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こんばんは。

こんな遅くの時間に更新するなんて、恐らく過去を遡ってみてもあまりない事だと思います。

何故なら、それに至るまでの経緯があった事をここに。




























プルーフ。

証明。

2014年の5月末から6月の頭くらいまで僕が出演した舞台作品。

演出は今、飛ぶ鳥を落とす勢いの谷賢一さん。

出演者は谷賢一さん主催のDULL-COLO
RED POP所属の百花亜希さん、僕、遠野あすかさん、、
そして















青年座・大家仁志さん。

その、大家仁志さんが先日、ご病気の為、お亡くなりになりました。

病気だと分かりつつも今年の1月の舞台に出演されておりました。

…少し前の話になりますが。
ある日、大家さんの青年座の公演を観に行った日に公演後一緒に飲みに行かせてもらったんですが、その時に酔っ払った僕は大家さんに「僕には4人の尊敬する俳優がいます。しかし今日、もう1人増えました。
…それは大家仁志さんという役者です。」

いくら酔っ払ったとは言え、大先輩に対して生意気な発言。今となって反省しております。


しかし大家さんは

「え!?俺をその1人に入れてくれるの!?…嬉しいなぁーー!!いやぁ、本当に嬉しい!じゃあもっと頑張らないといけないじゃない!勘弁してくれよ!でもね、うん、嬉しい。」
続けて「匠馬、お前も、袖でずーーっと、頭抱えて(役として出たくもない状況でうんうん唸って)るのを見てて、良いなぁと思ったよ。こいつもまた不器用で馬鹿正直だなって。でもね、嫌いじゃないよ。それは大事な事だよ。」
と。

僕は更にこの人のことが好きになりました。

プルーフの稽古中、帰り道の道中や、飲み会での話をずっと聞いてて「この人、本当凄いなぁー」とずっと思っていましたし、勿論尊敬もしてましたが、作品が終わって久しぶりに会っても相変わらずその信条を変えずにずっと"大家さん"でいらして、、役者って、"人"そのものなんだと感じました。

時に大先輩、時に親戚のおじさん?、時に友達、のようなその都度コロコロと表情を変える大家さんを見ていて、毎度不思議に感じました。
故に目が追う魅力的な人間だということも。


先日、葬儀でお顔を拝見させて頂きました。



…不思議ですね、これまで話をしていて、やっぱり…信じられない。

脳裏に大家さんが、あの声で、あの表情で、あのお決まりの発言が蘇ってきてしまう。

プルーフで共演した遠野あすかさんが沈黙の中、こう言いました。

また、その辺りで飲んでそうじゃない?

って。
一同それに笑う。

本当、それが想像出来る。

僕が、それが本当なら、前代未聞の役者ですね!

と、、


もう。二度と会えないからこそそんな話をしたのかなと思う一方で、大家さんが歩んだ人生の断片を共有させて頂いたことを心から感謝をしたいと思います。

本当に、ありがとうございました…!!!

ご冥福をお祈りいたします。



以上、乱筆乱文、そして深夜にも関わらず大変失礼致しました。

山本匠馬

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