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望まぬ不死の冒険者 作者:丘/丘野 優

第14章 塔と学院

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第397話 塔と学院、外注

 それから俺とロレーヌは寄進をしてから東天教ヤーラン支部総本山、エフェス大寺院を後にした。
 ロレーヌはともかく、俺は寄進なんて滅多にしないわけだが、昔と違ってそこそこ懐に余裕が出てきたからこそ出来ることだった。
 まぁ、そうは言っても銀貨数枚程度だけどな。
 がんばれば一般家庭なら一月は生活できるくらいの額であるから、決して安くはないぞ。
 まぁ、そうは言っても、パンが三十斤くらい買えるかな、というくらいだけどな……。
 ロレーヌがいくら寄進したのかは知らない。
 平均的に、一般的な東天教教徒の寄進額は、まぁ、銅貨数枚程度だろうな。
 ここに冒険者が加わると額が跳ね上がるが、冒険者は湯水のように金を使う職業だから仕方がない。
 それだけ儲けもあるが、支出も他の職業とは比較にならないのだ。
 武具や道具類だけでも頭が痛くなってくるからな……。
 低位冒険者でも、収入単体で見れば結構な額なのだが、やはり武具の維持費やらなにやらを考えると赤字になってしまうことも少なくない。
 冒険者が懐を暖かくするためには、がんばって実力を上げるしかないのだ。

「さて、これで王都でしなければならないことは、土産と、王女殿下への謁見、ということかな」

 ロレーヌがエフェス大寺院を出てしばらくして、そう言った。

「そうだな……まぁ、土産は王都をあとにするときでいいだろう。リナからはあんまり日持ちしなさそうなものばかり要求されたからな……」

「食べ物関係なら魔術でそれなりに腐食を遅らせることも出来るが、それを考えても後の方がいいだろうな」

 これは、別に時空間魔術を使ってというわけではなく、冷やしたり、湿気を取り除いたりといった方法で、ということだ。
 時空間魔術というのは別に存在しないわけではないが、その難易度は通常のものとは段違いに異なる。
 気軽に扱えるようなものではない。
 転移魔術が代表的な時空間魔術だ、といえばなんとなくわかることだろう。
 いかにロレーヌとは言え、ということだ。
 もちろん、それなりに準備に時間をかけ、資材や人材を集めた上でなら出来ない訳じゃないだろうが、たかが土産物に使う技術ではない。
 十数人の優秀な魔術師が巨大な魔法陣を取り囲み、長大な呪文を唱えながら膨大な魔力を注いでいる中心に、王都土産のケーキなんか怪しげな光を明滅させつつ鎮座していたら、いくらなんでも高位魔術の無駄遣い過ぎだろと誰であってもつっこみたくなることだろう。
 とはいえ、ロレーヌはふざけてそういうことをしかねない部分があるから、そんなことは絶対にしないとは言えないが。
 俺も一回くらいやってみたい気がしないでもないし。
 やった人間が誰もいないだろうと少し考えただけでも理解できる馬鹿げた実験って、どうしてかロマンをそそるところがあるよな……。
 そんなことをぱっと頭の中で考えた俺だが、ロレーヌはもちろんそうではなく、話を続ける。

「となると、王女殿下への謁見ということになるが、レント。お前、あのメダルはちゃんと持ってきたか?」

 ロレーヌの言うメダルとは、俺たちが王女殿下を助けたときに護衛をしていた、ヤーラン王国近衛騎士団長を名乗ったナウス・アンクロが手渡してきたメダルのことだ。
 あのとき、ナウスの鎧に描かれていた模様の一部……つまりは彼の家の家紋である、ユニコーンが魔物を串刺しにしている様が描かれているもので、身分証明に扱う魔道具の一種だ。
 謁見を申し出るときに、王宮の門番に見せろと言われて渡されたもので、くれたわけではなく、貸与扱いのものである。
 当然、なくすわけもなく、また今回これを忘れては話にならないのでしっかりと持っている……はずだ。

