先日、たまたまお昼時にコンビニに寄ったときのこと。
隣のレジも含め8人くらい並んでいたんですが、前で会計したお客さん全員が現金で支払っていました。中高年の方も、若い人でもみんな現金。
そういえば、コンビニ行って電子マネーで支払いしているのってほとんど見かけない気がします。体感では8〜9割方現金払い。
日本で5番目に大きい都市である福岡市の中心部ですらこの様子。
電子マネーやクレジットカードは、少なくとも利用者にとってはほとんどメリットしかないはずなのに、なぜなんだ。。。
私の考える電子マネーやクレジットカードのメリット、現金のメリットをまとめてはみたんですが、現金を使う具体的メリットがどうも乏しい感じ。
おそらくこのブログの読者層はほとんど電子マネー使っているんだろうなとは思いつつ、もし現金派の人がいればお聞きしたい。なぜ、現金を使うんですか?
目次 [非表示]
電子マネーやクレジットカードを使うメリット
まず、私が考える電子マネーやクレジットカードのメリットについて挙げてみます。
① ポイントやマイルが貯まる
現金は払っておしまいですが、ほとんどの電子マネーやクレジットカードであれば0.5〜2%程度のポイントやマイルが貯まります。
例えば日に500円使う人が1%還元のカードを使っている場合、年1,825円が戻ってくる計算。
私の場合、セブンイレブンではnanacoと連携したJCB CARD Wを使っており、還元率は2.5%。
それ以外のコンビニではiPhoneのモバイルSuica(ビックカメラSuicaカード連携)で支払っており、還元率1.5%。
普通に使っているだけで、現金を使っている人に比べてかなり得しているのがわかるかと思います。
② 会計が早い、待たせない
カードや携帯をかざすだけで決済できるので、現金で支払うよりも圧倒的にラク。
よく、レジ前で小銭を一生懸命探して時間かかってる人いますよね。
なるべく小銭で払いたいけど探すの大変だし、札ばかりで払うと小銭が増えすぎて財布が膨らむし、悩ましい。
電子マネーやカードなら当然会計は早くなるし、後ろに並んでいる人も待たせないし、お釣りを渡す必要がないので店員さんの手間も減る。
いいことずくめ。
③ ちょっとした買い物に、財布を持ち歩かなくて済む
ちょっとその辺のコンビニに買い出しに行く程度であれば、スマートフォンなりカード1枚だけ持って行けば支払いができるわけで、小銭のジャラジャラ入った財布を持っていく必要がありません。
④ 手が汚れにくい
数多の人の手を経てきた小銭は、だいぶ汚れています。
カードや携帯もそんなに綺麗ではないかもしれませんが、触るのは基本的に自分だけだし、状態にもよりますが小銭に比べればだいぶマシでしょう。
⑤ 明細を取り込めば家計管理もラク
電子マネーやクレジットカードで払っていれば、支払いの履歴が記録されます。
そういった利用履歴の取り込みに対応した家計簿サービス、例えばマネーフォワード、Moneytree、Zaimといったサービスを使えば、いつどれだけお金を使ったのかが一目瞭然。検索したり集計したりグラフを出力したりと、データ活用の幅も広がります。
もちろん現金で払って家計簿をつけてもいいんでしょうが、そんな面倒なことをしなくても電子マネーとWebサービスを使えば自動で記録してくれるなら、そっちの方がラクですよね。
想定される現金のメリット(電子マネーのデメリット)
次に、現金を使うメリット(あるいは電子マネーやクレジットカードのデメリット)をまとめます。
① お金の減り方が物理的にわかりやすい、使った実感がある
よくクレジットカードを使わない理由として聞くのが、「減った実感がないので使いすぎてしまう」という意見。
カードはもちろん、電子マネーも利用時にお金のやりとりがないので、人によってはそれが気持ち悪かったり使いすぎの原因になることもあり得るでしょう。
ただ、クレジットカードは後払いで電子マネーはプリペイドつまり先払い。
チャージ時に現金を渡す(あるいは銀行口座からお金が減る)ことを考えれば、電子マネーに関しては特に実感がわかないこともないのかな?
② お店側の金銭的負担がない
決済時に電子マネーやクレジットカードを使っても、利用者に特に負担はありません。
ですがお店側は、電子マネーやカードの運営会社に数%の手数料を支払う必要があります。
そこまで考えている人がどれだけいるかは疑問ですが、お店の収益に貢献するため現金払いしている…というパターンも中にはありそう。
③ 電子マネーを信用していない
「電子マネー」というのがよくわからず、利用することに抵抗がある。意外とこういう人は多いのかもしれません。
④ デポジット
例えばSuicaなら500円のデポジット(預け金)、nanacoなら300円の発行手数料が必要になります。
長期的な獲得ポイントや利便性で見れば大した事ない金額ですが、初期投資としてお金を払わなければ使えないのは電子マネーならではのデメリットですね。
結局のところ、電子マネーよく知らない人が多いだけでは説
私の考えうる限りのメリット・デメリットを並べてみましたが、結局のところ現金利用者が多いのは「電子マネーよくわからない」「使い方知らない」「理由はないが抵抗がある」「小さい頃から現金しか使ったことないから何となく」という人がまだまだ多数派だからなのかなーと。
もちろん双方のメリットを把握した上でどちらか選ぶのならいいのですが、電子マネーやカードのメリットを知らずに現金を使っている人が多いのだとすれば、これを機に考えてみてはどうでしょう。
得する上に会計もサクっと終わるなら皆そっち使った方がいいんじゃないかな?と思っているだけです。
あとがき
先払いの電子マネーと後払いのクレジットカードを一緒くたにすると話が若干ややこしくなるのですが、今回は現金との対比であえて近いものとして扱いました。
現金派を揶揄するつもりは毛頭ないのですが、我々利用者にとってのメリットを整理して考えるとやっぱり電子マネーやカード使おう、となると思うんですよね。私の知る限りの情報では。
なので、純粋になぜ現金を使っているのかを知りたくてこの記事を書いてみました。
ご意見お待ちしてます!