私はEvernoteに「かいぜんリスト」というノートブックを作っています。
とにかく日々、失敗して困ったりしたことを、細かくてもことごとく、溜めていっています。
読み化してみると日々、よくもこれほどしようもない失敗をくり返していられるものだと思いますが、これはけっこう役に立つし、こう言うと妙に思われるかもしれませんがわくわくするのです。
一月以上は溜めないとなかなか見えてこないことですが、「これだけの失敗をしないで生きたら、だいぶ幸福度が上がるな!」というくらいのリストになっているのです。
失敗を改善していくという日本では特にありがちで地味なやり方は、どうも地味すぎて、そんなのを溜めてもいやな気分になるだけだと思われるのももっともなのですが、やろうと思えば確実に「カイゼン」できるし、やればたしかに確実に、生活の快適度が上がります。それも目に見えて、強烈に、あがるのです。
こういうのは、機械的にやるのがいいと思っています。
かっこうつけないことです。2度と同じミスをしないとか、どうしてこういうことをしてしまったかをとことん考える、とかはいらないのです。
とにかくカイゼンするようにすれば、だいたい改善はされます。そしてその効果はすぐ上がります。
見返すのがいやだという気持ちだけを少し抑え込めばいいだけです。何ならその失敗をしたのは自分ではなく他の誰かだと思ってもいいと思います。心構えの問題ではないのです。