873/873
竜信仰
で、町並みの視察として従業員の生活区域を確認した所……ゼルトブルの路地裏よりも環境が悪い様でした。
戦時下の下町以下……人々は食べて生きているだけで精一杯な感じですぞ。
タクトは一応、錬金術等も併用した医療福祉にそれなりに力を入れて病死等への治療は安く出来ているようでしたが、同時に厳しいノルマを課し、働かねば薬等の支給を打ち切る体制をしていたそうですぞ。
いろんな意味で行かさず殺さず金銭を吸い上げる体制だけは人一倍整っていたとの話。
ちなみにシルドフリーデンでは道路整備として各都市にアスファルトが敷かれる事業が進められていた様ですぞ。
大型トラックなんかも作られ、流通が潤う予定だったようですな。
問題は燃料の確保なのですが……タクトや豚共が秘匿した技術か何かで動く代物だとか?
どうもよくわからないのですが、解析待ちですぞ。
最初の世界では……確かゼルトブルの商人が技術を買い取って魔法エンジンを作ったのは耳にしました。
まあ、フィロリアル様達がいらっしゃるのであんまり儲けにならなかったそうですがな。
どちらにしても徹底的にフィロリアル様を駆逐しようとするこの方針は理解できませんな。
そうして工場視察を終えた俺達はポータルでシルドフリーデンの首都に戻りました。
お義父さんは眉間に拳を当てて頭を抱えていますぞ。
「俺の発明で大儲け、みたいな話の負の側面を見ちゃった気がするよ。回さなきゃ金なんて腐る様なモノなのに貯め込んで、何かする訳でも無かったって……せめて商売で負けた相手への慈悲で補填でもしてくれていれば良い物を……しっかりと潰してるとか……」
「転生者が暴れる所為で色々と文化が衰退するらしいですからな」
「こうやって後世に残り辛い発明品を作っては既存の商品を根絶していたんだろうね……良い物でも残れば良いけど、残らない訳だし、敵も上手い事やってくるね」
ヒトの寿命を超えた、長過ぎる作戦ですな。
敵の思惑通り進み、最終段階になった時、既に負けが確定している、という事でしょう。
そういう意味ではいやらしい敵ですぞ。
「あたいとしては色々と見れてそこそこ楽しめたけどねぇ。戦場で金になる代物を見抜く目を養えたよ」
「ラーサさんは逞しいなぁ……」
「で? 盾の勇者から見て、シルドフリーデンを属国として運用出来そうかい?」
そうでしたな。
今までと違い、俺達の所属はシルトヴェルトとなります。
シルドフリーデンは波に勝つ為の使えるかどうかが重要なのですぞ。
とはいえ、タクトの所為でガタガタになっている様に見えましたな。
「正直賠償金は元より、借金なんかの類で財政は火の車、議員の利益とかを全部没収して回したってどうにかなる未来が思い浮かばないよ」
「そうは言っても盾の勇者の権利を使って賠償金の支払いを止める、なんてのはやめさせた方が良いのはわかってるかい?」
「うーん……正直あの惨状を見た後だと、それくらいはすべきかもしれないと揺らいじゃうね」
「あのね。あたいもシルトヴェルト代表四種共に言われてるから詳しくわからないけどね。仮に賠償金請求を止めるとね。各国に示しが付かないし、悪しき前例になりかねないって話だよ」
「……そうなんだろうね。どこまで八方塞がりなんだか……タクト残党を捕えて奪われた金銭を取り戻しに出るのが建設的に見えて来るよ」
そこまで追い詰められているという事でしょう。
お義父さんでも匙を投げる程とは、奴等の執念も恐ろしいですな。
「焦土にしますかな? 残党を炙り出せますし、ゼルトブルに一坪幾らかで売れば金にもなりますぞ」
「元康くんは黙っててね。まだ……国民が一丸になればどうにか出来る可能性もあるし、あんまり言いたくないけど、大きく改革をしなきゃいけないだろうね。ああ……真面目にがんばる政治家な気分だよ」
真面目な政治家がいるのですかな?
