かわいい服が好き。
年々似合わなくなる。
顔が、顔つきが、肌が、似合わない。
働くには体力がいる。
成長期になって、胸が出てきたのが気持ち悪かった。
幸いAカップ程度だけど、全くなしのぺったんこのままが良かった。
今でも、自分の胸は嫌い。
見るたびに吐き気がしてる。
好きな格好ができなくなることが辛い。
アイデンティティは今後も歳を重ねる度に壊される。
すごく辛い。
別に何歳になったって好きな格好すればいいじゃん、って思ってたけど
顔と服が似合わないまま好きな格好をすることの方が辛い。
年相応の服装にまったく興味が持てない。
それを着てるのは誰なんだろう。
それこそただの大人だ。
鏡を見ることが楽しくない。
今の顔にまぁまぁ似合う、どうでもいい服を着て生きていくんだろうか。
大人になんかなりたくなかった。
そう言いながらも大人になった自分をどこかで妥協して、受け入れて、