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トランプ政権、対中関税の品目リスト公表 中国はWTO提訴へ
2018年4月4日 10:24 発信地:ワシントンD.C./米国
【4月4日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権は3日、知的財産などの侵害を理由に追加関税を課す中国製品のリストを公表した。電子機器や航空機部品、衛星、医薬品、機械など約1300品目、500億ドル(約5兆3000億円)相当に一律25%の関税を課す。中国商務省は直ちに反発し、世界貿易機関(WTO)に提訴するとともに同規模の対抗措置を講じると表明した。
米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー(Robert Lighthizer)代表は声明で「提案された製品リストは、省庁の枠を越えた広範な経済分析に基づいており、中国の経済計画から恩恵を受けている製品を対象としている。ただし、米経済への影響は最小限に抑えられる」と説明した。
リストは最終的なものでなく、少なくとも5月まで一般から意見を募る。
これに対し中国側は声明で「こうした一方的で保護主義的な行動はWTOの基本的な原則と価値観に重大に違反するものだ」と批判。WTOの紛争解決制度を用いるとともに、中国の法律に従って同規模の米産品に対抗措置を講じると警告した。
中国政府は2日、豚肉やワイン、果物など約30億ドル(約3100億円)相当の米産品に関税を課すと発表しており、米中間の貿易摩擦が強まっている。(c)AFP