警視庁がサイバー犯罪対策新拠点

東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控え、警視庁は、サイバー攻撃やネット犯罪に対応する部署を1か所に集約することになり、2日、新しい庁舎の開所式が行われました。

警視庁は今年度から東京・文京区内に「サイバービル」と呼ばれる新しい庁舎を設け、2日関係者およそ150人が出席して開所式が行われました。
この中で吉田尚正警視総監が「サイバー攻撃やインターネット関連の犯罪に総力をあげて対応して欲しい」と訓示しました。
これに対してサイバー犯罪対策課の平川敏久特別捜査官が捜査員を代表して決意表明を行い「サイバーに関する最高の知見を誇るチームであるという信念のもと、一致団結して職務にまい進します」と述べました。
新しい庁舎では、これまで都内に分散していた6つの部署のおよそ500人が業務にあたり、セキュリティー上詳しい場所は公開しないということです。
警視庁は「巧妙化、複雑化するサイバー犯罪などに迅速に対応できるよう関係機関と連携をして捜査にあたりたい」としています。