俺のイメージとの違いが、お義父さんの世界にもあるのかもしれません。
「フォーブレイの方でタクトの財産を没収をしたらしいけど、それでもかなりの量が流出しちゃってるんだろうな……タクト個人の金だっただろうし、他にも隠し財産があるはず、という話もあるみたいだよ」
「あんまり埋蔵金に頼るのは感心しないね。そもそもその金はシルドフリーデンの物じゃないだろう?」
「そうだね……名目的にはフォーブレイ行きは確実だね。こりゃあ揉めそうだ。どこからどこまでがシルドフリーデンの金なのか調査させないと……」
なんて感じにお義父さんは証言を纏めてからシルドフリーデンの議員達との会話に臨む事になった様ですぞ。
重い空気が辺りを支配しております。
議員達もお義父さんがタクトの工場視察をしたのを把握しておりますからな。
「シルドフリーデンの生産工場、確かに拝見しました」
お義父さんがやや仰々しい言い回しで議員達に説明しますぞ。
「表と裏の状況が随分と激しい様だね。しかも生かさず殺さず……奴隷商人さえ顔を青くさせる様な労働環境だったよ」
奴隷商人ですかな?
確かにある意味、奴隷を見させられた気分でしたな。
ですが……確かに、奴隷よりも労働環境は悪いかもしれませんな。
あれでは奴隷紋が無いだけの悪環境に身を置かれた奴隷ですぞ。
ちなみにこの世界での奴隷と言う立場は、拷問奴隷や決闘奴隷、性奴隷等を除けば、それなりに待遇は悪くないのですぞ。
あくまで労働を強いるだけですからな。
奴隷はそれなりに高価な資産ですからな。
体を壊されては元も子もないと言う事でしょう。
「よく暴動が起きなかったもんだって感心するね。いや、暴動も鎮圧されて黙殺されていたんだっけ……さすがに同情するよ」
「は、はい……」
タクト派閥の連中は一応、限界突破するほどの強さを持っておりますからな。
下手に暴れようものなら力によって抑え込まれたのでしょう。
しかも官僚達は腐り切っていてズブズブだった……どうしようもない状況だったのでしょうな。
どこの修羅の国ですかな?
これだけの国土があってこんな政治では先が思いやられますぞ。
そもそもゼルトブルとフォーブレイを足して割った後、色々と劣化した国ですからな。
「まず方針としては自国の生産能力の向上を図りつつ、タクト残党を捕縛、奪われた膨大な金銭の回収を行い、自国の生産能力を更に引き上げないとね。その為には国民に増税をしないと、多大な賠償金を支払う事は不可能だ」
「で、ですが! そんな真似をすればそれこそ暴動が起こります! 勇者様方はネリシェンやタクトと同様にシルドフリーデンから搾取を行うつもりですか!?」
「随分と強気に出ますな。ではこの国を消し飛ばして無かった事にしますかな? そうすれば金の心配など無用ですぞ」
「……別にこっちも好きでやっている訳じゃないんだけどね。少なくともまだシルドフリーデンの国民の生活に多少の余裕がある箇所が見受けられるから言っているだけだよ」
富裕層と下級層の差が激しいのがシルドフリーデンの特徴だそうですからな。
この差を縮める事にお義父さんは活路を見出したのでしょう。
「工場区画の者達は既に支払っている様なものだからそのままとして……残された裕福な者達にはその分の補填をするしかない。賠償金支払いの時間稼ぎは可能なはず。今の状況だと国外逃亡はタクト派閥として扱われる事になるだろうし」
お義父さんの指摘に議員達は拳を握りしめて異議を言いたそうにしております。
ですがそれは不可能ですからな。
俺が許しませんぞ。
しかし……議員、貴族等はどこでも碌な奴等が居ませんな。
「勇者様の意見、理解致しました。ですが一つ……とても大きな問題が我がシルドフリーデンの国民調査で判明しました」
「……今度は何?」
「まず富裕層と中流層の国民に関してなのですが、とある理由により盾の勇者様の権威には従えないとの意見が大多数となっております」
お義父さんがシルトヴェルトから派遣されている者達に視線を向けると、同様に頷かれましたな。
まだそんな事を言っているのですかな?
「下級層の者達はシルトヴェルトと同じく盾の勇者様を信仰していらっしゃるのですが……」
「下級層と富裕層、中流層が同じ宗派なのにどうしてそんな事に? その理由というのは?」
お義父さんが面倒そうに頭を傾げながら尋ねますぞ。
「えー……それは……我等シルドフリーデンで信仰となっている、アオタツ種と神竜の存在が大きいからです。その二方の寵愛を受けていたタクトだからこそ、槌の勇者様を押し切り、国民の支持も信頼も厚かったのでして……」
そう言えばここまでの経緯で槌の七星武器を持った勇者に関して完全に忘れ去られていましたな。
誰も意識していなかったくらい、肩身が狭いですぞ。
話によるとシルドフリーデンがどうにかこうにかシルトヴェルトから槌の七星武器に関する権利を毟り取った歴史があったとか。
にも関わらずこのような扱い。
既にタクトによって消されている訳ですが、実に哀れですな。
ですが安心すると良いですぞ。
最初の世界ではお姉さんを所持者に見出されておりましたからな!
