2018年4月4日
「永遠の俺節」プロジェクト 再開のお知らせ
去年の今頃は、「俺節」舞台&原画展&ショップ企画の準備で慌ただしい日々を過ごしていました。あの頃はまだ、こんな未来が待っているとは想像もできませんでした。すばらしい皆様との回り逢いに、こころから感謝いたします。
早いもので、来月(5月28日)、舞台「俺節」(初日)上演1周年を迎えます。最近のメールには、徐々に記憶が薄れていくことが悲しい、部分的にでもいいからあの記憶をこの世に残してほしい、など、切なる思いが綴られており、私も、もらい泣きしながら拝読させていただいております。しかしながら、お返事が遅くて本当に申し訳ありません。かならず最後のおひとりまでお返事いたしますので、どうか気長にお待ちくださいますようお願いいたします。お返事には時間がかかっておきながら、プロジェクトのほうは、いろんな意味で、とにかく時間がありません。間に合わなくなってしまえば取り返しがつきませんので、今日は、「こころある」お客様に、急ぎお願いをさせてください。
これまで、大量に執拗に反対意見(というよりも人格攻撃)を受けてまいりました。TwitterやFacebookやメールへの度重なる不正アクセスや、なりすまし登録、通販で棺桶の注文までされそうにもなり、身心ともに本当にまいっておりました。こういう経験は初めてなので私も本当に悩みましたが、これはきっと、大多数のお客様が二度と「俺節」を見たくないと思っておられることの現れだと受け止め、プロジェクトを閉じようとしていました。しかし、「アンチ」と呼ばれるグループからの攻撃に違いない、真に受けないでほしい、というご意見もたくさんいただきました。一連の過激な行動は、舞台「俺節」への深すぎる愛ゆえのものか、それとも、舞台「俺節」潰しを狙ったものなのか、私には判別がつきません。しかし私は、どんなに邪魔をされても、やらなければならないことがあるので、攻撃してくる方の期待には、やはり応えられません。そして、これからは、「こころある」お客様とともに、プロジェクトを実現させるためだけに尽力することを、あらためて決意いたしました。
サイト上で発表する内容は、言葉を置き換えて書かざるを得ないために、無用の誤解を生んでしまう可能性があり、申し訳なく思ってきました。そして、ここは、私が責任をもつべき公式サイトなので、すべての発言の主語は「私」です。しつこいようですが、「私個人の考え」を書いているという体裁でやっていますから、誰にも迷惑はかかりません。しかし、遠回しに書くと、いつまでも無駄に時間をとられてしまいます。プロジェクトを実現させるためには急がないといけませんので、今日は、少し近づけて書きます。まず、私個人の本心では、DVD化も再舞台化も映画化もドラマ化も望んではいません。それらを実現させるために必要なお金を用意したり契約を勝ち取るための闘いがあまりに大変なので、今の私がそれをやれば、本当に命取りになってしまうからです。それなのに何故、DVD化を目指すと宣言したり、舞台「俺節」のスタッフ・キャスト全員が参加できることを条件とした再舞台化、映画化、ドラマ化を目指すと言ったのか。それは・・・それら全てに参加したいと望む方々が存在するからです。それは、お客様のことではありません。誰のことを言っているのか、具体的に個人名を並べることはできません。書いてしまうと、「アンチ」と呼ばれるグループからの攻撃のターゲットが私ひとりだけでは済まなくなり、新しいターゲットにまで及んでしまう恐れがあるからです。そしてまた、権力を持っている側から始終監視されているこのサイトは、即日閉鎖を余儀なくされてしまうからです。ただ、全体的に、ざっくりと、舞台「俺節」スタッフ・キャスト、全ての関係者を代表して、私がここに書いている、とだけ、思っておいていただければ十分です。(どうか個人名を詮索しないでください)関係者全体として、思い出のDVDはぜひとも欲しいと願っておられること、関係者全体として、また一緒に仕事をやりたい、それが舞台であっても映画であってもドラマであってもなんでもいいから、チャンスがあるなら、ぜひまた一緒にやりたいと願っておられること・・・私は、初めてそのことを知った日、なんとかして、その願いを叶えたいと、思ったんです。私の人生と引き換えにしてでも、叶えたいと。
