プルーフ/証明が終わり3日が経ちました。
見に来ていただいて、そして沢山の感想を頂き本当にありがとうございました。
当然の事だけど見る方が違うだけでその人通りの感想があるなと改めて痛感しました。
そして、沢山の応援して下さる方の支えがありました。
本当にありがとうございます。
乱筆ですが思った事を書きます。
良かったら読んで下さい。
稽古序盤は読み合わせを中心としていて、しっかりとこの戯曲と向き合う時間をかけていきました。
劇中でロバートが言う言葉「話し合いながらやろう、果たして最良の方法かどうか、より簡潔なやり方はないか、見てみよう。一緒にやるんだ。」
この言葉はまさに僕ら4人が作る会話劇において必要不可欠なものでした。
稽古が終盤に近づくにつれて共演者同士の距離も近づき、お互いの意見や感想や疑問を休憩中、稽古終わりの飲み屋で話していました。
話すって事を濃密に出来た貴重な時間でした。
戯曲によって、あるいは演出によって動いていく体や感情はあるけれど、この本は起承転で終わっている。
結がない。
その間で繰り広げられる様々な会話。
肉体よりも先に心がボロボロになる。
翌朝目が覚めると身体中が筋肉痛な事に驚き、何故!?そんなに動いてないのに…恐らく寝ている間にも頭は働いててそのダメージが身体へと伝わったのか。
こんなのは初めてでした。
恐らく一人でもバランスを崩したらそこで終わりのゲームでもしてるようなプレッシャーを日々じわじわと蓄積していたんでしょう。
28歳で自分はもう下り坂だと認め始めているハルは、きっと辛くて苦しくてそれでもロバートのような研究を、発見をしようと鼓舞しながら生きている。
役者で考えたら「おいおい、これからだろう!?まだまだ全然やれるだろ!」と思うかも知れないけど、きっと数学の世界ではある意味スポーツ界と類似してる部分もあるのか短命な部分があると思う。
そう考える毎日だからなのか僕は上で書いた謎の筋肉痛に襲われたんだと思う(笑)
沢山の団体が、沢山の役者が演じたこの作品。
恐らく演技・演出でガラリと変わるし、同じようにやろうとしても全く違うものになるでしょう。
11回公演をして全く同じって事は一度もなく、それはそれで新鮮だけど毎回今日はどうなっちゃうんだろう…?という怖さもありました。
うーん、やっぱり演劇って難しい。
でもそれでいい。
楽しかった!
11
無題
金龍騎士・牙龍
2014-06-11 18:08:18
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