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さらにPCのハードウェアそのものに関する心配も出てきます。これまで、PCリプレースの主な動機は、バッテリーがもたない、キーボードが反応しないといった「ハードウェアの経年劣化」でした。しかし、今後はハードウェアアーキテクチャそのものが陳腐化する可能性もあります。OSの進化から取り残される形で、2~3年で、まるで役に立たなくなるハードウェアが出てくるかもしれない――というわけです。
今後は、5~7年ごとに予算化する、大規模なPC入れ替えプロジェクトなんて現実的ではなくなるでしょうし、PCのリプレースサイクルは大きく短縮するはずです。
情報システム部門にとっては、PCを購入して所有することの負荷が増え続けています。「もはや、PCを購入(所有)することはリスクでしかない」と考えるユーザー企業も少なくありません。これが当社に多くの相談が寄せられるようになった理由です。
私たちは、この問題をレンタルPCのプロとして克服する必要がありました。難しいWindows 10の運用まで含めて、PCハードウェアを提供する「サービス」として提供することで、レンタルの価値は高まるはず――。
そのために、われわれは社内で専門のプロジェクトを発足し、課題解決に向けて対応してきました。激的に変わるWindows PCの運用。この連載では、当社のさまざまな取り組みを紹介しながら、これからの時代におけるWindows PCの運用管理について考えていければと思っています。お楽しみに!
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