2018-04-04

少女のままでいたかった

かわいい服が好き。

年々似合わなくなる。

顔が、顔つきが、肌が、似合わない。

体型だって昔みたいにガリガリに細いままじゃいられなかった。

働くには体力がいる。


成長期になって、胸が出てきたのが気持ち悪かった。

お前は大人の女性なんだって強要された気がした。

幸いAカップ程度だけど、全くなしのぺったんこのままが良かった。

今でも、自分の胸は嫌い。

見るたびに吐き気がしてる。


好きな格好ができなくなることが辛い。

アイデンティティは今後も歳を重ねる度に壊される。

すごく辛い。

別に何歳になったって好きな格好すればいいじゃん、って思ってたけど

顔と服が似合わないまま好きな格好をすることの方が辛い。

周りは関係ない。自分が許せない。


年相応の服装にまったく興味が持てない。

それを着てるのは誰なんだろう。

それこそただの大人だ。

何着てたって自分自分って分かってるけど、

私にとって服装自己表現の一環だった。


鏡を見ることが楽しくない。

今の顔にまぁまぁ似合う、どうでもいい服を着て生きていくんだろうか。

それ以外の部分に表現系の趣味もあるけど、

それでも、ひとつ手段を捨てるのは苦痛しかない。


大人になんかなりたくなかった。


そう言いながらも大人になった自分をどこかで妥協して、受け入れて、

まぁこんなもんか。って社会を生きてる自分にも吐き気がする。

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