以前も書きましたが、新しい企画の契約の一番最初に必要なのは、私(版権者)の承諾です。その後、大きなところから順に承諾が出て、スタッフ・キャストおひとりおひとりまでオファーが行くのは数年後になってしまいます。とても長い時間がかかりますから、途中で話がまったく変わってしまうことも多く、また、実現まで至らずに途中で消滅する可能性も高い。つまり、舞台「俺節」関係者がひとり残らず揃ってまた一緒にやれる可能性は、限りなく低いのです。それでも、あのすばらしい方々が、オファーが来るのを信じて待っておられるのです。私は・・・なんとしても、その夢を叶える(最初のスイッチを押す)ことで、ご恩返しをさせていただきたい。破産目前の私に何ができるのか、これ以上どうやって借金をすればいいのか、考えるほどに発狂しそうです。でも、「こころある」お客様を援軍として、権力側と交渉すること、それだけは可能であり、そしてまた、それ以外には方法はありません。ですから、どうか「こころある」お客様、お力(お金のことではありません)をお貸しください。
これまで、私があまりにも舞台「俺節」を絶賛し、世界中に広めたいと発言したりすることを、大袈裟でばかばかしい、頭がおかしいと非難するメールもたくさんいただきました。私がこんなにも強く主張する理由は、新しい企画を動かす力を持っておられる方々が、あの舞台「俺節」を知らないからです。チケットがあまりに不足していたためです。その結果、新しい企画の候補リストから舞台「俺節」関係者が外されているのです。それから、出演者の「衰弱」を理由に「二度と俺節やらないで」という声が多すぎることが、皮肉なことに、権力者側の考えを正当化することを補強してしまっています。それならば、私がひとりで1000人分に値するくらい強く主張しなければ、俺節関係者の夢と仕事を守れないと思ったのです。とくに、「衰弱」を理由に外されるようなことになれば、その方はどれほど傷付くことか、そんな辛い思いをさせるくらいなら、私は死のうと思います。
今日を最後に、このサイトは閉鎖に追い込まれるかもしれません。ですので、これが私からの最後のお願いになるかもしれませんが・・・「こころある」お客様へ・・・「舞台『俺節』の美しい思い出が壊れる」だとか「二度目はどうせ失敗するに決まっている」「愚かな結末を見たくない」などと言わないでいただきたいのです。成功するか失敗するかなんてどうでもいい話ではありませんか。私なら、失敗を恐れず新しい世界に挑もうとする勇敢な人々に敬意を捧げたい。自分で選んだ道ならば、気が済むまで好きにやらせてあげたい。本気で生きたこともない人から「愚かだ」と笑われ、言葉の石を投げつけられるとするなら、私がこの身を挺して彼らを守り、「俺の・俺節」を、最後まで歌い切らせてあげたい。どうかみなさま、今一度、「俺節」の物語を思い起こしていただけないでしょうか。各々の中に息づいている「コージ」と共に、立ち上がってはいただけないでしょうか。
私はいのちがけで闘いますが、私ひとりの力だけでは、とても勝ち取れません。みなさまの周りの方へ直接、あるいは、SNSをやっておられる方はネット上で、どうか、ひとこと、声を上げていただけないでしょうか。「俺節よ!再び!」「俺節、帰ってきて!」「コージに会いたい!」などなど・・・各々の考えるカーテンコールを、各々の場所で、言葉にしていただきたいのです。来月の舞台「俺節」1周年(5月28日)を目標に、俺節関係者の夢を叶えるための援軍になってくださる方、たったひとりでもかまいません、ぜひとも名乗りを上げていただきたいのです。実名を名乗ることは危険ですので、匿名のままでかまいませんから。カーテンコールが鳴り止まなければ、いつかきっと、もう一度、夢の世界の幕が上がる日が訪れます。そしてまた、新しい企画が実現しないことには、DVD化への道も切り拓かれません。昨年の舞台の映像をなんとかして残す方法を交渉し続けるためには、未来へ向けて、契約を継続していくしか道がないのです。ご理解いただけますことを、祈ります。
これでサイト閉鎖となった場合は、みなさま、どうか、お元気でいてください。そして、俺節関係者の夢が叶うことを信じて、祈り続けてください。私は、俺節関係者とお客様すべてのために、出雲大社にて、お祈りし続けます。私ひとりだけでも、水面下で、プロジェクト実現に向けて、いのちがけで頑張ります。
すばらしいみなさま。こころからありがとうございました。
※「アンチ」と呼ばれるグループの皆様へ。私以外の俺節関係者へ攻撃メールを送ることだけはしないでください。もしも、たった1通でも発見されれば、すぐに警察に通報させていただきます。その代わり、私に対しては、これまで通り、何通でも攻撃メールを送っていただいてかまいません。私個人への攻撃については、お約束通り、決して警察には通報いたしませんので。
2018年2月7日
「永遠の俺節」プロジェクト 3月末にて終了のお知らせ