「……ええっと、確かこの中につっこんであると……」

 ごそごそと魔法の袋の中に手を突っ込み、念じる。

「……なんで不安そうなんだ」

 ロレーヌもそう言いつつ、不安そうに俺を見つめる。
 いや、たぶん入れたと思うのだが、うっかりってあるだろう。
 そういう不安だ。
 間違いなく……入れた、はず……。
 そう自信なく思いつつも、しかし、手にしっかりと金属の感触が触れたので俺は安心した。
 袋から手を引き抜くと、確かにそこにはあのときもらったメダルがあった。

「あった!」

「当然だろう……少し冷や汗をかいたぞ」

 ロレーヌがそんなことを言いつつ、じとっとした目で見るも俺は流す。

「いやはや……しかし、この紋章、何度見ても物騒だよな。やっぱり近衛騎士団長を輩出するような家となると、こういうところでも武名を知らしめる必要が出てくるのかな?」

「それはそういうものだろうな。貴族は見栄が重要だ……もちろん中身が伴わなければすぐに追い落とされるものだが。ともあれ、これがあれば王宮にも入れるわけだが……お前についてばれないかどうかがまず、不安だな」

 このロレーヌの言葉の意味は、王都には、魔物の侵入に対する対策網が張り巡らされているため、それに俺が感知されないか、ということだ。
 とりあえず、入るときについてはラトゥール家提供の魔道具でどうにかなったわけだが、王宮となるとな……。

「だけど、ロレーヌの見立てじゃ、大丈夫だと思ってるんだろ?」

「まぁな。一応、ヤーラン王宮で使われている魔物感知用の魔道具については調べ、お前が引っかかるかどうかも試しただろう? すべて、無反応だったのはお前も知っているところだ。だから、心配しすぎる必要もないだろうが……もしものときのことも考えておいた方がいいからな。実は、エーデルから一匹、手下を借りてきている」

 と、ロレーヌは意外なことを言った。

「……一体、いつ?」

「もちろん、マルトからだ。馬車に静かに乗っていたが、気づかなかったか?」

「言われてみると、一匹、小鼠(プチ・スリ)が乗ってたが……野生のものが入り込んだだけかと」

 馬車で旅をしていると、普通にあることだから気にも止めなかった。
 王都の門を通るときにはすでに気配がなくなっていたので、やはり途中で降りたものと思っていたのだが……。

「当然だが、小鼠プチ・スリとはいえ、お前と違ってはっきり見た目で魔物とわかるものと王都に入るわけにはいかんからな。それにラトゥール家の魔道具の効果のほども確認しておきたかったから、先に王都に潜入してもらったのだ。今は、貴族街の方をうろうろしてもらっているぞ。あの魔道具で、そこまで入っても大丈夫かどうか確認するためにな。それが出来次第、王宮にも潜入してもらうてはずになってる」

 随分しっかりとした計画が練られているものだと思ったが、エーデルの主である俺をさしおいてなぜ、そんなにロレーヌが小鼠プチ・スリたちと意志疎通を図れているのか……。
 そんなことを俺が思ったのを察したらしく、ロレーヌは言う。

「私も今回の王宮訪問についてはいろいろ考えていたのでな。独り言で、せめて、事前に安全を確認できないか……というようなことをつぶやいていたようだ。それをエーデルが聞きつけたようで、手下を連れて私のところにやってきた。どうも、こいつを使ってくれ、とでも言っているようでな。会話が出来たわけではないが、私の言葉に頷いたり首を振ったりして、意志は確認できたので、協力してもらえることになった」

 ……自律的に活動しすぎでは?
 と思うが、俺のためではあるからいいのかな……。
 ロレーヌは続ける。

「しかし、エーデルはちゃっかりしているな。報酬を要求してきたぞ」

「報酬?」

「ああ。家に、温度調整用の魔道具があるだろう? あれを孤児院の地下に設置してほしいらしい。もちろん、それくらいで今回の危険な任務を請け負ってくれるというのなら、ということで承諾したわけだ」

 ……俺のためだけではなかったから黙っていた、ということか……。
 まぁ、別に損があるわけでもないし、いいか。

「いきさつはわかった。しかし、それが解決しても、王女殿下のもとには三人で行かないとならないからな」

 俺が言うと、ロレーヌも頷いて、

「ああ。オーグリーと連絡をとらなければな。定宿の場所は以前聞いた。とりあえず、これからそこを訪ねてみようか」

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