地図化:カタルーニャは独りじゃない―これらの地域はEUを脅かす独立を冀っている

カタルーニャのスペインからの独立の追及は自治権を冀う大陸中の別地域を露にして欧州連合を危機に陥れるドミノ効果を引き起こすかもしれない。 

LAURA MOWAT,  “MAPPED: Catalonia is NOT alone - the regions desperate for independence threatening the EU,” Express (16:28, Sun, Oct 29, 2017 | UPDATED: 16:52, Sun, Oct 29, 2017) [https://www.express.co.uk/news/world/872311/Catalonia-referendum-Spain-independence-European-Union-map-autonomy]


カタルーニャは昨日、賛否両論の国民投票に続く独立宣言の後、スペインを憲政危機に投げ込んだ。

しかし独立を望む地域は一つではない。カタルーニャ危機の余波は、自治復活を望み支配権を回復するために自分たちで戦う数十の地区をもって、EUをさらに割るかもしれない。

そしてこの地図は、大なる自治または脱退主義運動を求める非常に多くの地区を示しており、EUの主の気を揉ませる。

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欧州委員会委員長ジャン=クロード・ユンケルは「カタルーニャがスペインからの独立を宣言した後EUにヒビが生じていると認めた。

この地図は国民主義者が十九世紀以来スペインとフランスでのバスク語話者全員の政治的統一を求めてきたバスク州を際立たせる。

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カタルーニャの成功はバスク州にスペイン中央政府からの独立のための闘争を再び始める理由を与えるかもしれない。

マドリッドに無視されていると感じる若いバスク人の新世代はETA(バスク祖国と自由)の一方的な二〇一〇年停戦を考え直そうと決心するかもしれない。

この集団は独立国家を求める五十年間のキャンペーンで八百人以上を殺害した。

この地図が示すのはオークニー諸島であり、ブレグジットに続いてスコットランドとUKからの独立を探っている。

欧州連合を去る投票の後、この地方の政治家の半分以上が「一層の自治か自決」の研究を要求してきた。

オークニーは伝統的にはスコットランド独立に反対しており、ホリールードよりウェストミンスター政府を選好する。

ガリシア独立運動は政治運動であり、地域独立を支持する。

また、幾つかの集団はポルトガルとの統合を提案しており、その軍事組織は「ガリシア・レジスタンス」(Resistência Galega)と呼ばれる。

この地図ではマン島とコーンウォール、シチリアも際立っている。

もしもカタルーニャがサクセス・ストーリであると判明するならば、バレアレス諸島とバレンシアのような羨ましがるカタルーニャ語話者テロリストも隣に加わりたがるかもしれない。

また、ジブラルタル集団の自決も国の憲政上の身分を決定する目的で立ち上がるかもしれない。

二〇一四年、イタリアのベネチア人の89パーセントがオンラインの嘆願で独立に投票し、「ヴェネト・シ」(「ベネチア、是」)という党を結党することになった。

第一次世界大戦の前、イタリアの南チロルはオーストリアに属していたが、紛争が終わった後はイタリアの部分になった。

多くの人々がオーストリア人の方にもっと親しみを感じており、独立の強い声がある。

また、この地図はスコットランド国民党(SNP)が一九三四年の結党以来完全独立キャンペーンを行ってきたスコットランドを示している。

SNP指導者ニコラ・スタージョンはブレグジット投票からもう一度国民投票がありそうだと言った。

ウェールズ国民党は一九二五年の結党以来独立キャンペーンを行ってきた。

近年の世論調査によれば、ウェールズ投票者の40パーセントが議会での一層の権力を支持し、25パーセントが完全独立に賛成している。