私=「世紀のプロジェクト」は、夫(土田世紀)が亡くなった直後から、原画(原作)永久保存・活用の意義と遺族救済の必要性を訴える目的で、大規模展覧会を実行してまいりました。原作活用企画の一例としての「俺節」舞台化でしたが、その舞台があまりにすばらしかったので、舞台「俺節」に関わる全ての皆様への敬意と感謝を捧げるため、本来の事業とは別ものとしての「永遠の俺節」プロジェクトを企画いたしました。諸々の事情により、本年3月末をもって、本プロジェクトを終了させていただきます。
これまで、(関係者に迷惑をかけないために)版権者である「私」ひとりだけの考えとして、その時期に応じて少しずつ事実をずらした代替的または暗号的な表現に書き換えて、情報を出してきました。ですので、私が書いてきたことで誰かに迷惑がかかることは一切ありませんので、どうぞご安心ください。そしてこのたび、水面下での交渉がほぼ終了したことで、より真実に近い情報を出せるようになりました。それでも、核心に触れる部分、具体的な関係者の考え等は、メディア発表以前には公表できないルールとなっていますので、今回もまた、「私」ひとりだけの「考え」というかたちで書かせていただきます。
昨年5月~6月にかけて上演された舞台「俺節」ですが、DVD化および再舞台化(同じ脚本または新脚本による)を中心とする要望が、過去最高記録を出すほどにたくさん寄せられました。私が直接承ったものと関係各所に寄せられた内容はまったく同じでした。幸福なことに、出演者とそのご家族のご希望も同じでした。つまり、昨年9月の段階で私が把握していた情報では、出演者側もお客様側も、圧倒的多数の方がDVD化および再舞台化を望んでいる、ということになっていたわけで、反対意見は出ていませんでした。涙を流しながら私に「夢」を託してくださったおひとりおひとりの「思い」を裏切ることはできないと思ったものの、可能性0%のところから100%までどう持っていけばいいのか・・・本当に悩みました。色々と相談してはみましたが、これから輝かしい未来が待っている人にとっては、この相談だけは聞かなかったことにしたい、と思ってしまうだけの(表に出せない)事情もあります。それならもう、去っていく定めにある私が、ひとりで背負っていくのがいいだろうと覚悟しました。もしも途中で限界が来てしまったとしても、せめて50%まで、できれば90%まで、到達しておきたい。100%の結果が出るまでには長い時間がかかってしまうので、最後の最後は神様に祈るしかありませんが。
皆様の夢を叶えるにあたり、それを阻む3つの問題がありました。1つ目は、原作「俺節」舞台化契約のさい、DVD化契約が必須条件として明記されていなかったことです。DVD化については、過去の原作二次利用契約では慣例的に(100%)「当たり前」となっていたため、今回のように「除外」となることを私は予測することができませんでした。2つ目は、昨年9月までに、原作「俺節」及びその他の原作の二次利用のオファーが既に来てしまっていて、しかも、出演候補者リストに舞台「俺節」メンバーが入っていなかったことです。3つ目は、諸々の事情により、私がもうすぐ俺節をはじめとする全原画および全版権の所有者ではなくなることです。私が「版権者」という立場と人脈を限界まで利用して皆様のためにお役に立てるかもしれない残り時間は、あとわずかしかありません。この3つの問題をなんとかして乗り越え、皆様の夢を確実に叶えるためには、見えない方法だけでは不十分だと思われたので、見える方法も重ねて実行するべきだと思いました。見えない方法とは、水面下での粘り強い交渉のことです。とにかく、あらゆる人脈を使って限界まで道を探し続けるやり方です。もうひとつ、見える方法とは、(初心者ではありますが)ネットを活用し、DVD化・再舞台化を望む皆様の声を公開で募り、「数の力」「思いの深さ」でもって、皆様の夢を否定する内容(決定事項)を変更させるという方法です。
昨年9月の段階では、皆様の夢が実現する可能性は0%でしたが、複数の制作団体やスポンサー様が「俺節」に高い関心を寄せてくださっていたことは事実で、交渉の余地は十分にあると私は感じていました。同時に、残り時間の少ない私にオファーが来ている「今」を逃してしまえば、もう二度とチャンスはないのだと思うと、大変な重圧もありました。制作団体やスポンサー様を説得する方法はひとつしかなく、それは「絶対に利益が出ますから」ということ以外にはありません。そのためには、出演者の希望を伝えても意味がなく、実際にお金を使ってくださる「お客様」が、しかも圧倒的多数がお金を使ってくれますから、と言うしか方法がありません。