みけけです!
毎年春頃になると、なんとなく空気がこもっている、鼻がズルズルなって辛い、喉がヒリヒリと痛む、など感じていませんか?
私は花粉症ではないんですけど、ここ最近このような症状を感じています…
まさか花粉症になった…?
ニュースでも必ずと言っていいほど「例年の○○倍の~」「ここ半世紀類を見ない~」「空前絶後の~」と記録を更新していきます。
まるで、かの有名なワインの謳い文句のような感じさえしますよね。
しかし、年々花粉症患者が増えているのも事実です。
特に、自然の多い地域ではなく都会になればなるほど患者数は増加しているようです。
一説には、季節風や風向き、排気ガスなどの空気のよどみも関係しているようですね。
今回は、そんな花粉症に効く対策をご紹介していきます!
ずばり「花粉症」の正体とは?
毎年のようにニュースで話題になる「花粉症」は、よく植物が飛ばす「花粉」が原因だとされています。
では、その花粉がどのように私たちの身体に作用し、なぜあのような辛い症状が出るのでしょうか?
まず花粉は植物が自身の繁殖のために出す物質だということは既にご存知かと思います。
ニュースで取り上げられる花粉に「スギ花粉」という言葉が出てきます。
実はこのスギは昭和30年代に盛んに植林された名残であり、建築材料としての価値が低いために成熟したまま放置状態となっているのです。
放置状態ということは、伐採もされず、手入れもされていないということからスギはどんどん増えていきます。
その大量に増えたスギが花粉を飛ばし、汚染された空気中に混じって私たちのもとへ届いているのです。
花粉が体内に入ると、まず私たちの免疫が「花粉が異物かどうか」を判断するために活動を開始します。
その後まず一度は花粉に対する抗体のようなシステムが構築されるようです。
また、再度花粉が体内に侵入しようとすると、体は拒否反応を起こし花粉をどんどん外に出そうと生理現象を起こし始めます。
それがくしゃみや鼻水となって現れるのです。
しかし、花粉とは本当に小さな物質のため、粘膜などにこびりついた場合なかなか取れてはくれません。
そのなかなか取れない花粉を頑張って体外に出そうと免疫系統は活発に活動するため、「花粉症」と呼ばれる症状が起こります。
このように考えてみれば花粉症は、単純に体内に入った異物を外へ出そうとする免疫の正常な働きを示していることになりますよね!
「そんなことをいっても辛いものは辛い!」
確かにそのとおりです。
花粉症の症状は鼻水やくしゃみなのですが、花粉が喉の粘膜に張り付いてしまうとイガイガが続いて声を使うお仕事につかれている方にとっては大変な不利益を被ることになります。
ただし、花粉を吸ってもすぐに症状がです、何年も花粉が体内に溜まって初めて症状が出始めるケースも存在します。
これは、個人差によるものなので一概には言えませんがもし花粉が出る時期になってもあまり花粉症が出なかった方は、後々花粉症に悩まされる可能性があるかもしれませんのでご注意ください。
最後に一般的に花粉が飛び始める時期は1月上旬と言われていますので、年明けから意識し始めたほうがいいでしょう。
花粉症の主な治療法
辛い花粉症に悩まされている方々は是非知っておきたいことですよね!
まずオーソドックスな3つの治療法についてご紹介します。
内服薬
身体による免疫反応なので、内服薬が効くというのは当然ですね。
花粉症の原因となっているヒスタミンという物質を抑える成分が入ったものを服用すればよいでしょう。
ヒスタミンを抑えるだけでなく、その症状であるくしゃみや鼻水にも作用してくれます。
詳細を知りたい方は、まずは病院や薬局で相談してみましょう。
点鼻薬
代表的な症状である鼻水、鼻詰まりを解消することができます。
粘膜についた花粉による炎症を抑えることで呼吸がかなり楽になります。
また、内服薬と違い眠気があまりこないという利点もあります。
目薬
花粉による目のかゆみを抑えてくれます。
最近は市販で買える薬も売っており、自分にあったものを選ぶことが出来るでしょう。
また、炎症による充血にも作用します。
この三つは有名すぎるので、既に知られていますね。
最近の治療法にはこんなものもあります。
減感作療法
この方法は、あらかじめ注射によって花粉の成分を体の中に取り入れて抗体を作ってしまうことです。
「あれ?さっき抗体ができてもまた花粉が入ると症状が出るのでは。。。?」と思っている方がいるのではないでしょうか?
まさにそのとおりなのですが、この治療は身体の免疫自体に作用する方法のため効果が現れるまでに数年かかるそうです。
また、完璧に完治するのは珍しく個人差によるもののようです。
いわゆる「花粉の予防接種」なのですが、まだまだ治療に関しては難しい面も多いようです。
花粉症に良い食べ物
ヨーグルト
乳酸菌の働きにより腸内環境が整い、免疫力がアップします。
ヨーグルトなどに含まれているビフィズス菌にはビタミンB6を含むB群を合成する働きがあり、アレルギー症状が緩和できます。
甜茶
ヒスタミンの分泌を抑える効果があります。
どちらも即効性ではなく続けることによって、花粉症の症状を緩和することができます。
まとめ
昭和に植えられたスギをどうにかしなければ花粉症の増加はまだまだ続くでしょう。
現在花粉症ではない人も、明日花粉症になってもおかしくありません。
花粉症の人は、上記に挙げた対策などをしてこの時期を乗り越えましょう!