お義父さんの片腕という一番の大役を担う武器にまで上り詰める……七星武器の出世頭ですぞ!
今回に関しては知りませんが。
「つまり、ただ反発しているって訳じゃないんだ」
そういえば労働者達はお義父さんに好意的な反応でしたな。
あれも盾信仰が根強い下級層だったからという事でしょうか?
「神竜というのは?」
「はい……話に拠ればシルドフリーデンで崇められる神竜の再来と呼ばれるドラゴンを勇者様方が討伐してしまったとの話。仮にシルトヴェルトから新たなアオタツの者が派遣されても、この問題をどうにかしない限りは富裕層と中流層から募るのは難しいかと」
なんちゃって民主主義だからこそ起こる面倒臭い所ですな。
とはいえ、理由がハッキリしていれば解決方法もありそうですぞ。
しかし神竜……ドラゴンですか……。
「つまり表だった宗教は盾の勇者を掲げているけど、実際には国内に二つの宗派があって、中流より上の層が竜信仰、下級層は盾信仰が根強いって事なのか」
工場の労働者達が態々社畜ドリンクの現物を残していたのはシルドフリーデンの上層部……つまり富裕層を信頼していないという感情の現れかもしれません。
富裕層と下級層の間に宗教という大きな認識の溝が出来ているのですな。
ここがシルトヴェルトとの大きな違いという事でしょうか?
本当に面倒な連中ですな。
などと考えているとシルトヴェルトの者達が言いました。
「シルドフリーデンは自身が敗戦国である事を理解しているのか?」
「貴様等は侵略者であろうが!」
「盾の勇者様と槍の勇者様の慈悲によって現状で済んでいるのだぞ? 世界の敵タクトと共謀していた国なのだ。財産を全て没収し、国民全てを奴隷としてもおかしくないのだぞ!」
シルトヴェルトの者達は相当お冠みたいですな。
さすがの俺でもそれはやり過ぎだとは思いますが、気持ちは理解出来ますぞ。
最終的に面倒臭くなって全て丸投げして良いのなら、それでも良いのではないですかな?
「自分達の立場をわかっているのか!」
「ですが、現状タクト一派への捜査を国民が妨害しているのも事実。この問題をどうにかしなければ難しいかと。罰せられる覚悟の上で申し上げております!」
ドンと力強くシルドフリーデンの議員の一人がお義父さんに向かって言いました。
なら罰してやれば良いのではないですかな?
自分達の立場を理解させてやれば良いですぞ。
そもそもタクト派閥を匿った者はフォーブレイ直々に世界の敵というお触れが出ているのですから、財産を没収する大義名分に出来るはずですぞ。
ばれなければ問題ないと思っているのなら救いようがないですな。
そんな無礼な態度にシルトヴェルトの者達が再度立ち上がろうとした所をお義父さんが片手を上げて止めました。
「つまり……シルドフリーデンの宗教的な所で盾の勇者以外の信仰対象として、アオタツ種、もしくは親しまれていた強力なドラゴンを味方に付けない限りは、富裕層と中流層は金を死んでも出さない……と?」
「はい。ですので、どうか勇者様方に国の新たなシンボルとなるべく強力なドラゴンを従える事を提案いたします」
「まあ、それ位なら……」
と、お義父さんが譲歩しようとしております。
直後、俺の頭にこんな声が響いてきますぞ。
『なのーん。出番なのーん』
確かこんな感じだったはずですぞ。
お前などお呼びでないですぞ!
ブリューナク!
『後七話で登場なのーん!』
今日はエイプリルフールではないですぞ!
俺は頭の中でライバルを光にしてやりました。
お義父さん、惑わされてはいけません。
「ドラゴンを従える……? 話になりませんな」
ドラゴンはみんな敵ですぞ。
応竜になったり、媚を売ったり、ループに便乗したり、チョコレートになったり、喋れるのに言葉を喋らなかったり、と迷惑しか掛けてきませんからな。
特にループに便乗してお義父さんに擦り寄るなのなのうるさいアイツなど論外ですぞ。
前回の世界の様に、大人しくしていれば良いのですぞ。
「一人一人出て来いですぞ! いえ、今から殺しますぞ!」
俺がテーブルに乗って槍を構えますぞ!
