こんばんは。
石井氏のブログを見て触発されて書く。
この感覚は、まさに鉄は熱いうちに打ての如く、想いは熱いうちに残せ、に奮い立たせられました。
この「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の中でも個人的に、極めて個人的にではありますがこの機会こそが僕が望んでいたもの。
"刀作り"
素人が、それも知識も浅はかな素人が鉄を刃物に返す作業なんて…と最初は正直浮世離れしたイメージでした。
ですが、最初の取材場にある刀を目にした時そんなことはもう消え去っていました。
心躍る。
何故でしょうか。
何度も見てきたのに、触れてきたつもりなのに、ドキドキする。
日本刀の歴史から貴重な教えを受けたのも、なかなか出来ない経験。
そうだったのか…!と今まで思っていた考えが一瞬にして覆る。
理論にも驚いたんですが、僕の場合…講釈よりも感覚の方が好きなんでしょうか、刀を手にした時に目が輝きました。
刀の反り、刃紋の美しさ、そして何よりも光に当てた時の輝き。
重さはズシリとくるものの想像してたよりも軽くて、なるほどと納得。
聞けば800g〜900gほどで1kg以下とのこと。
模造刀に近い感覚。
いつまでも眺めていたい…そんな気持ちになりました。
と、同時に一体どうして玉鋼からこんな芸術が生まれるんだ?!という感動。
この気持ちを維持しつつ刀の工房へ体験入学させて貰いました。
工房は想像通りの匠の神の領域。
薄暗く、煤が舞い散る工房。
しかし!1つ作業をすればそれは一転します。
風を吹き込めば炎が立ち込め、槌を打てば火の粉が飛び散る火事場。
これです!僕はこれが見たかった!
火の粉…炎!!
まるで命の様じゃないですか?
一瞬にして周りを明るくして一瞬にして消える。
儚くてそして美しい。
そりゃもちろん、そんな簡単に出来たら有り難みも何もないですから^_^
でもパレハ(相棒)石井ちゃんと話しながら、その難しさを共感出来て嬉しかったし、何よりもお互いの意見交換が出来て楽しかったです!
もっと言うならばこの機会と、この組み合わせをくれた事に感謝です!!
何万層にも鍛え上げられた鉄の塊をさらに鍛錬して焼き入れをして形を整えていく作業は途方も知れない。
けれどそれを昔の日本人は1200年以上前から試行錯誤しながらずーーーーーっとやり続けていた。
…ありがとうございます。
その血の滲む努力や、汗と涙の結晶に改めて感謝致します。
僕らはこれからも舞台や映像でその結晶を手にする事があるかと思いますが、加えてたった1日しか経験してない僕らではありますが、それを大切に思って使わせて頂きます。
出来上がりが楽しみです!^_^
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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コメント(7)
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無題
めっちゃ楽しそうではないですか!
いいなー私も一度やってみたいっ!
刃物やあとガラスとかもそうですが、火の熱でものを生成する工程ってとても不思議で興味深い。
刀と言えば、以前、東京国立博物館に展示された日本刀に対面した時、一瞬で魅せられて、刃紋とか鉄の質感とか、刃先の鋭さ、曲線の美しさ、あと握ったとき手にかかる重さとを想像したりして、しばらくその前で心を持っていかれたこと思い出しました。
と、これで人を斬るんだーどんな感触なんだろうか?と思ったら、ちと複雑な感情がわき上がってきたりして、ね。
刀には不思議な魅力がある。うん。
それに、なんかやっぱり、刀や剣士にご縁がある気が。「三人どころじゃ…」では刀そのものの役をやられたりしましたし!
お二人とも、白装束きまってます!すてき!
以上、とりとめのないコメントでした。2017-04-01 13:28:04
3
無題
匠馬さんお疲れ様です。匠馬さんが石井ちゃんと刀作りの体験をされたということでそれとタイミング同じく私の地元に寄託された短刀が幕末のものであるという発表があり、心躍る気分でした(ෆ`꒳´ෆ)
自分がいた土地に昔は実際日本刀が造られ、それを持っていた人がいて今も歴史として残っている、とても興味深いと思いました。
また、刀を作っているところはなかなか見る機会がなかったのでお写真を見て驚いたというかただただ圧巻されてしまいました(笑)
鉄の塊をあの美しい刀剣にする技術、心打たれます。
そして匠馬さんの刀を構えた姿、職人姿とても素敵です(ෆ`꒳´ෆ)舞台がますます楽しみになりました!!!2017-03-30 06:19:18
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素敵な体験をされましたね!
匠馬君も出掛けてくださった上田の隣にある坂城は刀匠のまちです。宮入刀匠がおられるのですが、私は友の会に入らせていただいて刀の鑑賞の仕方や手入れの仕方を教えていただいてます。刀匠の刀を鍛える様子がわかるDVDは私のお気に入りで暇さえあれば鑑賞しています♪
つい先日は手入れをさせてもらいました。刀の重みも造作もすべてに心が宿っているように思えます。自然と背筋も伸び凛とした気持ちになります。
これからもいろんな刀を学べる機会があるのが楽しみで仕方ありません。匠馬君も刀に魅せられた仲間だと思い記事をうれしく読ませてもらいました。
長文ですいません。おやすみなさい!?つづき楽しみにしてます!?2017-03-30 01:26:38
1
うらやましい…!
鍛刀体験羨ましいですー!
わたしもいつかしてみたい✨(☻ω☻*)✨
日本刀は二つとして同じものがないのがすごいですよね!!!
どれを見てもそれぞれの個性があって何度見ても飽きないです!
わたしは相州貞宗作の刀が、刀なのに暖かい柔らかい優しい風合いがあって梵字や蓮華の彫り物も可愛くて、光が当たるとキラキラしてすごく綺麗で大好きです♡♡
いつまでも見ていられます✨
そして匠馬くん、さすが、めちゃくちゃ刀が似合いますね!
写真いっぱいで嬉しいです!!!!!
この体験を活かした演技が見れるのを楽しみにしています♡♡ミカ
2017-03-30 01:19:54
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7
無題
モノが作られていく行程を見るのが好きなので写真も興味深く見ました。
一つの作品からいろんな経験ができるって素敵な事だと思います。
出来上がった刀をお披露目してくれる事を楽しみにしています。
“えりざべす”改め“抹茶きなこ”
2017-04-08 12:14:58
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