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ダーリン・イン・ザ・フランキス 12話の演出を語る-ゼロツーの人間への憧れと非人間的描写 

ゼロツーがヒロのことをエサとしか見ていなかったことが衝撃的だった12話。

今回は設定的な部分が多く提示されていた。

・ゼロツーは叫竜を倒し続ければ人間になれると信じている
・ゼロツーは竜化が深刻。パートナーのヒロも竜化している
・ゼロツーはパートナーの命を吸って戦っている(過去100人がその生贄になっている)
・過去にガーデンでヒロとゼロツーは会っていた(ヤドリギ)
・過去のゼロツーはもっと異形の姿(鬼)をしていた
(1話アバンの姿と今回の姿が一緒だと確認できる)
・ヒロはミツルとガーデンにいたことを知らない(記憶操作の疑い)

物語的にはゼロツーに焦点を当て、
人間になりたくてとにかく焦るゼロツーから見え隠れする本心がさらけ出される。
その展開を絵的には、非人間的になっていく
ゼロツーの絵をたくさん見せることで成立させようとしている。

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(表情付けが半歩人間から脱している形相。)

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(牙を持つ口内。口の中ってエロい)

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ヒロにプレゼントされた鏡を割る(わざとではない感じ)。
①ヒロとの関係の暗示(関係を悪る)
②人間の姿が割れる→竜化の暗示

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ストレリチアの形相。
ダリフラのポイントであるフランクスに
ピスティル側の表情が投影される設定が生かされているなぁと思った。

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イチゴへ向ける視線。イチゴを戦慄させる程の力。


ゼロツーは早く人間になりたいと叫びながら、
その叫竜を殺戮する行動や形相が非人間的になっていくのが皮肉だったし、
画面的にはゼロツーの非人間的な描写と叫びを対照的に描いていた。

そんなゼロツーにヒロは今の君が「好きだよ」と言っても相手にされない。
「好き」以上の何かをゼロツーに差し出さないといけない(命)。
ヒロはゼロツーにどう接していくか(本当のダーリンになれるか)が今後のポイント。

12話現在の関係。

darihura12.jpg
 
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