よりにもよってお義父さんにドラゴンを育てろとは、どういう了見ですかな!
絶対に許しませんぞ!
「元康くん落ちついて!」
お義父さんが俺を注意していますがこれは譲れない問題ですぞ。
ドラゴンがいるから何なのですかな?
そんな信仰をする様な連中は駆逐してやりますぞ!
しかもお義父さんが用意しない限りタクト派閥を匿う等、言語道断!
万死に値しますぞ。
むしろドラゴンなど不要ですぞ。
前回のループでもそれは証明出来ております!
限界突破など無くても俺とお義父さんさえ居ればみんなでどうにか出来るのですぞ!
「気持ちはわかるけど、今はどうにか抑えて!」
お義父さんが立ち上がって俺を羽交い締めにしました。
ええい! お義父さんでなければ振り払っている所ですぞ!
俺が力を抜くとお義父さんは言いました。
「……こんな状況でも国を想って俺達に向かって強く意見をした事は高く評価する。わかった……けど少しだけ待って欲しい。会議も煮詰まっているし、少し休憩を挟もう」
「はい。こちらこそ申し訳ありません。本来私の様な者が意見するなどあってはならない事かと思います。ですが、どうか……勇者様方が提案を受け入れてくれる事を祈ります」
そう言って俺達は別室で休憩する事になったのですぞ。
お義父さんは休憩室まで来るように手を握って俺を連れて来ました。
尚、完全に槍の妄想であり、本人ではありません。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全537部分)
- 32717 user
-
最終掲載日:2018/02/03 23:34
謙虚、堅実をモットーに生きております!
小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。
私に割り//
- 23296 user
-
最終掲載日:2017/10/20 18:39
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全448部分)
- 34014 user
-
最終掲載日:2018/04/01 23:38
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部分)
- 41359 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全143部分)
- 25191 user
-
最終掲載日:2018/04/02 07:54
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全221部分)
- 32163 user
-
最終掲載日:2017/11/30 20:07
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1689部分)
- 26154 user
-
最終掲載日:2018/04/02 18:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全824部分)
- 32943 user
-
最終掲載日:2017/12/24 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全180部分)
- 24082 user
-
最終掲載日:2018/03/17 16:22
マギクラフト・マイスター
世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1840部分)
- 24768 user
-
最終掲載日:2018/04/02 12:00
異世界食堂
しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。
洋食のねこや。
オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。
午前11時から15//
-
ローファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全120部分)
- 23448 user
-
最終掲載日:2018/03/24 00:00
用務員さんは勇者じゃありませんので
部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。
魔法学園のとある天才少女に、偶然、数十名の生徒・教師ごと召喚されてしまいます。
その際、得られるはずの力をと//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全143部分)
- 25368 user
-
最終掲載日:2018/01/01 00:48
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全399部分)
- 27382 user
-
最終掲載日:2018/04/02 12:00
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全278部分)
- 24146 user
-
最終掲載日:2018/04/03 00:00
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部分)
- 37361 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
人狼への転生、魔王の副官
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全415部分)
- 24362 user
-
最終掲載日:2017/06/30 09:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
◆カドカワBOOKSより、書籍版13巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! 現在アニメ版が放送中です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願いします!】】】
//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全573部分)
- 40182 user
-
最終掲載日:2018/04/01 18:37
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~
※作者多忙につき、完結まで毎月第四土曜日の更新とさせていただきます。
※2016年2月27日、本編完結しました。
ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全230部分)
- 25587 user
-
最終掲載日:2018/03/24 07:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全364部分)
- 25605 user
-
最終掲載日:2018/04/02 19:24
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全129部分)
- 28254 user
-
最終掲載日:2018/04/02 22:06
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全411部分)
- 33063 user
-
最終掲載日:2018/04/02 23:16
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全310部分)
- 42184 user
-
最終掲載日:2018/03/31 18:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた
◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全195部分)
- 25063 user
-
最終掲載日:2018/03/29 21:00
Knight's & Magic
メカヲタ社会人が異世界に転生。
その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。
*お知らせ*
ヒーロー文庫よ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全139部分)
- 25186 user
-
最終掲載日:2018/03/21 20:03
この世界がゲームだと俺だけが知っている
バグ満載のため、ある意味人気のVRゲーム『New Communicate Online』(通称『猫耳猫オフライン』)。
その熱狂的なファンである相良操麻は、不思//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全241部分)
- 24661 user
-
最終掲載日:2018/04/03 00:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部分)
- 44451 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 23589 user
-
最終掲載日:2018/01/07 20:00