足が絡まっても、踊り続ける

映画家になるまでの記録。映画、読書、喫茶店。

就職活動に疑問を抱く系就活生に文句が言いたい

就職活動に疑問を抱き就活辞めました!自分の形を偽って企業という器に当てはめるのに嫌気がさしました!これからは自分らしく生きたいと思います!起業します!ブロガーになります!農家になります!世界一のなすびを作り上げてやります、探さないでくださぁい!!!

 

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もううるさいし腹立つから勝手にしてくれよ。敷かれたレールから脱落したことを偉そうに語るなよ。確かに就活に疑問を抱くことは悪い事ではないし実態として嘘つき合戦だし馬鹿げたイベントだよ。就活スーツはだせぇし交通費はかかるし、自己分析とかさせられるしウェブテストは意味わかんないし性格診断とかふざけんじゃねぇよ。ただね、そういうルートが確立されてしまった以上、それに従って戦うしかないんだよ。立ち向かわないことは必ずしも賢いわけではないんだよ。生きるってそういうことじゃなかったっけ?

 

多かれ少なかれ、我々はコミュニティに適応して生きているわけでしょう。それって用意された型の中で自分の形を少しづつ変えていくわけでしょう。感情を言葉という型に当てはめて発信していくように、我々も生きていくために型の中で生きていかなくてはいけない。そのために、まずなりたい自分という型を見つけ出すことから始めるわけでしょ?努力不足じゃない?自分が活かせるような環境を見つければいいじゃない、ベンチャーとか沢山の選択肢があるだろうし。

 

自分らしさって、常に自分のやり方に従うことではないと思うんだよ。

 

「やり遂げたことは何か」「力を入れたことは何か」「失敗したことは何か」確かにね、こんなことを一々聞いてくるなんて馬鹿げているよ。でもその人となりを見定めるためには有効な手段ではないとなぜ言い切ることができる?本当にやりたいこと、好きなことを見つめる4年間だったのにもかかわらず、ただ適当に毎日を消費してきた学生である以上、生きるためのコミュニティ形成について盾突くのは難しいことなんだよ。

 

好きなように生きていくことを否定はしない。むしろそうあるべきだし、自分の言葉で考えて、常に何かに疑問を抱いて生きていくべきだ。だがそれならば、就活に疑問を抱いて就職を諦めるというプロセスは非常にもったいない。就活はあくまで手段でしかないのだから。

 

企業で働くことに疑問を抱け。そして好きなように生きたければ生きていけばいい。もちろん、就活で全落ちを遂げたら俺も全て就活のせいにするよ。最低な制度だよ。働くことも生きていくことも。最低であることには間違いない。