2時間程度で作れて失敗しにくいベーグルは、
初心者さんのステップアップに最適
もっちりとした食感とドーナツのような形、そしてバターや牛乳や卵を使わないヘルシーさが人気のベーグル。ニューヨークの定番パンとして有名ですが、実はユダヤ教の宗教食が発祥と言われています。
作り方の最大の特長は、「ケトリング」と呼ばれる焼く前に茹でる工程。コツさえつかめば失敗しにくく、発酵時間が短く2時間程度で作れるので、パン作りを始めたばかりの方もチャレンジしやすいレシピのひとつです。
使う材料は、たったこれだけ!
はじめに、作り方を動画で予習
次に、5ステップで流れをつかんで
材料を混ぜてこねる
ボウルに材料を加え、よく混ぜてひとまとまりにし、こね台に取り出してたたきつけたり伸ばしたりしてこねます。このこねる作業が、パンの膨らみにかかせないグルテンを作ります。
固い生地をこねるコツは?
ベーグルは生地がかたいので、体重をかけるようにしてしっかりとこねていきます。
分割〜ベンチタイム
こね上がった生地をすぐにスケッパーで等分にしていきます(分割)。きれいに丸めて底をとじたら、乾燥しないようぬれ布巾などをかけて休ませます(ベンチタイム)。
成形〜発酵
すきまができないように生地を巻いて棒状にし、長さを出したら片方の端でもう一方を包んでリング状にする(成形)。あたたかい場所で発酵させ、ボリュームを出していきます。生地が2まわりくらい大きくなったら発酵終了。
ゆでる(ケトリング)
沸かしておいたお湯にモルトエキスまたはモラセスを入れてベーグルをゆでる。ゆであがったら、よく水気を切っておきましょう。
オーブンで焼く
予熱をしておいたオーブンに入れて焼きあげます。焼きあがったベーグルは蒸れないように、すぐに網の上に取りましょう。
さあ、詳しいレシピを見ながら作りましょう
詳しいレシピ&作り方動画
詳しいレシピのPDF(1.6M)
ベーグルにおすすめの強力粉は?
粉・イースト・そして少量の塩と砂糖というシンプルなレシピのベーグルは、粉そのものの特徴が仕上がりにわかりやすく現れます。レシピはそのままで強力粉を変えるだけで、さまざまな食感や風味の違いが楽しめますよ。もちもち、ふかふか、しっとり…お気に入りのベーグルを探してみてくださいね。
ベーグルがしわしわになってしまった…原因は?
考えられる原因は3つ。まずは、レシピ自体がやわらかい生地だった場合、ゆでた後に放置するとしわがよることがあります。また、生地を発酵させすぎてしまったときや、ゆでる時間が長過ぎる場合にもしわがよってしまうことも。ひとつずつ見直してみましょう。
ベーグルをゆでるのはなぜ?
焼く前に一度ゆでる工程を入れることで、ギュッと目の詰まったベーグルの独特の生地になります。より詳しくはQ&Aをチェック!
すくいっこレードル
穴あきお玉とは比にならない水切れのよさと、洗いやすさが人気のレードル。これならベーグル生地を傷つけることはありません!
パンマット
パン生地がくっつきにくいパンマット。生地が固めのベーグルもこれがあれば打ち粉を使わずにラクに成形ができます。
ペストリーボード
生地をこねたり伸ばすときの作業台。初心者さんには、適度な重さがあり安定した使い心地で、お手入れも簡単な木製のペストリーボードがおすすめ。
スケッパー
パン生地を分割するときなどに使う、パン作りの必需品。ほかの道具を傷つける心配のない樹脂製のものがはじめてさん向きです。
デジタルスケール
1g単位で正確な計量ができるデジタルスケールはお菓子・パン作りの必須アイテム。本格的に挑戦したい方は、0.1g単位タイプを選んでも。
ガス抜きめん棒
表面の凹凸により生地を伸ばしながら均一にガス抜きができ、キメの整ったパン生地に。生地がくっつきにくく成形もしやすいのも特徴。
オーブンシート
グラスファイバー(ガラス繊維)シートをテフロン加工したオーブンシートは、洗って繰り返し使えて経済的&エコ。
オーブン用手袋
ミトンでは掴みにくいものも、オーブン用手袋なら5本の指が使えるので、オーブンから天板などを取りだす時の安定感が違います。
ケーキクーラー
一度にたくさん冷ませる大きめサイズがおすすめ。ステンレス製ならさびにくく丈夫なので、長くお使いいただけます。