勝る美しさ。高台から見る桜と海は、昔から日本人が見ていた風景のように和の風情を感じ、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

より和のテイストを味わいたい人は、松島の歴史ある建造物や街並みを着物で巡るのもオススメ。桜をバックにシャッターを押せば、忘れられない旅の思い出になりますね。
【2018年の西行戻しの松公園の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年西行戻しの松公園の桜の開花は4月中旬~5月上旬と予想されています。(2018年3月28日現在)

【西行戻しの松公園へのアクセス例】
JR松島海岸駅下車、タクシーで約5分

9. 赤瓦をまとった天守閣と桜のコラボレーション【鶴ヶ城公園(福島県)】

戊辰戦争など歴史の舞台となり、難攻不落の城とうたわれた「鶴ヶ城」。その周りを囲む「鶴ヶ城公園」は約1,000本のソメイヨシノなどの桜が咲き誇り、「桜の名所100選」にも選ばれている桜の名所です。
全国で唯一の赤瓦の天守閣と約1,000本の桜のコラボは見応え抜群で、風情もたっぷり。天守閣五層の一番上にある展望台から眺める桜もオススメです。
夜のライトアップでは、まるで桜の上に浮かんでいるような鶴ヶ城が。城壁のホワイトとピンクの桜がとても美しく、ここでしか見ることのできない春の絶景ですね。

鶴ヶ城公園内にはこの他にもソメイヨシノや八重桜を楽しめるスポットが多いため、お城と桜のコラボを存分に楽しむことができます。

【2018年の鶴ヶ城公園の桜開花予報】
日本気象協会の発表によると、2018年鶴ヶ城公園の桜の開花は4月下旬~5月上旬と予想されています。(2018年3月28日現在)

【鶴ヶ城公園へのアクセス例】
JR会津若松駅下車、周遊バス(ハイカラさん、あかべぇ)・鶴ヶ城入口バス停下車、徒歩約5分

10. 樹齢1000年以上、三春滝桜の大きさに圧倒される【三春町(福島県)】

壮大な景観の桜並木もいいですが、歴史ある桜の迫力を楽しむお花見はいかがですか?郡山市の隣、田村郡三春町にある「三春滝桜(みはるたきざくら)」は日本を代表する桜の巨木で、日本三大桜とも名高い、福島県が誇る桜の名所です。
樹高は約13m、根回りは約11mもあり、樹齢はなんと1000年以上といわれています。近くで見るとその大きさに圧倒され、思わず見入ってしまいます。
ライトアップすると幻想的で妖美な桜を感じることができ、その圧倒的な存在感には鳥肌が立つほど。

1本の木とは思えないほど迫力があるため、遠くから見てみたり、根元から見上げてみたりするとまた違った魅力に気がつくはず。一本で何度も楽しめる三春滝桜を心ゆくまで堪能してくださいね。

【2018年の三春滝桜の開花予報】
4月2日に、観測史上最も早く開花宣言がなされました。

【三春町の三春滝桜へのアクセス例】
JR三春駅下車、タクシーで約20分

※滝桜シーズン中の4月中旬~下旬限定でJR三春駅から臨時バス滝桜号(有料)が運行します
東北の桜の名所10選、いかがでしたか?訪れる場所によって様々な種類の桜を楽しむことができますよ。桜前線を追いかけて、もう一度お花見を楽しみませんか?

※桜の写真は2018年のものではありません。
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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