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ダライのデマ「中国軍兵士がラマ僧に偽装」 西側が報道 ダライ・ラマ14世は現地時間3月29日午前、インドの首都ニューデリーにあるガンジー霊廟で会合を行った後、記者に対し、「中国政府は兵士をラマ僧に偽装させ、チベット人が騒乱を扇動しているかのように見せかけている。私たちは兵士数百人がラマ僧と同じかっこうをしているのを知っている」と述べた。このダライがでっちあげたデマはすでに見破られ、笑い種となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 ダライ集団のウェブサイト「ノルウェー自由チベットの声」に先月29日、ダライが当日インドのニューデリーで行った会合と記者会見の内容が掲載された。それによると、ダライは中国が暴力事件を支持しているかのように暗示している。彼は「私たちは中国軍の兵士数百人が僧侶の袈裟を入手し、僧侶に扮装したと聞いた。周囲から見ると彼らが僧侶にみえる」と伝えた。 インターネット上にこのほど、武装警官数十人が僧侶の格好をした写真が掲載、ダライが「中国軍が僧侶に扮装した」と主張する根拠になっている。調べによると、この写真が撮影されたのは2005年以前。しかも、この制服は現在の着用されているものではない。2005年以降、武装警官の制服には腕章がつけられたが、写真にはそれがない。現在はまだ冬服を着用しているが、写真は夏服だ。この写真は過去に兵士が僧侶の袈裟を借りて地元で演劇を行ったときに撮影したものだ。 この写真がとってつけた恣意的な歪曲であることは明らかだ。 まず、制服の年代がちがうこと。武装警官部隊は2005年1月1日から官兵全員が胸章と腕章をつけたが、写真の武装警官の制服には両方ない。この写真は明らかに2005年1月1日前に撮影されたものだ。2006年5月1日から、武装警官部隊の兵士はすべて05式の制服に、その素材は布生地からウールライクに変更したが、写真の武装警官は87式の布生地の制服を着用している。写真に写った制服は現在着用しているものとは年代がちがう。 次に、制服の季節がちがうこと。西蔵は3月初旬でもなお寒く、気温は零下のため、武装警官部隊は冬服を着用する。市民も同様に冬服を着る。しかし、写真の警官は87式の夏服を着用しており、市民もわりと薄着であることから、5月以降の西蔵の季節であることが明らかだ。 米紙やドイツ紙など一部の西側メディアがこの明らかなデマを恣意的に報道した。「スターン」誌はダライのデマを流し、さらにこの「根拠」となる写真も載せた。(編集KA 「人民網日本語版」2008年4月2日
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