平成29年12月4日
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本4日,午後5時25分頃から約30分間,河野太郎外務大臣は,公式実務訪問賓客として訪日中のラジャオナリマンピアニナ大統領に同行して訪日しているアンリ・ラバリ・ンジャカ・マダガスカル共和国外務大臣(H.E. Mr. Henry RABARY-NJAKA,Minister of Foreign Affairs)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,ラバリ・ンジャカ外務大臣の訪日を歓迎した上で,日本は「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推進しており,マダガスカルと積極的に協力したい,トアマシナ港拡張を始めとする各種協力を通じ,マダガスカルの経済社会発展及び地域の連結性向上に貢献したい旨述べました。これに対しラバリ・ンジャカ外務大臣から,日本の貢献に謝意を表しつつ,河野大臣の指摘に同意する,両国の長い友好関係を一層強化していきたい旨述べるとともに,日本をモデルとしてマダガスカル経済の改革と社会の安定に取り組んでいきたい旨述べました。
2 両大臣は,北朝鮮問題につき意見交換を行い,ラバリ・ンジャカ大臣から,日本が直面している北朝鮮情勢に関し,同国による核実験とミサイル開発は世界の平和と安定に対する脅威であると述べ,マダガスカルと日本との連帯を確認しました。また,拉致問題に関する日本の立場についての理解が示されました。
3 その他,両大臣は,国連安保理改革を始め,国際場裡における協力等につき,意見交換を行いました。