昨年10月にプロジェクト予告編をTwitterで発表した当初は、舞台「俺節」のDVD化や同じ出演者による再舞台化を実現させるのに必要な権限を持つ協力者(制作団体およびスポンサー様)の方々を説得するために、それらを希望しているお客様の声を結集させることを目指していました(上述の「見える方法」のことです)。しかし、発表直後から圧倒的多数のお客様からの反対意見(9割以上が人格攻撃などの誹謗中傷)が押し寄せ、現在でもまだ予想外の妨害行動が続いている状況です。過去最高記録の要望があったはずなのに、それを否定する要望の数もまた過去最高記録ではないかと思われるほど大量に届きました。蓋を開けてみたら、出演者側の希望とお客様側の希望は、圧倒的多数において、正反対であったのだということが露呈してしまったわけです。もしも、最初からこのことがわかっていたなら、「永遠の俺節」プロジェクトそのものを企画しなかったかもしれません。出演者とお客様と両方にご恩返しをしたいのに、相反する希望を同時に叶えることは原理的に不可能ですから。誹謗中傷の嵐というのは心底辛いものですが、それ以上に、どうやって、この不可能性を乗り越えたらいいのか、頼れる人もないなかで、本当に苦しい日々を過ごしてきました。
もしも同じ出演者による再舞台化が実現した場合には、ダブルキャストにしたり日程を縮小するなどにより出演者の「衰弱」を回避する方法もありました。赤字分については、料金の値上げやクラウドファンディングによる補填でも対応できたと思います。しかし、私のところに届いた(現在では)3000通に到達するメールには、二度とあのメンバーで「俺節」をやることは許さない、そして、DVD化は生ものである舞台に対する冒涜である、と書かれており、そこに込められたファンの皆様の深い愛をないがしろにはできません。出演者の皆様には本当に申し訳ないのですが、このような現状ではチケットは売れるはずはなく、「絶対に利益が出ますから」と言って上層部を説得することはできません。それでもなんとか、ぎりぎりの代替案として、「俺節」よりも優れた原作、夫以外の原作であれば、そして出演者が衰弱しないようなもっと軽めの内容であれば、元「俺節」メンバーが活躍することを、お客様も応援してくださるのではないかと信じようとしています。私個人としては、DVD化も再舞台化もとくに希望しておらず、「俺節」への拘りもありません。しかし、「俺節」を通して回り逢えたこのご縁とご恩にこころの底から感謝している私は、皆様から承ったご希望を、聞かなかったことにはできません。私にとっては、主演の方も、会場の一番後ろの立見席におられた方も、観ることが叶わなかった遠くの方も、私を誹謗中傷してくる方も、まったく同じ重さで大切な人だからです。いま、「俺節」を捨てることで、なんとか、出演者の皆様にもお客様にも、半分ずつのご納得を、お願いするしかないと思い至りました。
どんなに実力がある人であっても、出演者にとってチャンスが廻ってくることがどれほどの奇跡なのか、そしてまた、私がまだぎりぎり版権者という立場と人脈を利用してチャンスを斡旋できるということがどれほどの奇跡であることか。二度とないこの奇跡が私の手の中にあるうちに、夢を叶えるお手伝いをさせていただきたい。その夢の入り口の段階で道を閉ざされることは、出演者にとっては、仕事で衰弱する以上に残酷な話だと思います。新しい作品に出演してくださるかどうかについては、内容や日程を見てそれぞれが自由に決定できることであり、妨害する必要などありません。版権者の仕事は、二次利用における一番最初のスイッチを押すだけのことでしかないのに、このように、権利を悪用するかのように振りかざすことは、いかにも大袈裟で、滑稽で、本当に恥ずかしくてたまらないです。しかし、お金も会社も持っていない小さな私は、この恥をかくことを恥ずかしがってはいられません。なぜなら、この小さなスイッチから始まる道の先には、数万人の夢や希望が広がる未来が待っている、かも、しれないのですから。舞台「俺節」が、そうだったように。
これから先、多くの方のご協力や天の助けをいただき、目に見えるかたちで結果が現れる頃には、私はもう関わりのない所にいると思いますが、それがお客様にとってもご恩返しになっていたと言えるかどうか・・・そのとき、あらためてご判断いただければと思います。
最後に、沢山のメール、サイトへのご意見投稿、こころからありがとうございます。体力が落ちてしまっていて、お返事にとても時間がかかってしまっているのですが、最後のおひとりまで必ずお返事させていただきます。お待たせしてしまい、本当に申し訳ありません。